リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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第30話

 

 

 

 

  3人称 side

 

 

 「うにゅ~~~」

 

 目が覚めたヴィヴィオは起き上がると手で両目を擦り、隣を見るとそこには一緒に寝ていた一真は居なかった。ヴィヴィオはベットから降りると洗面場に行き顔を洗い、服を着替える。すると、タイミングよくはやてとすずかが部屋に入ってきた

 

 「はやてママ、すずかママおはよう」

 

 「おはようヴィヴィオ。っお、今日は一人でお着替えしたんやな偉いで~~」

 

 はやては朝の挨拶をした後、ヴィヴィオの頭を撫でる

 

 「おはようヴィヴィオ。今、リボンつけてあげるからね」

 

 ヴィヴィオに挨拶し終えるとすずかはヴィヴィオの髪にリボンを付けた

 

 「ほな、パパと他のママ達の所に行こか。そろそろ朝練も終わるころやしな」

 

 「うん」

 

 ヴィヴィオははやてとすずかに手を握られ一緒に訓練場に向かう。その道中

 

 「そう言えば、はやてちゃんは訓練に参加してないんだね」

 

 「参加したいんやけど書類仕事が多くてな~~参加出来ないんよ。そう言うすずかちゃんは参加しないんか?前は参加しとったやろ?」

 

 「一真君にヴィヴィオのお世話を頼まれちゃったからね♪」

 

 「・・・すずかちゃん、今日はやけに機嫌がええなぁ~~何かあるんか?」

 

 「だって、今日は一真君と一緒に寝られる日なんだよ」

 

 「そう言えばそうやったな~~。私の番はまだ先やからな~~」

 

 二人はそんな話をしながら訓練場へと向かっていく。こうしてヴィヴィオの一日が始まる

 

 

 「ヴィヴィオ、そんなに慌てて食べなくても食事は無くならないぞ?」

 

 一真は膝の上に座って朝食を食べているヴィヴィオにそう言う

 

 「ヴィヴィオ、こっち向いて」

 

 一真の近くに座っていたなのはが布巾でヴィヴィオの口に付いた汚れを落とす

 

 「ありがとうなのはママ」

 

 「それにしてもヴィヴィオは何時も一真の膝の上に座るね」

 

 「落ち着くからじゃないかしら?」

 

 一真の膝の上に座っているヴィヴィオを見ながらフェイトが呟くと結衣がそう答える

 

 「それにしても隊長5人がヴィヴィオのお父さんとお母さんか~~~」

 

 「何言ってるのよスバル、私とあんたも一応母親なのよ」

 

 「そうだけど、一真さんがお父さんでなのはさん、フェイト隊長、八神部隊長、結衣隊長、すずかさん、束さんがお母さんでしょう?もし、誰かがヴィヴィオを誘拐したら、その誘拐犯どうなるんだろう?」

 

 「・・・・・確実に再起不能になるな」

 

 一夏はスバルの話を聞き、少し考えた後そう言った

 

 「カズ兄ならそれに加え幻術で相手の精神を破壊するわ絶対に」

 

 鈴がそう言うと、一夏、簪、本音の3人は頷く

 

 「それは流石に無いと思いますけど」

 

 「いや、兄貴は敵だと判断したやからには手加減なしだからな。それぐらいは確実にやるぞ」

 

 「だいぶ前に私とお姉ちゃんが誘拐されたとき、一真兄さんは誘拐犯全員を倒した後、全員の関節を外したよ。あのとき、一瞬一真兄さんの方が悪人に見えたもん」

 

 簪は一真に聞こえない程度の声量で全員に言った

 

 「あの時から私は一真兄さんを本気で怒らせないようにするって決めた。もし、本気で怒らせたら・・・・想像しただけで怖い」

 

 簪は本気で怒った一真を想像した為、身体を震わせた

 

 『(・・・どれだけ怖いんだろう?)』

 

 簪以外の全員はヴィヴィオを膝に乗せ食事を取っている一真を見てそう思った

 

 

 

 朝食をとり終えた六課のメンバーはデスクワークをしており、民間協力者である一真、一夏、鈴は庭で基礎訓練を行っており、結衣、虚、簪、本音は実家から送られてきた書類に目を通していた。ヴィヴィオはというとすずかと一緒に束の研究室へと向かっていた

 

 「失礼します」

 

 「束ママ~~」

 

 「ヴィヴィオちゃ~~~ん!!」

 

 研究室である物を作っていた束はヴィヴィオの声を聴いた途端、椅子から跳び上がりヴィヴィオに抱きつくと頬擦りする

 

 「束ママ、苦しい」

 

 「おっとごめんね~~」

 

 強く抱きしめたせいかヴィヴィオが苦しんでいたので束は抱きつく力を弱めた

 

 「束さん、一体何を作っていたんですか?」

 

 すずかが束に尋ねる

 

 「複合式の楯を作っていたんだよ~~」

 

 「楯ですか?」

 

 「うん。普段は楯なんだけど楯に付けたバレルを展開することで楯から砲撃を撃つことが出来るまさに攻防一体の楯なのだ」

 

 束は試作型の楯をすずかに見せる

 

 「それで、今からこれのテストをするんだ」

 

 「テストですか?誰がやるんですか?」

 

 「もうすぐ来るはずなんだけどね~~」

 

 束が時計を見て言うと、ドアが開き

 

 「失礼します」

 

 「なのはママ~~」

 

 なのはが入ってきた

 

 「待ってたよ~~なのはちゃん。じゃあ、早速テストと行こうか」

 

 「はい。でも、どうやってこれを持っていくんですか?」

 

 なのはは束に聞くと

 

 「そこは問題ないよ。ちょっと、レイジングハートを貸してもらえるかな?」

 

 束にそう言われ、なのははRHを渡す。RHを受け取ると束は機械の台座に置くともの凄い速さでキーを押しデータを入力していく

 

 「これでお終いっと。それじゃ、RHちゃんアレを収納してくれる?」

 

 『解りました』

 

 束は楯を指さして言うと、楯は量子化しRHに収納された

 

 「これで、なのはちゃんの意志で今収納した楯を自由に出せるよ」

 

 束はRHをなのはに渡してそう言う

 

 「それじゃあ行こうか」

 

 そう言い、束は研究室を出て訓練場へと向かった。興味があったヴィヴィオはすずかと一緒にテストを見ており、なのはが何かを行うたびにはしゃいでいた。午後は仕事が終わった結衣と共に一緒に遊び、一息つくために来たなのは、フェイト、はやて、スバル、ティアナも加え沢山遊んだ。そして、夜になり

 

 「すぅ、すぅ・・・」

 

 「もう寝ちまったのか」

 

 一真は寝ているヴィヴィオの頭を優しく撫でながら呟く

 

 「今日はいっぱい遊んで疲れが溜まったんだね」

 

 寝着に着替えたすずかそう言う

 

 「そうか。じゃあ、後は頼んだぜ。これから個人訓練を付けてやらないといけないからな」

 

 すずかにそう言い、一真は立ち上がる

 

 「いつもこんな時間に教えてるの?」

 

 なのは達に話を聞いていたすずかは一真にそう尋ねる

 

 「ああ、何でもあの二人に気づかれたくないんだと。遅くなるから先に寝てていいぞ」

 

 「うん、お休み一真君」

 

 「お休み」

 

 一真が部屋から出ていくとすずかは部屋の電気を消しベッドに潜る

 

 「おやすみヴィヴィオ。明日も今日みたいな一日になるといいね」

 

 そして、ヴィヴィオの頭を優しく撫でながらそう言い眠りについた

 

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