リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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第08話

 

   一真 side

 

 

 「それじゃあ、如月一真の地獄の特訓パート1を始めるぞ~~」

 

 「・・・兄貴、堂々と地獄って言わないでくれ。やる気がさらに失われる」

 

 俺が宣言すると一夏が弱弱しい声でツッコンでくる

 

 「何だそのやる気の無さは?お前だけメニューを倍にするぞ?」

 

 「・・・勘弁してくれ」

 

 一夏が涙を流しながら俺に言ってくる

 

 「なぁ、一真君?」

 

 「何だはやて?」

 

 一夏を弄っていると訓練着を着たはやてが俺に尋ねてきた

 

 「何で私らまで一真君の訓練を受けなあかんのや?」

 

 「そりゃあ、これからの戦いに必要だからに決まってるだろうが」

 

 「せやけど、私には部隊長としての仕事があるんやけど」

 

 「安心しろ、グリフィスに頼んどいたから」

 

 「・・・・ごめんなグリフィス君」

 

 はやては隊舎のほうを見て今現在、大量の書類仕事をしているであろうグリフィスに謝った

 

 「さて、訓練を始める前に全員これをつけろ」

 

 俺はリストバンドを人数分配った

 

 「兄貴、一体これに何の意味があるんだ?」

 

 不思議に思ったのか一夏が俺に聞いてきた

 

 「付ければわかる」

 

 俺がそう言うと、なのは達はリストバンドを腕に付けた。その途端

 

 「お、重い」

 

 「そ、それに魔力がうまく練れない」

 

 「一真、これは一体?」

 

 「束さん特製の魔力負荷+肉体負荷のバングルだ。重さは隊長陣が6キロ、フォワード陣が4キロ、エリオとキャロは2キロ、一夏は10キロだ」

 

 「何で俺だけそんなに重いんだよ!?」

 

 「お前は男だろう?ついでに言うと俺も付けてるぞ」

 

 俺は袖を捲り、バングルを全員に見せた

 

 「一真君は一体何キロなの?」

 

 「40キロ・・・大体人間一人分の重さだな。それに加え俺のは魔力負荷じゃなくて、魔力が一切練れない仕組みだ」

 

 なのはが聞いてきたので問いに答えると、女性陣は目を丸くし、一夏は口をあんぐりと開けた

 

 「それじゃあ、訓練の内容を言うぞ。今から行うのは・・・俺との鬼ごっこだ」

 

 『・・・・はい?』

 

 俺の言葉に全員がすっとんきょうな声を上げた

 

 「だから鬼ごっこだって言ってるだろう。だが、ただの鬼ごっこじゃないぞ、制限時間内に全員が捕まったらもう一回最初から行われる、つまり制限時間内に全員逃げ切らなきゃいけないわけだ」

 

 「つまり、逃げ切らない限り延々と一真との鬼ごっこが続くんだね」

 

 「そう言うことだ。・・・どうだ、地獄だろう?」

 

 にんまりとした顔でそう言う

 

 「ああ、それと空中に飛ぶのは無しだからな。解ったかなのは、はやて」

 

 「何で私達にしか言わないの?」

 

 「・・・俺が言わなきゃ空に逃げてただろう?」

 

 「・・・・反論できへん自分が憎い」

 

 「・・・うん」

 

 「それじゃあ始めるぞ。制限時間は30分・・・30分間逃げ切れば訓練は終了だ。俺は30秒後に動くからさっさと逃げな。そんじゃぁまぁ、スタート!」

 

 大声で叫ぶと、俺を除く全員が一斉に森に入って行った

 

 「28・・29・・・30。さて、一体何回続くかな~~?」

 

 俺はゆっくりと森に入り

 

 「さぁ、狩りの時間だ」

 

 狩りを開始した

 

 

   一真 side end

 

 

 

   はやて side

 

 「はぁ、はぁ・・・ここまでくれば安心やろ」

 

 私達は森に入るとばらばらになり、それぞれが安全だと思う場所へと向かった。それにしても、

 

 「このぐらいでバテるやなんて・・・体力が落ちたんかな~~?」

 

 私は木に寄りかかり息を整え始めた

 

 「そう言えば、このごろ事務仕事ばかりやったからな~~」

 

 私はここ半年の出来事を思いだし体力が落ちたことに納得した。普段なら仕事の合間に訓練をしとるんやけど、六課を設立するにあたって、色んな所に顔をだしとったからな~

 

 「はぁ~~、これは感を取り戻すのに時間がかかりそうやな~~」

 

 私が嘆いていると

 

 「なら、俺が今日一日でその感を取り戻してやるよ」

 

 上から聞きなれた声が聞こえ、恐る恐る顔を上げると

 

 「よぅ♪」

 

 木に乗っかり笑顔で私を見ている一真君の姿が目に入った

 

 「・・・・・」

 

 私はすぐに立ち上がり、一真君から逃げた

 

 「逃がさないぜ♪」

 

 後ろからそんな声が聞こえたが私はそれを無視して走る。今の一真君の目は獲物を狩るハンターの目をしとったからな!どのくらい距離が縮まったかを確認するために後ろを振り返ったがそこには一真君はいなかった

 

 「(どういうことや?私、走るのこんなに速かったんか?)」

 

 そんなことを考えていると

 

 「どこ見てるんだ、俺はここだぜ」

 

 「え?ってちょい待ち!?木から木に飛び移るんなんてありなんか!?」

 

 上から声が聞こえ上を見ると、一真君は壁を蹴るように木から木に飛び移っていた

 

 「有りだ」

 

 そして、追いつかれタッチされそうになったが

 

 「そう簡単に捕まってたまるかー!」

 

 私は緊急停止すると、しゃがみ込み一真君のタッチを免れると方向転換し別の場所に走った。それから、数分後、私を含む全員が捕まり鬼ごっこが再開された。因みに今日行った回数は10回。もう、動けへん

 




一真の設定を少しいじりましたので確認してください
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