リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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第32話

 

 

 

    3人称 side

 

 

 「如月一真!いざ尋常に勝負!!」

 

 そう叫ぶとブシドーは一真に突っ込んで行く

 

 「っち、このくそ忙しい時に!」

 

 一真は刀状態のゼオンを扱うかの如く大剣を振い、ブシドーの二本の刀剣を捌いていく

 

 「大剣をまるで刀を使っているときと同じように扱うとは」

 

 「相棒のおかげさ。まぁ、サポートが無くても普通に振れるけど・・な!!」

 

 「ぬぅ!?」

 

 一真はゼオン上段に構え一気に振り下ろす、ブシドーは両手に持った刀剣を重ね防御するが、重量武器なため少し押され始める

 

 「らぁああああああ!!」

 

 一真はさらに力を込め強引に斬艦刀を振り下ろしブシドーを地上へと叩き落とした

 

 「何の!」

 

 ブシドーはすれすれの所で体勢を立て直し戦いの場に戻ってきた

 

 「凄まじい一撃だ」

 

 ブシドーは一真の一撃を受け震えている両手を見て言う

 

「その刀剣を砕くつもりで一撃を放ったんだが・・・随分と良い鋼を使っている見たいだな」

 

 「製作者から聞いたところミスリルという金属を使って作ったそうだ」

 

 「・・成程堅いわけだ」

 

 一真は柄の部分を肩に当て担ぐように大剣を構える

 

 「こっちも急いでるんでな最速で終わらさせて貰う!」

 

 そう言い、今度は逆に一真の方からブシドーに斬りかかって行った

 

 

 「早くみんなと合流しないと」

 

 他の場所を警備していたギンガは六課FWメンバーと合流すべく走っていた。主激してきたアヘッドを倒していたのか床にはアヘッドの残骸が多々あった

 

 「・・・それにしても自分でも驚くくらい強くなっちゃったわね。これも一真さんとの特訓のおかげかしら?」

 

 ギンガは一真との地獄の特訓光景を思い出し、顔を青ざめてしまった。どうやら軽いトラウマになっているようだ

 

 「おや、そこにいるのは戦闘機人タイプゼロファーストではありませんか」

 

 「!?」

 

 その言葉を聞き慌てて振り返るとそこにはアヘッドを数体引き連れたリヴァイバルの姿があった

 

 「もう片方のタイプゼロセカンドと一緒に居ると思ってましたが」

 

 「(この人私とスバルのことを知ってる!?)どうして私達のことを?」

 

 「何、戦闘機人のプロトタイプを作るときに私の上司も少しだけその計画に噛んでいましてね。当時のデータは消えていますが、何事も保険は大事と言う事ですよ」

 

 「当時の研究データをコピーしていたなんて」

 

 「さて、本来は貴方と貴方の妹をセットでいただく予定だったのですが。一人でもいいと言うことなので貴方を捕獲させてもらいます」

 

 「捕獲?」

 

 「戦力増強ですよ。強い魔導師は一人でも多くいた方がいいと言う事なのでね。行きなさい」

 

 リヴァイバルが手を上に掲げると、後ろに待機していたアヘッドがギンガを捕獲しようと動き出した

 

 「はぁ!」

 

 ギンガは慌てることなく襲いかかってきたアヘッドに正拳、蹴り撃ち込み、残りの一体に魔力で強化した貫手でアヘッドの装甲を貫いた

 

 「(事前に調べたデータよりも強くなっている。これは少し面倒ですね)」

 

 リヴァイバルはギンガの予想外の強さに驚いていた

 

 「ですが、所詮は接近型。近づかせなければいいだけの事」

 

 リヴァイバルは持っていたキャノン砲の砲身を展開させ集束砲を放つ。ギンガはウィングロードをうまく使い砲撃を避けながらリヴァイバルに近づき懐に入ると砲身を蹴りあげる

 

 「だけど、近づかれれば砲撃型は弱い」

 

 そして、リボルバーナックルを装備した左手で攻撃したが、避けられてしまった。リヴァイバルは服の袖から小さな棒を取り出すと棒の先端から魔力刃を形成しギンガの肩を突き刺した

 

 「っ!?」

 

 「まだ終わりではありませんよ」

 

 突き刺した魔力刃を抜くと砲身をギンガに向け零距離で砲撃を発射した

 

 「きゃああああああ!?」

 

 砲撃を受けたギンガは砲撃ごと壁まで吹き飛ばされた

 

 「少しやりすぎましたかね?」

 

 「うぅぅぅ」

 

 リヴァイバルは倒れておるギンガに近づき容態を見る

 

 「まぁこちらにも戦闘機人に関する情報はありますから基地に連れて行って治せば問題ないでしょう」

 

 ギンガを連れて行こうとした矢先、天井が崩れ落ちてき、誰かが二人の間に落ちてきた

 

 「ミ、ミスターブシドー!?何故あなたがここに」

 

 リヴァイバルが驚いていると

 

 「あ~~あ~~後で請求書が絶対来そうだな」

 

 大剣を肩に担いだ一真が降りてきた

 

 「か、一真、さん」

 

 「大丈夫かギンガ?って、おいおい重症じゃねぇか」

 

 大剣を地面に突き刺し傷の手当をしようとしたら

 

 「こ、来ないでください」

 

 ギンガが一真が来るのを拒んだ

 

 「来ないでくださいって。近づかなきゃ手当が出来ないだろ?」

 

 「大丈夫ですから」

 

 「大丈夫そうに見えないんだよ」

 

 そう言い、一真はギンガが抑えていた手をどかし肩の傷を治そうとしたら

 

 「こいつは」

 

 傷口から機械がショートしているのを目にした

 

 「驚いたかい如月一真。彼女と彼女の妹はスカリエッティが造った戦闘機人のプロトタイプ、普通の人間ではないのですよ」

 

 リヴァイバルの言葉を聞き一瞬だけ悲しそうな顔をするギンガ

 

 「だからなんだ?」

 

 「え?」

 

 一真の一言を聞きキョトンとするギンガ

 

 「ここにいるのはギンガ・ナカジマって言う一人の人間だ。戦闘機人?それがどうしたって言うんだ?大切なのは生まれじゃなく今をどうやって生きているかだ」

 

 「・・・・」

 

 その言葉を聞きギンガは自分でも知らないうちに涙を流していた。今でこそ普通にしているが最初の方は自分の生れについて気にしていたのだ

 

 「俺の仲間に手を出した報いその身を持って味わってもらうぜ」

 

 一真が呟くと場の雰囲気ががらりと変わった

 

 「(これは拙いですね)」

 

 リヴァイバルは場と一真の雰囲気が変わったことに冷や汗を流した。理由は今まで感じたことのない殺気が自分に向け発せられているからである

 

 「(ミスターブシドーは満身創痍、ヒリングは外で他の魔導師と戦闘。この状況どう切り抜けたら)」

 

 「考え事をしてるみてぇだが、そんな暇なくしてやるよ。雷刃閃!」

 

 一真は大剣を振い、いつもより巨大な雷の斬撃を飛ばした。リヴァイバルは砲撃を放ち斬撃を相殺しようと試みるが斬撃は砲撃を斬り裂きつつ飛んでいき、砲身を真っ二つにした

 

 「これで終わりだ」

 

 一真は瞬動でリヴァイバルとの距離を一気に縮めると、刀身に炎を宿し

 

 「爆炎剣!!」

 

 一気に振りおろしリヴァイバルをノックダウンさせた

 

 「・・・・ふん」

 

 気絶したリヴァイバルを無視して一真はゼオンを待機状態に戻しギンガに近づくと、抱き上げた

 

 「か、一真さん!?」

 

 「その怪我じゃ動けないだろう?じっとしてろ」

 

 ギンガにそう言うと、一真は壊してきた天井ではなく通路を通ってなのは達と合流すべく走り出した。余談だが、なのは達と合流した時、ギンガの体勢を見て羨ましそうな顔でギンガを見ていた3人がいたが、一真は取りあえず無視することにした

 

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