リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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第27話

   一真 side

 

 遊園地から戻ってきた俺達はフェイトとエリオと一旦別れ家へと戻る

 

 「俺は夕飯の準備をするから桜、風呂の準備を頼む」

 

 「はーい」

 

 「お兄ちゃん、レンは?」

 

 「じゃあ、レンは夕飯づくりの手伝いをしてくれ」

 

 「うん」

 

 俺はレンを連れて台所に来ると冷蔵庫を開けて材料を確認する

 

 「お兄ちゃん、夕飯何にするの?」

 

 「そうだな~~~ここは無難にカレーかな?材料もあるしな。レンはジャガイモとニンジンの皮を剥いてくれ。玉ねぎと肉は俺がやる」

 

 「は~~い」

 

 レンはジャガイモとニンジンを俺から受け取ると皮を剥き始めた。俺はグルメアイランドで捕ってきた牛豚鳥のばら肉を取り出し、まな板の上に乗せ包丁を軽く振り下ろすと肉は一口サイズへと切られていた

 

 『相変わらずの神速の一振りだな』

 

 「・・・自分でもそう思う」

 

 俺はゼオンにそう答え玉ねぎの皮を剥き、肉と同じよう一振りで全て切り、レンが切ったジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを炒め始めた

 

 「お兄ちゃん、フェイトさんとエリオ君が来たよ」

 

 桜がフェイトとエリオを連れてリビングに入ってくる

 

 「ん?フェイト、手に持ってるバッグは何だ?」

 

 俺が聞くと

 

 「これ?エリオの着替えと私の着替えだよ」

 

 「着替えって・・・お前も泊まるのか?」

 

 「うん、ダメかな?」

 

 「ダメって、リンディさんはなんて言ってたんだ?」

 

 俺が聞くと

 

 「母さんなら『一真君家にお泊り?いいわよ行ってきなさい』って言ってたよ」

 

 「・・・・まぁいい。桜、フェイトはお前とレンの部屋で寝かせるが構わないか?」

 

 「うんいいよ」

 

 「そう言えば、結衣と簪は?」

 

 フェイトがリビングを見回し、結衣と簪がいないことに気が付いた

 

 「あの2人は実家に戻ってる。桜、風呂はたまったのか?」

 

 「うん」

 

 「じゃあ、先に入れ」

 

 「レンちゃん行こう」

 

 「ええ」

 

 「フェイト、お前も一緒に入れ」

 

 「うん。じゃあ、エリオ行こうか」

 

 「い、いえ。僕は後で入ります」

 

 「そう?折角久しぶりに一緒に入りたかったんだけどな~~」

 

 少し残念そうにしながらフェイトは風呂場へと向かった

 

 「~~~♪♪」

 

 俺は鼻歌を歌いながら、サラダを作りエリオはテレビを見ている

 

 「あ、あの一真さん」

 

 すると、エリオが俺に話しかけてくる

 

 「どうした?」

 

 「一真さんはどうしてあんなに強いんですか?」

 

 「強いって、俺の戦ってるところ見たことないだろう?」

 

 「そ、そのフェイトさんに一真さんの嘱託魔導師試験の模擬戦の録画と話を聞いて」

 

 「(おいおい。そんな大事な物勝手に見せていいのかよ)」

 

 俺は内心でフェイトに少し呆れた

 

 「どうして俺が強いかって、やっぱり日々の鍛練を怠っていないからと・・・・覚悟かもしれないな」

 

 「覚悟・・ですか?」

 

 「ああ、覚悟って言うのは時に何物にも勝る力になるんだ」

 

 「一真さんの覚悟って何なんですか?」

 

 エリオが俺に聞いてくる

 

 「皆と同じ時を生き、その時間を守ること。その為なら俺は神だろうと魔王だろうと戦う。それが俺の覚悟かな」

 

 「・・・僕も一真さんみたいに強くなれるでしょうか?」

 

 「それはエリオ次第だ。エリオが何のために戦うか、力を得て何をしたいのか。それはエリオ自身が決めることだ」

 

 「僕自身で決めること」

 

 「そうだ。それとこれは俺からのアドバイスだ。強くなるためには己の弱さを知ることだ」

 

 「弱さですか?」

 

 「ああ、弱さを知れば人は優しくも強くもなれる。まぁ、今のエリオには解らないかも知れないけど、いつか解る時がくる」

 

 そう言いエリオの頭を撫でた

 

 「お兄ちゃん上がったよ~~」

 

 「おう」

 

 桜の声が聞こえたので俺はエリオと一緒に風呂に入り、一日の疲れた体を休める。そして、俺が上がってから数分後、カレーが出来たのでテーブルに着き夕飯を食べ始めた

 

 「ははは、結構作ったつもりだったんだが殆ど無くなっちまったぜ」

 

 桜とレンはエリオと一緒にボードゲームをやっており、フェイトは俺と一緒に後かたず家をしている

 

 「悪いなフェイト手伝わせちまって」

 

 「ううん、泊まるんだもんこれぐらいはするよ。それと、今日はありがとう」

 

 「何がだ?」

 

 「私に付き合ってくれたことだよ。私一人だったらどうしていいか解らなかったし。それに、あんなに楽しそうに笑うエリオ、初めて見たよ」

 

 フェイトは笑っているエリオを見てそう言う

 

 「・・・エリオはね私と同じクローンなんだ。そしてそのことが管理局にばれて研究施設に預けられていたのを私が保護責任者になることで引き取ったんだ」

 

 「・・・・そうか」

 

 俺は楽しそうに笑っているエリオを見る

 

 「保護責任者になったけど私自身あまり時間が取れなくてね。こういう連休じゃないと一緒に居られないんだ」

 

 「・・・なら、一緒に住めばいいんじゃないか?」

 

 「でも・・・・」

 

 「何も遊んでやることだけが役目じゃない。一緒に暮らして、会話をする。それだけでも違ってくるぜ?」

 

 「一緒に暮らすことで」

 

 「そうだ。まぁ、そんな考え方もあるんだってことを覚えておいて損は無いぞ」

 

 フェイトにそう言い、俺は洗い物の続きを行った。時間も時間だったのでエリオを部屋に連れて行き少し話をした後寝た。それから後日、フェイトはエリオと一緒に住むことを決めたらしく、ハラオウン家はいっそうにぎやかになったとさ

 

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