リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

76 / 126
第27話

 

 

 

   3人称 side

 

 

 「何でこうなったんだ?」

 

 「うにゅ?」

 

 一真は膝の上に座っている女の子を見ながら呟く

 

 

 

 遡ること30分前、聖王教会が経営?している病院になのはとシグナムが行った。理由は一昨日保護した女の子の様子を見るためと、騎士カリムからの頼みで彼女を六課で保護するため。連れ帰ってきて全員が挨拶をし一真が挨拶をした後、『パパ?』と言い抱きついてきた

 

 「この歳で父親呼ばわりされるなんてな・・・・すんげぇ複雑な気分だ」

 

 一真が黄昏ている中、女性陣はというと

 

 

 「ではこれより第3回如月一真連合の会議を開きます」

 

 会議室に集まり、会議を開いていた

 

 「今日の内容は一真が保護した女の子、ヴィヴィオちゃんに父親と呼ばれたことと誰が一番目の母親かと言う事よ」

 

 如月一真連合の議長及び会長の結衣がそう言うと全員の表情ががらりと変わった

 

 「ここはやっぱりヴィヴィオをここに連れてきた私が最初の母親だね」

 

 「何言ってるのなのは?子供の接し方に慣れている私が最初の母親になるべきだよ」

 

 「何言うてんねお二人さん。ここは母性にありふれた私が一番や」

 

 「なのはちゃん達は仕事でいつも一緒にいれないでしょう?だったらいつも一緒に居られる私が最初の母親になるべきだと思うんだけど」

 

 お互いの意見をいい、どんどん険悪な雰囲気になっていく

 

 「なら全員でバトルロワイヤルをやって最後まで残った一人が最初の母親になるっていうのはどうかしら?」

 

 結衣がそう提案すると

 

 『それだ!!』

 

 残りのメンバーが声を揃えてそう叫んだ

 

 

 

 「それではこれより、保護した少女ヴィヴィオに『最初にママと呼ばれる人』の権利を賭けた如月一真連合の第一回バトルロワイヤルを始めます。実況はFWのメンバーの一人である私、鳳鈴音。解説は織斑一夏でお送りします。解説の一夏さん、この勝負どのような結果になると思いますか?」

 

 「そうですねぇ~~~・・・・風の噂では隊長陣達は、ある人物を脅・・・いえ、説得して限定解除をしたと聞きます。更に結衣さんと束さんの実力は解除した隊長陣と互角、普通に考えればこの5人の誰かになると思いますが、FWのスバルとティアナ、そしてすずかさんは兄貴からの指南を受けているのでどうなるか解りませんね~~」

 

 一夏はそれぞれ離れた位置で待機しているなのは達の映像を見ながら言う

 

 「全員の準備が整ったようなので。試合を開始したいと思います」

 

 鈴がそう言うと、カウントが表示された空中ディスプレイが展開され、カウントが0になると同時に全員が動き出した

 

 

 「うぅ~~~あの時はのりで賛同したけど、これってかなり拙いよね~~」

 

 スバルは建物の影に隠れながら慎重に行動している。何故なら相手は隊長陣、成長中とはいえ、いつも通りに行動すればすぐに倒されてしまう

 

 「こんな時にティアがいてくれればな~~」

 

 すると、空中から爆発音が聞こえてきた。スバルは恐る恐る空を見ると。空中でなのはVSフェイトVSはやてVS結衣VS束の戦闘が行われていた

 

 「・・・・」

 

 スバルが唖然としていると、一発の弾丸がスバルの頭にヒットした

 

 「あいた~~~!?」

 

 「結構魔力を込めて撃ったのに倒れないなんて、さらに頑丈さに磨きがかかったわねスバル」

 

 声のする方に振り向くと銃口をスバルに向けて立っているティアナが後ろにいた

 

 「スバル、あんたに二つの選択肢を上げるは。一つは私にこのまま撃たれて負ける。もう一つは降参して負けるか、どちらかを今すぐ選びなさい」

 

 魔力弾を直ぐに撃てる状態でティアナがスバルに問う

 

 「・・・どっちも嫌だよ!」

 

 そう言い、スバルはスピナーを回転させ地面を殴る。スピナーの回転も加わったことにより地面を殴った瞬間、衝撃波がおこりティアナを吹き飛ばす

 

 「そう言えばこうしてティアと戦うのって初めてな気がするな」

 

 「言われてみればそうね。一緒に訓練を受けてきたけど、模擬戦をしたことは皆無に等しかったわ」

 

 二人は獲物を構え直ぐにでも動ける体勢でいると、上空から50本の氷柱が降り注いできた

 

 「わわ、とっとっ」

 

 「うわ」

 

 二人は慌ててそれを避けていくが数発喰らってしまった

 

 「残念、うまくいくと思ったのにな~~」

 

 氷柱を二人に放ったすずかが地面に着地しダメージが余りないことに残念がる

 

 「すずかさんはアレに参加しないんですか?」

 

 ティアナは空中で戦っている5人を指さしながら聞く

 

 「空を飛べない私じゃまだアレには参加できないよ」

 

 そう言い、イクサカリバー銃形態を構える

 

 「それにあの5人を倒す秘策はあるけど、それを邪魔されるわけには行かないんだ。だから、まずは目の前にある障害を取り除かせてもらうよ」

 

 そう言い、すずかは魔力弾を二人に撃つ。そして

 

 「フォア・ゾ・クラティカ・ソクラティカ!氷の精霊30頭、集い来たりて敵を切りさけ〈魔法の射手・連弾氷の30矢〉!」

 

 撃ちながら詠唱を唱え、二人に鋭い氷柱を30本放つ。二人は反対方向に動き氷柱を避けるが、氷柱は二人を追うかのように曲がり追いかけてきた

 

 「追尾性能付きの矢!?」

 

 追いかけてきた氷柱に驚いたがティアナだが、すぐに思考を元に戻し魔力弾を的確に当て相殺した

 

 「リボルバーシュート!」

 

 スバルはリボルバーナックルのナックルスピナーを回転させて発生させた衝撃波を発射して氷柱を粉々にした

 

 「やっぱり基礎魔法で倒せるほど甘くは無いね」

 

 そう言い、すずかはイクサカリバーを剣形態にして接近戦の苦手なティアナに接近戦を仕掛けた

 

 「クロスミラージュ、モード2よ」

 

 『yes sir』

 

 ティアナは双銃をダガーに変え、交差するように構えすずかの一撃を防いだ

 

 「足元がお留守だよ」

 

 「きゃ!?」

 

 すずかは回し蹴りを繰り出しティアナを蹴り飛ばす

 

 「これで終わりよ。フォア・ゾ・クラティカ・ソクラティカ!・・・」

 

 『キャリバーショット』

 

 「おぉおおおおお!」

 

 すずかが詠唱を唱えている最中、ウィングロードですずかの真上に移動していたスバルが落下の勢いをプラスした蹴りをすずかに叩き込もうとしていた

 

 「風楯!」

 

 すずかは詠唱を辞め障壁を張ってスバルの蹴りを防いだ。スバルは着地すると直ぐにナックルスピナーを回転させる。そして、スピナーの回転で強化された拳をすずかに叩き込んだ

 

 「きゃあああああ!?」

 

 そして、すずかはそのままビルまで吹き飛びぶつかった

 

 「よし」

 

 スバルは今の一撃は確実に急所に入ったと思いガッツポーズをする。すると、オレンジ色のバインドで動きを封じられてしまった

 

 「油断大敵よスバル」

 

 「ティア!?」

 

 「少し眠っていなさい。ファントムブレイザー!」

 

 ティアナは動けないスバルに砲撃を放ち退場させようとする

 

 「ぐぬぬぬぬ・・・うりゃぁ!」

 

 スバルは持前に馬鹿力でティアナの張ったバインドを壊すと楯を使い砲撃を防ぐ

 

 「あのバインドを力づくで破るなんて・・・どんだけ馬鹿力なのよアンタは?」

 

 ティアナがスバルのパワーに呆れていると

 

 「・・・来たれ氷精、闇の精 闇を従え吹けよ常夜の氷雪〈闇の吹雪〉!」

 

 すると、すずかが衝突したビルから吹雪と暗闇が混ざった砲撃が放たれた

 

 「うひゃあああああ~~」

 

 「きゃぁあああ」

 

 二人はそれをもろに喰らってしまい、身体の一部が少し凍ってしまった

 

 「そんな、さっきの一撃は確実に入ったと思ったのに」

 

 「咄嗟に障壁を張らなかったらダウンしてたよ。それじゃあ、そろそろ終わりにさせてもらうよ〈凍てつく氷柩〉」

 

 すずかは巨大な氷の塊を作り二人を閉じ込めた

 

 「「・・・・・」」

 

 「この勝負が終わったらちゃんと出してあげるからね。それまではそこでおとなしくしててね」

 

 そう言い、すずかは空で戦っている5人を倒す準備を始めた

 

 

 「いや~~~白熱した戦いですね」

 

 鈴は映像を見ながらそう言う

 

 「すずかさんがあそこまで強かったなんて・・・驚きですよ」

 

 一夏はすずかの強さに驚いていた

 

 「すずかに魔法を教えたのは俺だからな~~あのくらい当然だ」

 

 「「え?」」

 

 鈴と一夏は自分以外の声が聞こえ振り返ると

 

 「つーか、仕事もしないで何をやってるんだお前ら?」

 

 ヴィヴィオを抱っこした一真が呆れた目で二人・・・いや、現在模擬戦をしている全員を見ていた

 

 「あ、兄貴!?」

 

 「か、一真さん!?どうしてここに?」

 

 「何か騒がしい音がするから様子を見に来たんだよ。本来ならもう少し早くこれたんだが、ヴィヴィオをあやすのに時間が掛かってな」

 

 一真はため息を吐くと、ヴィヴィオを地面に降ろす

 

 「ヴィヴィオ、お父さんはちょっとやらなきゃいけないことがあるからここで少し待っててくれないか?」

 

 目線をヴィヴィオと同じぐらいの高さまで低くして言うと

 

 「・・・うん」

 

 少し間が開いたがヴィヴィオは頷く。一真はそんなヴィヴィオの頭を優しく撫でると、訓練場へと向かった。そして数分後、訓練場に巨大な雷が降り注いだ。誰がやったのかは不明だ。そして、8人が同時にママと呼ばれ嬉しそうにしていたのは余談だ

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。