リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ 作:白の牙
一真 side
「皆、集合~~~」
なのはと束さんの模擬戦から数週間後、すずかも加えたFW達はなのはに呼ばれ集合した。最初こそ訓練について行けなかったすずかだが、元々身体能力が高かったため直ぐに訓練に慣れ、FW達が地面に座っているのに対し、いい汗を掻いたといった表情をしていた
「今日の朝練はこれでお終い。それと、何気に今日の模擬戦が第二段階の見極めテストだったんだけど・・・どうでした?」
なのはは後ろに立っているフェイトとヴィータに尋ねると
「合格」
フェイトが笑顔で言う
「「はや!?」」
その答えにスバルとティアナは口をそろえて驚く
「ま、こんだけみっちりやってて問題があるようなら大変だってこった。なぁ、一真?」
「だな」
ヴィータが聞いてきたのでそれを肯定する
「私もみんな良い線いってると思うし、じゃ、これにて2段階終了」
すずか以外の全員が喜び始めた
「デバイスリミッターも1段解除するから、スバル、ティアナ、エリオ、キャロの四人は後でシャーリーの所に行って来てね」
「明日からはセカンドモードを基本にして訓練すっからな。それと、一夏達は一真と結衣が直々に相手をするみたいだから覚悟しておくんだぞ」
ヴィータの発言に4人は顔を青くさせた
「明日からですか?」
ヴィータの言葉が気になったキャロが復唱すると
「あぁ、訓練再開は明日からだ」
「今日は私達も隊舎で待機する予定だし」
「みんな、入隊日からずーっと訓練漬けだったしね」
「今日は一日休みだ。街にでも行って、思う存分遊んで来い」
ヴィータ、フェイト、なのは、俺の順にそう言う
「うん。皆、今日まで頑張ってきたからね、今日の訓練はこれでお終い。町にでも行って羽を伸ばしてくるといいよ」
『はい!』
なのはの言葉に元気よく返事をし、今日の早朝訓練は終わった
「やっぱ、朝飯はご飯、納豆、みそ汁に限るな」
シャワーで汗を流し終えた俺は食堂で朝食をとっている
「っで、何で俺の膝に座って朝食をとってるんだレン?」
「駄目?」
「嫌、駄目じゃねぇけどよ喰いにくくて困るんだが」
「レンは問題ないけどね」
そう言いながら俺の膝の上で朝食をとり続けるレン。俺は何を行っても無駄だと悟り、朝食を続ける。そんな時
『…当日は、首都防衛隊の代表レジアス・ゲイズ中将による管理局の防衛思想に関しての表明も行われました』
テレビにいかついおっさんが映った
『魔法と技術の進歩と進化。素晴らしいモノではあるがしかし!それが故に我々を…』
「誰だこのおっさん?」
俺がぼやくと
「そう言えば一真君は知らへんな。今、テレビに映ってる人はレジアス・ゲイズ中将、地上本部の事実上のトップや」
「へ~~~・・・このおっさんがね~~」
「興味無さそうね一真」
「まぁな。結衣もそうだろう?」
「ええ」
結衣の質問に肯定しテレビを見ながら朝食をとり続ける
「それにしても、このおっさんはまだこんな事言ってんのな」
「レジアス中将は古くから武闘派だからな」
興味が無いので食事を続けていると
「一真、私と一緒に街に行かない?」
結衣がそう言ってきた
「街に行かないって俺達はここで待機だろうが」
「あら、それは六課の局員だけであって、民間協力者の私達には関係無い筈よ」
「っとか何とか言って、ただ端に遊びに行きたいだけなんだろう?」
「ばれた?」
結衣は扇子を何処からか取り出し広げるとそこには『あっぱれ』っと書かれていた
「何だ、一夏達もバイクで街に行くのか?」
はやての了承を得た俺と結衣、そしてすずかはバイクで街に行くことにし準備を終え隊舎から出ると、3台のバイクが止まっており、それぞれ一夏、鈴、ティアナが運転して街にと向かうようだ
「あれ?兄貴達はここで待機じゃないのか?」
俺に気づいた一夏が声をかけてくる
「結衣がはやてを説得してな・・・俺、結衣、すずかの3人も休暇を貰ったのさ」
「いや~~~はやてちゃんを納得させるのに苦労したわ~~」
「結衣ちゃん、お疲れ様」
すずかが結衣の苦労を労う。俺はポケットからカードを取り出し投げるとバイクに変わった。そして、バイクに装備されている端末を操作してサイドカーを取り付けた
「っで、誰がサイドカーに乗るんだ?」
結衣とすずかに聞くと
「結衣ちゃん」
「ええ」
二人は互いを見据える
「一回勝負、恨みっこなしよ」
「うん。じゃあ、尋常に・・」
~それから数分後~
「~~~♪」
サイドカーに結衣が乗り、すずかは俺の抱きつくように後ろに座っている。柔らかく、大きな双丘が背中に当たっており、理性を押させえるのに大変だ
「あの時、チョキを出してさえいれば」
「まだ言ってるのか、恨みっこなしなんだろう?」
二人は俺の後ろをかけてじゃんけんをし、すずかが見事に勝った
「それにしても」
後ろを向くと、最初こそ追いついていた一夏達だったが次第に距離を離され今ではかなりの距離がひらいていた。俺はスピードを少し落し一夏達が来るまで少し待った
「速すぎだっての兄貴」
追いついた一夏が俺に言ってくる
「このバイクかなり弄って強化してるからな。当然と言えば当然だ」
「いくらなんでもいじくりすぎだと思うんだけど」
一夏が呆れた口調でそう言う
「ミッドまで一緒に行くと言ったけど、お前らは何するつもりなんだ?」
「俺は本音、鈴、簪の荷物持ちらしい」
「・・・・頑張れ、それが男の運命だ。ティアナとスバルはどうするんだ?」
一夏にエールを送った後、スバルに聞くと
「まず、アイス屋さんに行った後ゲームセンターに行くつもりです」
運転しているティアナの変わりにスバルが答えた
「一真さん達は何をするんですか?」
「・・・・一夏と同じだ」
俺は遠くを見るような目でそう言った
「・・・結衣さん」
「何かしらスバル?」
「私とティアも一緒に行動してもいいですか?」
「ちょ、スバル!?」
スバルの発言に驚きティアナはアクセルを踏み外し、転倒しそうになったが何とか持ち直した
「ティア、今の結構危なかったよ!?」
「アンタがとんでもないこと言うからでしょう!?それに、すずかさんと結衣さんの迷惑になるに・・・」
「別にいいわよ。ね、すずか?」
「うん」
「ほら見なさい・・・って、いいんですか!?」
「うん、二人に似合う服を選んであげるよ」
「・・・・・・」
その会話を聞き、俺は更に時間が掛かり、荷物の量が増えることを悟った
「・・・・不幸だ」
一真 side end
3人称 side
「二人とも素材が良いからどんな服も似合うわね~~」
街に着いた一真達は一夏達と別れ、女性物の服を売っている洋服店に来ており、スバルとティアナは結衣とすずかの着せ替え人形となっていた。一真は店の外で待っているようだ
「あの~~~結衣さん、そろそろ決定したほうがいいと思うんですが」
ティアナは店員の目を気にしながら結衣に言う
「もう少しコーディネートしてあげたかったんだけど仕方ないわね。二人とも気に入った服を選んで頂戴、一緒に会計しておくから」
「え?でも、すずかさんと結衣さんは服を選んでないんじゃ・・・」
「私と結衣ちゃんはもう選んでるよ」
そう言い、結衣とすずかは二人に選んだ服を見せる
「い、いつの間に」
ティアナは二人の服を選ぶ速さに驚いていた
「結衣ちゃん、会計は私がしておくから後片付けお願い」
「了解」
すずかは結衣にそう言い、選んだ服を持って会計へと向かった
「さてと、実は私、二人に聞きたいことが有るのよね~」
「聞きたいことですか?」
「貴方達、一真の事・・・好きでしょう」
「「っ!?」」
結衣の言葉を聞いた途端、スバルとティアナは持っていた服を落としてしまった
「な、な、何言ってるんですか結衣さん!そ、そんな事あるわけないじゃないですか。ね、ねぇ、ティア?」
「そ、そうですよ。私達が一真さんの事す、好きだなんてねぇ?」
「顔を真っ赤にして言われても説得力が無いわよ」
顔を真っ赤にして言うスバルとティアナにそう言う結衣
「正直に言いなさい。好きだと言っても怒りはしないわ」
結衣が二人にそう言うと
「「・・・好き・・・です」」
少しの間を開けて二人はそう言った
「はぁ~~~、一真ったら一体どれだけの女の子を惚れさせる気なのかしら?」
結衣は一真に呆れている
「まぁいいわ。一真の好きな人も更に解ったことだし。貴方達も私達の連合に入れるわよ」
「れ、連合ですか?」
「そう。いろんな裏技を使ってミッドの結婚制度について調べたのよ。そしたら、ミッドは『一夫多妻制』が認められていたのよ」
ティアナの質問に答えた後、結衣は二人を連合に入れること(強制的に)決定した
「い、一夫多妻制って・・・そうなのティア?」
「私が知るわけないでしょう!」
その後、二人は結衣から連合についての規則等をすずかが戻って来るまで教えて貰い始めた
~店の外~
「これで終わりだ!必殺ファンクション!」
『アタックファンクション〈ビックバンスラッシュ〉』
結衣達が戻って来るまで暇なので俺はゲームをやって待っていた
「ふぅ~~~やっとランキング一位になれた。長かったな~~」
一真は持っていたP○vistaの電源を切り、ポケットにしまう
「それにしても相変わらず長いな~~」
暇を持て余すゲームもやり終えてしまい、どうしようか悩んでいると
『カズマ、通信が来たぞ。発信者はレンだ』
「レンから?繋いでくれ」
『解った』
『お兄ちゃん?』
「よぅ、レン。一体どうしたんだ?」
『今、どうしてるかな~~と思ったから連絡したの。っと、言っても結衣お姉ちゃんとすずかお姉ちゃんの買い物の付き合いで暇を持て余してるんでしょう?』
「・・・正解だ」
レンの的を得た発言を肯定してしまった
「そう言うお前達のほうはどうなんだ?エリオとキャロと一緒に行動してるんだろう?」
『ええ、エリオがシャーリーさんから貰った紙の通りに順調に回っているわ』
「貰った紙?因みに聞くが一体どんな内容なんだ?」
一真がレンに聞くと
『え~~と、まずは3人で街を回った後、公園に行って散歩する、その後書かれているレストランで食事を取った後また街を回るって書いてあるわ』
「(・・・それ思いっ切りデートの内容じゃねぇか!?)」
レンの話を聞き一真はシャーリーに呆れてしまった
「まぁいい。兎に角、楽しんで来いよ」
『ええ。じゃあ』
そう言い、レンは通信を切った
「一真~~」
それと同時に結衣達が店から出てきたのだが
「・・・・また一杯買ったな二人とも」
一真はその量に引きついた笑みを見せる
「いや~~~、良い服が一杯あったからつい・・ね」
「はぁ~~~~」
結衣の発言に一真はため息を吐く
「(取りあえず、大き目のコインロッカーを探す必要があるな)」
一真は4人の荷物を両手で持ち大きめのコインロッカーを探し始めた