リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ 作:白の牙
一真 side
「なぁ、はやて」
「何や一真君?」
「俺はいつまで正座してなきゃいけないんだ?」
六課に戻った俺は着いた途端、なのは、フェイト、結衣に捕まりそのまま部隊長室まで連行され4人から説教を受けた。いや、現在も受けている
「大体、遅れるんやったら前もって連絡しておいて欲しいわ」
「いや、しようと思ったんだけどな・・・予想以上に書類が多くて・・・忘れちまった」
「「「「・・・・・・」」」」
「すいません!!」
4人の有無も言わせないプレッシャーを受けて俺はすかさず土下座して謝る
「まぁ、一真君は民間協力者やからなこの辺で許してあげるわ。ただし、罰として一週間、私らに料理を作ること。ええな」
「・・・はい」
「ほんなら、この話はこれでお終いや。改めて、機動六課にようこそ一真君」
さっきとは違った笑みで俺に言うはやて
「ああ、一年間よろしくな。はやて・・・いや、八神部隊長」
それにつられ、俺も笑みで返した
「っと、言うわけで・・・今日からお前らの訓練を見ることになったからよろしくな」
「いや、訳が解らねぇよ兄貴!?」
なのは達の説教が終わった俺はなのはと訓練場に赴き、フォワード陣に挨拶をした
「訳が解らないも何も、元からお前らの訓練は見る予定だったからな」
「マジで!?」
「本気と書いてマジだ」
一夏の問いに俺は笑って答える
「明日からビシビシと行くから覚悟しておけよ」
いい笑みで言うと、フォワード陣・・特にアサルトの4人は顔を真っ青にした
「取りあえず、お前らの今の実力を知りたいから模擬戦を行う。俺一人対フォワードメンバー全員だ。10分後に始めるから各自準備をしておくように」
フォワード達にそう言い俺は先にフィールドに向かった
一真 side end
3人称 side
「兄貴の訓練か・・・・・また、あの地獄を見ることになるんだな」
「・・・うん」
「そうね」
「そ~~だね~~」
一真との模擬戦前だというのにアサルト隊の4人は明日から行われる特訓を想像し冷や汗を流しまくっていた
「そんなにきついんですか?」
ティアナが聞くと
「きついのなんのって、あれはまさしく地獄だ」
一夏の発言に簪、鈴、本音の3人は頷く
「僕、一真さんに稽古をつけてもらったことがあるんですが・・・そんなに地獄じゃなかったですよ?」
エリオがそういうと
「そりゃあ、エリオがまだ子供だからだろうな。でも、今回は地獄を見るかもしれないぞ」
一夏がそういうと
「皆、そろそろ時間だから訓練場に入って。如月隊長が待ってるよ」
なのはに言われ、フォワード陣は訓練場に入って行った
「来たか」
BJを纏いビルの上に立っていた一真は一夏達が来たことに気づき振り返る
「さて、これから模擬戦を始めるが午後の訓練もあるからな制限時間を着ける。時間は30分の一本勝負、陸戦のみでの戦いだ。質問はあるか?」
一真がフォワード陣に聞くと、全員が首を横に振った
「よし・・・・なのは、合図を頼む」
「うん」
なのはは空に飛びあがり
「それじゃあ、レディー・・・・・ファイト!」
大声で合図を唱えた
「皆、散会!」
合図と同時に簪、ティアナが魔力弾を地面に数発撃ち込み目くらましを作った。そして、ティアナの合図で全員がビルから散った
「・・・・・・」
一真は腕を横に振るいその衝撃で煙を吹き飛ばした
『カズマ、誰から狙うんだ?』
ゼオンが尋ねると
「まずは指揮官から狙いたいところだが、あいつらもそれは考えてるんだろう。だから、まずは本音と簪から狙う。行くぞ、ゼオン」
『了解だ』
一真はビルからビルに飛び移りターゲットを探し始めた
「(皆、位置に着いた?)」
一真から離れたティアナは念話で全員に連絡を取った
「(私は着いたよ)」
「(僕とキャロ、フリードも位置に着きました)」
「(俺達も着いたぜ)」
一夏達はあらかじめ話し合っていた場所に移動し合図を待っていた
「(それじゃあ、一真さんが来るまで待機、来たところを一斉攻撃で行くわよ)」
「「「「「「「(了解)」」」」」」」
作戦を了承した他のメンバーは待機していると
「ほぇええええええ~~~!?」
「本音!?」
遠くから本音の悲鳴が聞こえた。近くにいた簪は様子を見に行こうとしたが
「これで二人目だ」
「え?きゃぁああああ!?」
一真の一閃で撃沈した
「(ティア!簪さんと本音さんが)」
「(解ってるわよ!皆、予定変更よ。周囲を警戒しつつ中央に集合よ、急いで!)」
「(・・・悪いなティアナ・・俺、行けそうにない)」
「(私も)」
一夏と鈴が念話でティアナに連絡を入れる
「(俺と鈴の目の前に兄貴がいるんだ。なるべく時間を稼ぐから他のメンバーと合流して体制を立て直してくれ)」
「(・・・解りました)」
「さて、勝てないまでも・・・せめて一撃は与えるぞ鈴!」
「ええ!!」
念話を終えた一夏と鈴はそれぞれも獲物を構えた
「っふ、どのくらい強くなったか確かめてやる・・・・来い!」
二人と対峙している一真は二人を挑発した
「うぉおおおおお!」
一夏は咆哮と共に一真に接近し剣を振り下ろした。一真はバックステップでそれを避けると
「はぁああああ!」
一夏の後ろにいた鈴がジャンプで一夏を超え、落下の勢いをプラスした一撃を繰り出してきた。一真は刀でそれを受け止めた後、振りぬき鈴を弾き飛ばすと、後を追うように跳躍し接近し
「はぁ!!」
刀を振り下ろした
「させるかー!!」
だがそれは、二人の間に入った一夏によって防がれた
「せい!」
一真は防がれたことに驚くことなく一夏に蹴りを喰らわせ、鈴とぶつけさせると
「ふん!」
刀を振り下ろし、ビルに撃ち落した
「がぁ!?」
「きゃぁ!?」
「どうした?こんなもんじゃないだろうお前らの力は?」
ビルに着地した一真は刀を肩に担ぐように構え、二人に問う
「あ、当たり前だ」
「本番はこれからです」
二人はふらつきながらも立ち上がり獲物を構える
「(鈴、ここは一気に行くぞ。次の一撃にすべてを掛ける)」
「(解ったわ)」
鈴は偃月刀に炎を灯らせ、回転させた。一夏は刀身に魔力を集中させた
「焔・・一閃!」
「白夜一閃!」
二人は同時に駆けだすと、一真に接近し剣と偃月刀を振るがそれは空を斬った
「「え!?」」
「魂のこもったいい一撃だったぜ」
二人は声のするほうに振り向くと、一真は一夏の剣の上に立っていた
「だけど、まだまだだな」
そして、瞬速の二閃で二人を倒した。その後、一真はスバル、ティアナ、エリオ、キャロを軽く捻り、六課最強の魔導師対フォワード陣の模擬戦は幕を閉じた