リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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後半は少しごちゃごちゃです。


第32話

  

 

 

   一真 side

 

 

 

 「これで、HRは終わりだ。全員、中学最後の夏休みを楽しむように」

 

 「「「「しゃぁあああああああ」」」

 

 轟先生が言った言葉を聞くとクラスの男子(俺と隼人以外)は雄たけびを上げた。何と言っても明日から夏休みが始まるからテンションMAXなのは解るが五月蠅すぎだ

 

 「ったく、着いて行けないなこのテンションには」

 

 俺はため息を吐いた

 

 「それと、夏休み後のHRで全員の進路を聞くから決めておくように、漠然でも構わないからな」

 

 先生はそう言いクラスから出て行った

 

 「進路・・か。高校に行くのは決定してるけど何処がいいかねぇ」

 

 高校の事で悩んでいると

 

 「一真君、これから皆でお茶をするんだけど一真君もどうかな」

 

 なのはが声をかけてきた

 

 「そうだな・・・俺も参加させて貰うわ」

 

 そう言うと

 

 「クソ!!何で如月だけが誘われるんだ!!」

 

 「顔か!?やっぱり顔なのか!?」

 

 クラスの男子が血の涙を流していた

 

 

 「皆は夏休みの間どうするの?」

 

 翠屋に来た俺達はいつもと同じ場所に座りお茶をしていると、なのはが聞いてきた

 

 「私は簪ちゃんと一緒に数日間、実家に帰るわ」

 

 「私は執務官の仕事かな。それと進路について考えようと思ってるだ」

 

 「私もフェイトちゃんと同じやな。正し私の場合は部隊を作るための活動やけどな」

 

 「俺は休暇を取っているからゆっくりする、それと鍛錬だな」

 

 「私は進路については決まっているから。夏休みを楽しむつもりよ」

 

 「私もかな。進路も決まってるから魔法を練習しようと思ってるよ。そう言うなのはちゃんは?」

 

 「私もフェイトちゃんやはやてちゃんと同じかな。一真君はどうするの?」

 

 「別にこれといった予定は無いな」

 

 「そう言えば気になっとったんやけど。一真君のお義父さん(誤字に非ず)達って、何の仕事をやっとるんや?」

 

 「父さん達の仕事?俺の父さんはSPさ。そんで母さんはその補佐。父さんは俺の目標でもあるからな」

 

 「そんなに強いの一真のお義父さん(此方も誤字に非ず)?」

 

 フェイトが聞くと

 

 「強いってもんじゃないわよ叔父様は。かなり昔だけど突っ込んできた大型トラックを片手で止めたのよ」

 

 「「「「えぇええ!?」」」」

 

 「・・・俺の父さんは拳法の達人でな、裏では『閃光』と呼ばれているんだ。闘気の扱い方も(一応)父さんから教わったんだ」

 

 「じゃあ、一真君も・・・」

 

 「ああ、一通りの基礎は習ってる。まぁ、剣術が主体だから滅多に近接格闘はしないけどな。そう言えば気になってたんだが・・・恭也さん、なんかの武術を習ってるのか?」

 

 「剣術を習ってるけどどうして解ったの?」

 

 「いや、前会った時、かなり鋭い剣戟だったかよ、どれぐらい強いのか気になってな」

 

 「なら、手合わせをしてみるか?」

 

 声をかけられ振り返ると

 

 「お兄ちゃん」

 

 恭也さんが立っていた

 

 「いいんですか?」

 

 「ああ、俺も一度君と手合わせをしてみたくてな」

 

 「でも、場所が・・・」

 

 「あのね、一真君。私の家には道場があるんだ」

 

 「そう言う事だ。じゃあ行こうか」

 

 俺は立ち上がると恭也さんの後について行った

 

 

  一真 side end

 

 

 

 

  3人称 side

 

 

 

 

 

 「二人とも準備はいいかい?」

 

 「はい」

 

 「あぁ」

 

 道場に案内された一真は持っていたジャージに着替えると、木刀を一本借り、恭也と対峙している

 

 「小太刀二刀流ですか」

 

 「ああ、家に伝えられている流派でな。今は俺が師範代を務めている」

 

 「その歳で師範代って凄いですね」

 

 恭也が師範代と聞き、一真は驚いた

 

 「っと、言っても俺が教えているのは妹の美由紀だけだ。家は門下生を取らない、いや取れないからな」

 

 「(なんか事情がある見たいだな)」

 

 「さて、お喋りはここまでにしよう」

 

 一真に言うと恭也は小太刀を構える

 

 「(隙の無い構え。詠春さんクラスだな)そうですね。ここからは剣で語るとしますか」

 

 一真も同じく木刀を構え笑みをこぼす

 

 「それでは・・・・始め!!

 

 審判を務める士郎の合図を聞くと二人は同時に床を蹴り中央で獲物をぶつける。普通なら小太刀とはいえ二本の木刀を持つ恭也が有利なのだが、一真は巧みに木刀を振い、攻撃を防ぎつつ反撃していく

 

 

 「す、凄い」

 

 「恭ちゃんとまともに打ち合ってる」

 

 恭也の実力を知っているなのはと美由紀は恭也と互角、いやそれ以上で打ち合っている一真の実力に驚愕している

 

 「確か一真は魔力を封印してるんだよね?」

 

 試合前に一真が自身の魔力にリミッターを掛けた所をみ、無謀だと思ったフェイトだがその考えは大きく外れた

 

 「素の状態であの強さ・・・・ははは、隼人君が敵わんわけや」

 

 

 

 「せいっ!」

 

 恭也は突きを一真に放つ。一真は木刀を小太刀の側面に当て捌くとそのまま木刀を横に薙ぎ払う。恭也はその一撃をバックステップで躱すと少し跳躍し二本の小太刀を力一杯振り下ろした

 

 「ふぅ~~~~~らぁっ!!」

 

一真は腕に力を込め木刀を振い木刀ごと恭也を弾き飛ばすと、右回転しながら恭也へと踏み込み、鋭い一撃を放つ。恭也は小太刀をクロスさせ剣戟を防いだが、回転により威力の上がった一真の一撃の威力までは捌くことが出来ず、少し後ずさってしまう

 

 「やるな一真!ここまで血が滾ったのは久しぶりだ!!」

 

 「それはこっちのセリフですよ!魔法を使わず生身での戦いでここまで打ち合ったのは久しぶりですよ!」

 

 二人は笑みを浮かべながら打ち合っていく。勝敗は関係なく二人は純粋にこの打ち合いを楽しんでいた

 

 「もう少し楽しみたいがそろそろ終わらせてもらうぞ!神速!」

 

 恭也が一真達の目の前から忽然と消えた。恭也が消えた瞬間、一真は超直感で何かを感じ取り振り返ると同時に木刀を振うが、その木刀は空を斬り変わりに腹部に激痛が走った

 

 「っう!?」

 

 次々と体を襲う激痛に一真は表情を歪ませると一つの考えにいたった。恭也が目にも止まらない速さで動き自分を攻撃しているのだと。それに気づいた一真は集中力を極限まで上げ自身が会得した能力『オーバーロード』を発動させる。視界に入る全ての物がスローモーションに見える。その中で普通の速さで動いている恭也を見つけると一真は走りだし、なのは達の目の前から一真も姿も消えた

 

 「き、消えた!?」

 

 道場内に木刀同士がぶつかり合う音が響く

 

 「(神速中の俺の動きについて来るだと!?)」

 

 恭也もまた驚きを隠せないでいた

 

 「(ここだ!)」

 

 恭也の一瞬の隙を見逃さなかった一真は恭也に突っ込み、渾身の一撃を与えた

 

 「がぁっ!」

 

 その一撃を喰らった恭也は壁まで吹き飛び、それと同時に神速が解かれた

 

 「はぁ、はぁ」

 

 「・・・・・この勝負・・・一真君の勝利だ」

 

 動かない恭也に士郎が近寄り、恭也が気を失っていることを確認した士郎は一真の勝ちだと口にした

 

 「だぁ~~~~疲れた~~~」

 

 勝負が終わると一真は床に座り天井を見上げる。こうして夏休み前の一真と恭也の模擬戦は一真のぎりぎりの勝ちで幕を閉じた

 

 

    

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