リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ 作:白の牙
第01話
一真 side
俺がリリカルなのはの世界に転生して約5年。現在一真は散歩をしている
「転生してもう5年か。まさか、赤ん坊から再スタートとは思わなかったぜ」
散歩をしながら黒歴史を思い出す
「だめだ、思い出すだけで嫌な気分になってくる。・・・・忘れよう」
『しかし、そう簡単に忘れることができるのかカズマ?』
首にかけている指輪が俺に話しかけてきた
「忘れようと思えば、忘れられるさ『ゼオン』どこぞの方向音痴の3刀流のようにな」
俺はデバイスに『ゼオン・ロア』という名前を付けた
『そうか、なら俺が撮ったこの画像を寝ているカズマに毎日流して』
「それだけは勘弁してくれ!!」
もしゼオンが実体をもっていたなら俺は間違いなく土下座をしているだろう
『冗談だ』
「お前な~~~」
ゼオンの言葉に呆れていると
「うぉ!?」
「きゃぁ!?」
誰かが俺にぶつかってきた。咄嗟にその手を掴むと
「だ、大丈夫か?泣いてるようだけど」
ぶつかった相手は女の子で泣いていた
「だ、大丈夫なの。なのははいい子だから、こんな事じゃ泣かないの」
「いや、絶賛泣いている子が言っても説得力がないぞ?」
苦笑いでそう言い一俺はその子の目を見た。その眼には寂しさが入り混じっていた
「何があったが解らないが、言いたいことがあるんなら正直に言ったほうがいいと思うぞ?」
そう言うと
「でも、そんなこと言ったらなのははいらない子だって思われちゃう」
女の子がまた泣き出しそうになった
「待て待て!?泣くな!?うまく言えないけどよ。自分の気持ちをしっかりと言わないと解らないことだってあるんだぜ」
泣きそうになった女の子を宥め、言う
「自分の気持ちを正直に?」
「そうだ、ぶつかり合うことを恐れていたんじゃ分かり合えるものも分かり合えない。それが例え家族でもな。因みにこれは俺の父さんの言葉だけどな」
笑ってそう言うと
「じゃあ俺は行くぜ。まだ、散歩の途中だからよ」
「また会えるかな?」
「会えるさ。そうだこいつをやるよ」
俺は女の子に小さなペンダントを渡す
「これは?」
「お守りだ。何かあった時きっと守ってくれるはずだ。じゃあな」
女の子にそう言い散歩の続きを始めた。その途中ゼオンに今の子が主要人物の一人だと聞かされ暫くの間、思考が停止しちまった
それから、4年後
「ごめんな一真。俺の仕事のせいで各地を転々としてしまって」
俺の父さん、如月英が俺に謝った
「気にしないでくれ父さん。仲良くなった子と別れるのは残念だけど。いろんなところに行けるから俺はうれしいよ」
「そういって貰えてっほとしたわ」
俺の母さん、如月京子が安心した
「じゃあ、最後の散歩してくる」
「気を付けるのよ」
「うん」
母さんにそう言い、俺はこの町最後の散歩を始めた
町内をぐるりと回り。最後にいつも使っていた修練場の森に着くと
「きゃぁああああ!?」
「ん?」
空から金髪の女の子が落ちてきた
「おいおい!?」
俺は急いでその子の落下地点まで移動し、受け止めた
「あれ?痛くない?」
「それはそうだろう。俺が受け止めたんだから」
「え?」
女の子は痛みが無いことに気づき、声をかけられ始めて自分が誰かに受け止められたことに気が付いた。そして、茂みの中から巨大な狼が姿を現す
「っ!あなたは速く逃げて!ここは私が」
「あほ!」
「きゃん!?」
俺はあほなことを言った女の子に手刀(勿論手加減して)を落す
「怪我している子を置いて逃げ出すほど俺は落ちぶれちゃいねぇ」
「で、でも・・・」
「それに」
「GAAAAAAA」
俺と女の子が話している隙に巨大な狼が二人に襲い掛かってきたが
「俺・・・こう見えてなり強いんだぜ」
俺は自身より巨体な相手を腕一本で止めたのである
「嘘!?」
「ふん!!」
振り向くと同時に俺は魔力を込めた掌底を放ち、狼を弾き飛ばす
「はぁっ!!」
そして、瞬動で狼の上に移動すると気と魔力を込めた拳を打ちおろし、地面に叩き付けた
「これで終わりだ。バーナウ・ファー・ドラグ!来れ虚空の雷、薙ぎ払え!〈雷の斧〉!!」
斧を振り下ろすかのように雷を叩き付けた
「GAAAAAAAA!?」
雷の斧を喰らった狼は横に倒れそのまま意識を失った
「す、すごい」
女の子は俺の力に驚いていた。まぁ、そりゃあそうだな一般人だと思っていた子が今化け物を圧倒するところを見たんだからな。俺はポケットに入れていた携帯を取り出し時刻を見ると、そろそろ戻らないといけない時間だった
「悪いけどこいつの処理頼んでもいいか?俺、そろそろ行かないといけねぇからさ」
「え?う、うん」
気を失った狼の事を女の子に頼み、家に戻ろうとしたが
「ああそれと、何でそんなさびしい目をしてるか解らないけどよ・・・笑ったほうがかわいいと思うぞ俺は」
女の子にそう言い、ポケットに入れていた指輪を投げ渡した
「こ、これは?」
「お守りだ。見た感じ危なっかしいからな、持っておけ」
そう言い、今度こそ家へと向かった
『相変わらず馬鹿げた身体能力だなカズマ』
帰りの道中、首にかけていたゼオンが話しかけてきた
「何だ、今頃起きたのかゼオン?主人のピンチだったってのに呑気な奴だぜ」
『圧倒したくせによく言う。あの程度の相手なら俺がいなくても大丈夫だと思ったから手を出さなかっただけだ相棒』
「・・・・そう言う事にしといてやるよ一応な」
『それにしても不完全燃焼な顔だな』
「まぁな。もう少し骨のある奴だと思ったんだけどな~~・・まぁいい後で別荘で暴れるとするさ」
『そうか。所でさっき助けた女の子だが。この世界の主人物の一人だぞ』
「・・・・マジで?」
ゼオンの言ったことに俺は驚き、暫くの間立ち止まってしまった