リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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第34話

 

 

 

 

 

    3人称 side

 

 

 

 

 「ここに来るのは何年ぶりかしら?あの子達は元気でやっているか心配だわ」

 

 「あの二人なら大丈夫だと思うよ。だって、OOO君はしっかりしてるもん」

 

 海鳴市にある駅で二人の女性が話をしている

 

 「それにしてもここが海鳴市なんだね。・・・・思っていたよりもいい所だね♪」

 

 「そうでしょう?じゃあ、行きましょう。二人に会いに」

 

 「オッケ~~~」

 

 二人はある場所目掛けて歩き出した

 

 

 「・・・・・あっちぃ~~~」

 

 その頃一真は、自分のベッドでゴロゴロしていた。気温が高いせいか上に何も着ておらず、団扇を煽いでいる

 

 「何でこんな日に限ってエアコンが壊れるんだ?マジでついていないな」

 

 『それならエアコンを治せばいいじゃないのか?』

 

 「さっき見たんだけど、どこも壊れているところは無かった。多分、どこかの馬鹿が電柱に突っ込んだんじゃないか?」

 

 一真の考えは的を得ていた

 

 「・・・・・いっそのこと水風呂でも入るかな?」

 

 『それよりは別荘に行って、そこにあるプールで泳いだほうがいいんじゃないか?』

 

 「それもありだな。でもなぁ~~もうすぐ昼だし、桜達もそろそろ帰ってくるだろう。・・・・・昼飯食ってから別荘に行くか」

 

 『だが、停電中だから昼ごはんを作れないんじゃないのか?』

 

 「キャンプ用の小さいガスコンロがあるからそれを使って作る」

 

 そう言い、一真は物置部屋に入りコンロを探し始めた

 

 

 

 「ねぇ~~OOさん。まだ着かないの?Oさん暑くてどうにかなっちゃいそうだよ~~~」

 

 「もう少し我慢して。確かこの辺だと思うんだけど」

 

 その頃、海鳴市に来た二人の女性は地図を頼りにある場所を探していたが中々見つからないでいた

 

 「困ったわね~~」

 

 女性が困っていると

 

 「あの~~、どうかしましたか?」

 

 金髪の少女が声をかけた

 

 「え?実はね、ある家を探しているんだけど、見つからなくて」

 

 「家ですか?」

 

 「ええ。この辺りのはずなんだけど解るかしら?」

 

 女性が少女に地図を見せると

 

 「ここなら解ります。私の住んでいるマンションから近いですから案内しましょうか?」

 

 「本当?ありがとう。そう言えば、自己紹介がまだだったわね、私は如月京子よ。っで、私の隣にいるのが」

 

 「篠ノ乃束さんだよ~~♪よろしくね」

 

 「(この人の声、なのはに少し似てる)フェイト・T・ハラオウンです。よろしくお願いします」

 

 

 

 「さて、ここは無難に麺類で行くか」

 

 キャンプ用のコンロを見つけた一真は軽いチェックを済ませた後、昼飯を作ろうと動き出したとき、チャイムが鳴った

 

 「桜達・・・じゃないな。あいつらは家の鍵持ってるからな。・・・・宅配便か?」

 

 一真は玄関へと向かいドアを開けると

 

 「は~~い、どちら様です・・」

 

 「かっく~~ん!!」

 

 「むご!?」

 

 一真は何かに抱きしめられた

 

 「会いたかったよ~~かっく~~ん!」

 

 「むごごご!?」

 

 一真は向け出そうとしていたが、きつく抱きしめられているので抜け出せずにいた

 

 「束ちゃん。会えて嬉しいのは解るけど、そろそろ離してあげなさい。そうしないと、一真が窒息死しちゃうわよ」

 

 「おっと、それはだめだね」

 

 そう言い、束は一真を解放した

 

 「けほけほ、た、束さん!?それに、母さん!?」

 

 「やっほ~~~かっくん!おひさだね♪」

 

 「久しぶりね一真。元気そうで安心したわ」

 

 「・・・・・・っは!?ねぇ、一真?これはどういうこと?」

 

 二人を案内していたフェイトは黒いオーラを出しながら一真に聞いた

 

 「フェ、フェイト!?(何だこの状況は!?)」

 

 「あらあら」

 

 京子はそれを微笑ましく見ていた

 

 

 「取りあえず、二人との関係を教えるからそのオーラをしまってくれないか?」

 

 一真は京子、束、フェイトを家に上がらせて二人との関係を教えようとしていた

 

 「俺の隣に居るのは如月京子。俺の母さんだ」

 

 「ふふふ、改めてよろしくね、フェイトちゃん」

 

 「は、はい、よろしくお願いします」

 

 フェイトは京子が一真の母親だと解るとかしこまって挨拶をした

 

 「っで、俺の腕に抱き着いているのが篠ノ之束さん。ある物を発明した天災科学者だ」

 

 「よろしくね~~フェイトちゃん♪」

 

 「束さん、いい加減離してくれませんか?この炎天下のなか引っ付かれると、更に暑くなってしょうがないんですが」

 

 「う~~~、もう少しでかっくん分が補充できるからそれまで我慢してね~~」

 

 「かっくん分って何ですか?俺にそんな成分ないんですが」

 

 「今解っている成分が全てじゃないんだよかっくん♪」

 

 「はぁ~~~」

 

 一真は今の束に何を言っても無駄だと判断しため息を吐いた

 

 「それより母さん、来るなら来るって連絡入れてくれよ。そしたら迎えに行ったのに」

 

 「ふふふ、一真と桜を驚かせようと思ってね」

 

 「はぁ~~~。頭痛くなってきた」

 

 「だ、大丈夫、一真?」

 

 フェイトは心配そうな顔で一真に聞いた

 

 「ああ。取りあえず束さん、離れてください。昼飯の準備するんで」

 

 「むぅ~~~しょうがないな」

 

 束はしぶしぶと言った感じで一真から離れた

 

 「ついでだフェイト、お前も食べていけ」

 

 「いいの?」

 

 「ああ。5人前作るのも、8人前作るのも大して変わらないからな」

 

 そう言い、一真はベランダに出て、コンロの火をつけた

 

 「一真、何で台所で料理しないの?」

 

  京子が一真に聞くと

 

 「何か知らないけど、停電が起こっててね。台所の火は電気だから使えないんだよ」

 

 京子にそう言い一真は大きめの鍋をコンロに置き蓋をした。そして、台所に戻り薬味や作り置きしておいた鳥の空揚げをフライパンに乗せ別のコンロに乗せて温め始めた

 

 そして、暫くすると桜、結衣、簪が家に帰ってきて昼食となった

 

 「さてと、一真。別荘に行くわよ」

 

 「・・・何で?」

 

 「いいから」

 

 昼食を食べ終えた後、京子は一真に別荘に行くと言ってきた。理由が解らなかった一真だったが、取りあえず京子の言う通りに別荘へと向かう

 

 「っで、母さん。別荘に来てまで何をするんだ?」

 

 別荘に来た一真は前を歩いている京子に尋ねると

 

 「簡単に言えば試験ね」

 

 「試験?」

 

 「そうよ、それじゃあ、束ちゃんよろしく」

 

 「はいは~い。ポッチっとな」

 

 一真達と一緒に来ていた束はリモコンのようなものを取りだしボタンを押した、すると大量の小型ロボットが展開された

 

 「こいつは」

 

 「これは束さん特製のロボットだよ。それと、かっくんにはこれ」

 

 束は一真にアタッシュケースを手渡した

 

 「これは?」

 

 「開ければわかるよ」

 

 束に言われケースを開けるとそこには銃身に紋章が刻まれた紅い装飾銃が入っていた(見た目はブラック・キャットでトレインが使うハーディス)

 

 「それはかっくん専用の銃〈ハーディス〉だよ。かっくんが前に見せてくれたゼオン君の特徴を束さん風にしてみたのだ」

 

 「初めて持つけど、なんかしっくりくる」

 

 一真は銃を握り感触を確かめ始めた

 

 「試験の内容を教えるわね。その銃で束ちゃんの出したロボット全て撃ち抜きなさい。合格したらその銃を使ってもいいわ。でも、もし不合格だったら、次の試験までお預けよ」

 

 「・・・解った」

 

 いつになく真剣な表情をしている京子を見て一真はこれが最終試験なんだと直感的に感じ取り、目つきを変えた

 

 

 「・・・・久しぶりに見るわね一真のあんな顔」

 

 少し離れた場所で見ていた結衣は一真の表情を見てそう呟いた

 

 「うん」

 

 それが聞こえたのか簪も頷く

 

 「フェイトちゃん、よーーく見ておきなさい。私達が惚れた男の子の舞を」

 

 「え?う、うん」

 

 その場にいたフェイトは結衣に言われ頷くことしかできなかった。そして、画面に映る一真の顔を見て

 

 「(一真ってあんな顔もするんだ)」

 

 その表情に見惚れていた

 

 

 「準備はいいかな、かっくん?」

 

 「ええ、いつでもどうぞ」

 

 「それじゃあ、全機オープンコンバット!!」

 

 束の合図で大量のロボットが一真を囲うように動き出した

 

 「・・・甘い」

 

 一真は右手に持った銃で的確に標的を撃ち抜いて行く

 

 「っふ」

 

 死角から攻撃してきたロボットの攻撃を避けると、銃身に魔力を込めて殴り飛ばした

 

 「(そう言えばこの他にも形態があるって言ってたな)」

 

 一真はハーディスの説明を受けていた時のことを思い出すとロボットから大きく離れ、弾倉に装備しているカートリッジを2発使う

 

 「ハーディス、モード2だ」

 

 一真の命を受けたハーディスは形を変え長距離殲滅モードへと変えると、銃口に魔力を収束する

 

 「ハイペリオンスマッシャー・・・シュート!!」

 

 トリガーを引くと強力な砲撃が放たれ、残りのロボットを一瞬で壊した

 

 「・・・・・このモードはここぞというとき以外は使わない方がいいな。威力が半端ねぇ」

 

 余りの威力に一真は今のモードの封印を決めた

 

 「いや~~~、相変わらずかっくんは凄いねぇ~~」

 

 束は結衣達と一緒に画面越しで一真の銃戦を見ていた

 

 「所で君も魔導師なんだよね?」

 

 束はフェイトのほうを見て聞くと

 

 「は、はい」

 

 「ちょ~~と君のデバイスを見せてもらってもいいかな?」

 

 「え?構いませんけど、何をするんですか?」

 

 「異世界の技術を見てみたくてね~~。かっくんのとはまた違った構造をしてそうだし」

 

 フェイトのデバイスを受け取った束は早速調べ始めた

 

 「ほうほう、これはなかなか面白い構造だね。・・・ねぇ」

 

 「はい」

 

 「この子ちょ~~~と改造してもいいかな?」

 

 「え?」

 

 

 

 「これでラスト!!」

 

 一真は最後のターゲットを撃ち抜き試験は終了した

 

 「ふぃ~~~」

 

 「お疲れ様一真」

 

 「母さん、試験の結果は?」

 

 「勿論合格よ」

 

 「そいつは重畳」

 

 合格だと言われ、一真はほっとした

 

 「じゃあ、皆の所に行きましょうか」

 

 一真は京子と共に結衣達の所に戻ったが、ある人物がいないことに気が付いた

 

 「あれ?束さんは?」

 

 「え~~と、バルディッシュを改造するとか言って家に向かったよ」

 

 「何だと!?」

 

 その言葉を聞き、一真は驚いてしまった。天災によるBDの魔改造、果たしてBDの運命はいかに!

 

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