リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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第40話

 

 

   3人称 side

 

 

 「やっぱり如月一真が勝ったね」

 

 「ああ予想通りだ。更に彼の戦闘データもかなり取ることが出来た。ミスターブシドーに感謝しないとね。所でリヴァイバルの容態は?」

 

 「特に目立った怪我はしてないから大丈夫だと思うよ。半日休養を取れば大丈夫だって本人も言ってたよ」

 

 「そうかい。なら、リヴァイバルの傷が完治したら行動を起こすことにしよう。ヒリング、デヴァインとブリングにもそう伝えておいてくれるかい?」

 

 「了~~解」

 

 リボンズの命を聞きヒリングは二人に伝えに行く為、部屋から出て行った

 

 

 

 「レジアス中将、地上本部の様子はどうですか?」

 

 『あまり良いとは言えんの。儂と3提督で局員を落ち着かせるのがやっとじゃ』

 

 「そうですか」

 

 ブリッジではやてはレジアスとモニター越しで話をしていた

 

 『じゃが一番の問題は市民達じゃ。長い間、自分達を守ってきた管理局が手も足も出ずに敗れたからの』

 

 「それで上層部と評議会のメンバーは?」

 

 『・・・ほぼ全員の死亡が確認された』

 

 「・・全員・・ですか」

 

 『うむ。お主たちは引き続き海上で待機。直ぐにでも動ける体勢でいてくれ』

 

 「解りました」

 

 はやては通信を切り椅子に寄りかかりため息を吐く

 

 「良い状態じゃなかったみたいだな」

 

 「一真君・・・聞いとったんか今の話」

 

 「ああ、悪いとは思ったがな」

 

 一真は寄りかかっている壁から離れはやての傍に立つ

 

 「医務室にいるブシドーの監視しなくてええんか?」

 

 「デバイスは取り上げてるし、あの怪我じゃ暫くは動けないだろう。まぁ、俺みたいな規格外なら話は変わるけどな」

 

 「・・・それ自分で言ってて悲しくないんか?」

 

 「別に、バグキャラだってのは自覚してるからな」

 

 「自覚しとったんかいな」

 

 一真の言葉にはやては呆れてしまう

 

 「・・・なぁ、一真君」

 

 「どした?」

 

 「私ら勝てるかなこの戦いに。確かにこの部隊にはなのはちゃんやフェイトちゃん、結衣ちゃんを始めエース級の魔導師がおる。それに、まだ粗削りやけど有望な魔導師達もおるし滅多なことでは負けない自信はある。せやけど、相手は地上本部をいとも簡単に落としたんや。地上部隊との連携が取れない今、私らは勝てるんやろか?」

 

 はやてはいつになく弱気な表情で一真に言う。一真ははやての肩にそっと手を乗せる

 

 「正直言って勝てるかどうかは俺にも解らねぇ、何せゆりかごの力は未知数だからな。だけど勝たなきゃいけねぇヴィヴィオを助け出すためにも名。それにどんなに敵が強くても心が折れない限り負けじゃねぇ。俺はそう信じてる」

 

 「心が折れない限り」

 

 「そうだ、後は信じることだ。自分の力を、そして仲間のことをな」

 

 一真は笑ってはやてに言った

 

 「・・ありがとう一真君。おかげで少しやけど迷いが無くなったわ。さすがは私の旦那さんやな」

 

 一真のおかげで迷いが無くなったはやては何時もの笑みで答える

 

 「旦那って呼ぶなって言いたいところだが、いつかそうなっちまうんだからな言いかえせねぇ」

 

 「ふふふ、この戦いが終わったら式の予定も皆で決めなあかんな」

 

 先のことを考えながらはやてはどこか嬉しそうな表情で言う

 

 「未来に為にもこの戦いは絶対に勝つ!」

 

 そして、椅子から立ち上がり握り拳を作って自分を奮い立たせた

 

 「そう言うわけで一真君!特訓に付き合って貰うで」

 

 「何で俺が?」

 

 「別にええやんか。ほら行こか」

 

 はやては一真の手を握ると駆け足で別荘へと向かう

 

 

 

 「っで、どうなったら一対四の状況になるんだ?」

 

 別荘の中に入った一真は空でなのは、フェイト、はやて、結衣の4人と対峙していた

 

 「今の私達の力量を試すためには強い人と戦った方が解りやすいのよ」

 

 「それで俺に白羽の矢が立ったと?」

 

 「うん。ごめんね一真」

 

 フェイトが一真に謝る

 

 「別に謝らなくてもいい。そのかわり・・少し、本気で行くぜ」

 

 一真が表情を変えた途端、膨大な闘気が場を包み込む

 

 『・・・・・』

 

 一真から発せられる闘気に冷や汗を流しつつもなのは達はデバイスを構える

 

 「さすがだな、普通の奴等ならこれだけで戦意喪失するんだがな」

 

 一真は笑いつつ4人に言う。沈黙が漂う中、最初に動いたのは

 

 「アクセルシューター・・・シュート!!」

 

 なのはだった。瞬時に32個の魔力球を形成し一真へと放つ

 

 「魔法の射手・光の32矢!」

 

 一真はなのはの魔力球と同じだけの魔法の射手を放ち当て相殺させる。そして、それが模擬戦の合図となりフェイトと結衣が一真に斬りかかって行く。二人は一真に反撃の隙を与えまいと結衣は高速の突きをフェイトはヒット&ウェイで攻撃してくる。二人の攻撃を捌きながら隙を見つけ攻撃しようとする一真だが

 

 「バルムンク!」

 

 「アクセルシューター!」

 

 後方からなのはとはやての援護射撃により攻撃できないでいた

 

 「(こうなったら)斬空閃・百花繚乱!!」

 

 一真は刀を高速で振い無数の斬撃をなのは達に飛ばす

 

 4人はそれぞれ、楯で防ぐか高機動で躱していく。一真は瞬動で結衣の背後に移動する

 

 「(今の斬撃は私達に当てるためじゃなく、動きを止めるための囮!?)」

 

 一真の攻撃の意味が解った結衣は急いで一真との距離をとろうとしたが

 

 「斬岩剣!」

 

 それよりも早く一真の魔力と闘気を混ぜた剣戟(峰の)を喰らい海へと落とされた

 

 「結衣ちゃん!」

 

 「人の心配もいいが自分の心配もしとけ」

 

 結衣を落とした一真は瞬動でなのはに近づき、結衣と同じ一撃を与えた

 

 「「なのは(ちゃん)!!」」

 

 「だからまずは自分の心配をしとけっての」

 

 はやての目の前に移動した一真は刀を振りおろし攻撃したが、その一撃は空を斬った

 

 「あ、ありがとなフェイトちゃん。助かったわ」

 

 攻撃が当たる瞬間、瞬動ではやての傍に移動したフェイトがはやての手を掴み瞬動で一真との距離を取ったのだ

 

 「バルディッシュ」

 

 『Zanber from』

 

 フェイトはBDを大剣へと変えた

 

 「(はやて、時間を稼ぐから準備を)」

 

 「(OKや)」

 

 フェイトは念話ではやてと話し終えると一真へと斬りかかって行く

 

 「やっぱり、この形態だと少し不利だな」

 

 フェイトの一撃を刀で受け止めた一真は、左手に具現化した鞘でBDの魔力刃を攻撃し弾き飛ばすとフェイトを蹴り飛ばした

 

 「ゼオン!」

 

 『bastard sword foam』

 

 柄が伸び、鍔がスライドし巨大な実体剣へと変わった

 

 「うぉおおおお!!」

 

 空を蹴りフェイトとの距離を一瞬で詰める一真

 

 「バルディッシュ!」

 

 『load cartridge』

 

 フェイトは拙いと直観で悟ると2発のカートリッジを使う

 

 「大刀斬岩剣!!」

 

 「くぅ!?」

 

 一真の一撃を大剣で防いだフェイトだが、あまりの威力に吹き飛ばされてしまった。直ぐに体勢を整えBDを構え斬りかかろうとしたが、BDを見た途端、固まってしまった。何故なら

 

 「(カートリッジで刀身の強度を上げたのに罅を入れられてる)」

 

 刃として使っている魔力刃に罅が入っていたのだ

 

 「(フェイトちゃん、準備が整ったで)」

 

 「(解った。じゃあ、私が合図したらよろしく)」

 

 「(はいな)」

 

 念話を終えたフェイトは刀身の罅を直し再び一真に斬りかかる

 

 「はぁあああっ!!」

 

 「らぁああああっ!」

 

 一真とフェイトは大剣を振い、何度も刃を交差させる。そして何度目かの鍔迫り合いをしていると

 

 「(ここ!)」

 

 フェイトは左手の掌を一真に向け、

 

 「スマッシャー!!」

 

 近距離での高速砲撃を放ち、一真を吹き飛ばした

 

 「はやて!」

 

 「待っとったで!!」

 

 一真を吹き飛ばすと、フェイトは直ぐにその場から離れはるか上空にいるはやてに合図を送る

 

 「遠き地にて、闇に沈め『ディアボリック・エミッション』!」

 

 はやては杖を一真に向け先端に魔力球を形成し、それを一気に巨大化させ放った

 

 「俺の『千の雷』、『燃える天空』、『氷る世界』、『引き裂く大地』と同じ広域魔法か」

 

 一真は迫りくる魔力球を見て、どんな魔法なのかを分析すると、左手を前にかざし

 

 「なら、目には目を、歯には歯を、広域には広域を!バーナウ・ファー・ドラグ!契約に従い、我に従え炎の覇王!来れ、浄化の炎、燃え盛る大剣 ほとばしれよソドムを焼きし、火と硫黄、罪ありし者を死の塵に!『燃える天空』!!」

 

 超高温火炎を起こす広範囲焚焼殲滅魔法を放ち、はやての広域魔法とぶつけ相殺させた

 

 「んな!?」

 

 自身の魔法の中でも一、二位を争う魔法を相殺させられはやては口をあんぐりと開ける。そんな隙だらけのはやてに近づき攻撃しようとしたとき、一真の両手、両足に桜色、金色、水色のバインドが巻き付いてきた

 

 「コンビネーション2改・バスターシフト!」

 

 周りを見ると、海に落としたなのはと結衣、空に居るフェイトとはやてが一真を挟み込むような陣形を取っていた

 

 『シュート!!』

 

 なのははディバインバスター、フェイトはトライデントスマッシャー、はやてブリュナーク、結衣はハイドロプレッシャーを同時に放つ。例え、バインドを破られても四つの砲撃をいっぺんに防ぐことは出来ないと判断したなのは達は勝負は決まったと思っている

 

 「ゼオン」

 

 『ナイトモード』

 

 そして、四つの砲撃が一真にヒットし爆発した

 

 「やった?」

 

 なのはがそう呟く

 

 「解らない・・・けど、無傷じゃないと思う」

 

 なのはの傍に来たフェイトが言う

 

 「これで無傷やったら本気でへこんでまうわ」

 

 はやてはさっき放った魔法を相殺されてしまったことでかなり落ち込んでいる

 

 「って、嘘やろ」

 

 「あははは」

 

 爆煙が晴れると金色の光が一真を覆っていた

 

 「ゼオン、ナイトモード解除」

 

 一真がゼオンに指示を出すと金色の光は消えてなくなった

 

 「一真君、今のは一体何?」

 

 「今のか?今のは一夏達のデバイスに搭載している特殊モードと同じもんだ。俺が今、発動したのは『ナイトモード』、あらゆる攻撃から自身を守る鉄壁の防御モードだ。その防御はなのは、お前のスターライトブレイカーでも破ることは不可能だぜ」

 

 不敵な笑みで言う一真。大剣を構え、なのは達に攻めるかと思いきやゼオンを待機状態に戻した

 

 「このへんにしておこう。決着はまたの機会にしようぜ」

 

 「・・・そうね、元々、今の私達の力量を確かめるための模擬戦。今の力が解った以上、これ以上の模擬戦は無意味ね」

 

 結衣は一真の言葉に賛同し槍を待機状態に戻す

 

 「行こう、なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃん。残りの時間は一真と一緒にのんびりしてましょう」

 

 結衣の言葉に頷きなのは達は愛機を待機状態に戻す

 

 「それじゃあ、一真。今から4人の相手よろしくね」

 

 結衣が顔を少し赤くして言う

 

 「のんびりするんじゃなかったのかよ?」

 

 「勿論のんびりするわ。・・・の上でね」

 

 結衣の言葉に一真はため息を吐き、別荘にある自分の部屋に向かった。その後、4人の声が屋敷の中に響いたとさ

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