リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ   作:白の牙

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第49話

 

 

 

     3人称 side

 

 

 「リボンズ・アルマーク、お前の運命は俺が決める」

 

 『千の雷』を体に取り込み、荷電粒子の塊となった一真は笑みを浮かべ言う

 

 「例の強化形態か。だけど、今まで確認したことない姿だ」

 

 「当たり前だ。この姿には一回しかなったことがない。まぁ、強者がいなかったと言うのもあるがな」

 

 『聖王陛下、反応ロスト、システムダウン』

 

 「あぁ?」

 

 『艦内復旧のため、全ての魔力リンクをキャンセルします』

 

 「どうなってやがる?」

 

 「彼女がいなくなったことでこの艦は眠りに着こうとしてるのさ。これを見越して僕のデバイスにはこの現象を無効化させる装置を積んでいるから魔法が使えるんだが・・・なぜ君はいまだ魔法が使えるんだい?」

 

 「んなの決まってるんだろう気合だ!」

 

 リボンズに言うと一真は八相の構えを取り雷速でリボンズの死角に移動し攻撃するが防がれてしまう。背中にあるパーツを取り外し、遠隔操作で一真に攻撃してくるが攻撃される前にもう一度、死角に移動し攻撃する。それを数十回繰り返すと一真はリボンズと距離を取った

 

 「君には学習と言う言葉は無いのかい?」

 

 ワンパターンな攻撃に呆れるリボンズ。だが、一真はそれを無視して喋った

 

 「・・・・14回」

 

 「ん?」

 

 「俺がお前の死角に移動し攻撃した回数だ」

 

 「・・・何が言いたいんだい?」

 

 一真の言葉の意味が解らないのかリボンズは質問する

 

 「解らないか?今言った回数はお前が倒されたであろう回数だ。その強固な鎧が無ければ、俺に倒されてるんだよ」

 

 「っ!?」

 

 驚いているリボンズを無視して一真は再び斬りかかった。思考を戻したリボンズは一真を近づかせまいとビット兵器と大型ライフルの弾幕を張ったが、一真は雷の如き速さで弾幕の隙間を通り懐に入り

 

 「左腕解放『魔法の射手・光の1500矢』!!覇王衝波拳!!」

 

 解放した光の矢を拳に纏わせ殴った。その一撃は凄まじく殴った部分の鎧が粉々に砕け散った

 

 「がはっ!?」

 

 「自慢の鎧も今の一撃は防げなかったようだな。まぁ、当然と言えば当然だけどな」

 

 「・・・・どういう事だい?」

 

 地面に膝をついたリボンズが問いてきた

 

 「今俺が放った一撃は防御不能な絶対破壊攻撃だ。でも、大したもんだぜ大抵の奴は今の一撃で終わりなのによ」

 

 「ふふふ、この鎧のおかげだね。君の攻撃が肉体に届いた瞬間、ダメージを四方に分散してくれた。だけど、分散したというのに鎧は砕け僕にこれほどのダメージを与えた。やはり君は人間という枠を外れている」

 

 「一応、褒め言葉として受け取っておく」

 

 刀身に雷を纏わせ斬ろうとしたとき、遠隔操作で操っていたビットが一真を囲い一斉掃射してきたが、瞬動で掃射を躱し距離を取った

 

 「僕もそろそろ切り札を切らせてもらおう。トランザム発動!」

 

 奴が大声で叫ぶと、身に纏っている鎧が紅くなり輝き始めた

 

 「そいつはブシドーの奴が使っていたのと同じ」

 

 「そう、彼が使っていたのと同じシステムさ。ただ、僕のは彼と違って時間制限は無いのさ」

 

 リボンズは赤い閃光となって一真に突っ込んできた

 

 「スピード勝負ってか?上等だ!」

 

 赤い閃光と白き雷が縦横無尽に王座の間を駆ける。リボンズは小回りが利くビットを操作し、四方八方から一真に攻撃をしていくが、一真はそれを避けなおかつリボンズの攻撃も避け鎧に傷をつけていく

 

 「これはどうかな?」

 

 リボンズはビットを操作してデルタ状のバリアを二重に張り一真を閉じ込めた。一真を閉じ込めたことを確認するとリボンズは鎧の形状を変えると、四つの砲門に魔力をチャージし始める

 

 「おいおい、まるでなのはのディバインバスター並みだな」

 

 「これで終わりだ!」

 

 リボンズの声と共に極大の直射砲が四つ放たれる。放たれた砲撃は一真を包み込み、壁を貫き外まで届いた

 

 「少し威力を高め過ぎたかな?」

 

 砲撃形態から元の形態に戻し自身の失態に反省していると、センサーに反応があり上を見上げると刀を上段に構えた一真が無傷で浮いていた

 

 「紅牙・・・一閃・滅破!!」

 

 一真が刀を振り下ろすと巨大な赤い斬撃が放たれた。斬撃はリボンズに当たると爆発し爆煙が部屋を覆ったが、壁に穴が開いていたため直ぐに無くなった

 

 「っち!踏み込みが少し甘かったか!」

 

 一真はリボンズの鎧に罅が入っていたことに舌打ちをした

 

 「・・・どうやってあの砲撃を?」

 

 「簡単なことだ、俺を捕縛していたバリアが消えた瞬間、移動したのさ」

 

 「ほんの一瞬でそんなことは不可能だ!」

 

 「俺にとっては一瞬あれば充分なんだよ。雷速で動ける今の俺にとってはな。ゼオン、ゆりかごが大気圏に突入するまであと何分だ?」

 

 『45分ぐらいだ』

 

 「じゃあ、そろそろケリを付けるか!リボンズ・アルマーク、お前に俺のとっておきを見せてやるよ。バーナゥ・ファー・ドラグ!咎人達に滅びの光を、星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ 貫け閃光!『星光の殲滅砲』!固定!」

 

 一真の手に平に周囲から集まった魔力が固定される

 

 「掌握!二重兵装『星雷王(せいらいおう)』」

 

 荷電粒子の塊だった一真の体は更に輝きを増した

 

 「行くぜ?」

 

 不敵な笑みをすると一真はリボンズの前から消え、刀を振り抜いた状態でリボンズの背後にいた

 

 「っ!?」

 

 リボンズはその速さに驚き、更に盾の一部が斬り裂かれていたことに気づくと更に驚いた

 

 「さらに速度を上げるぜ!」

 

 再び一真がリボンズの前から姿を消す。リボンズは光の奔流に飲まれ棒立ちになり次々と鎧を斬り裂かれていく

 

 「機神昇龍覇!」

 

 光速による連続斬撃を止めリボンズの懐に入った一真は左拳を振り上げると同時に赤い龍を模した気功波を放ち、鎧を粉々に壊しリボンズを宙高く殴り飛ばす

 

 「全魔力解放!」

 

 そう言い一真は身に纏っている膨大な魔力を解放する。魔力を解放した一真は刀から魔力を放出し巨大な紅い光の剣へと変えた

 

 「これで終わりだリボンズ・アルマーク!絶刀・天羽々斬!!」

 

 その光の剣を一真は上から叩き付けるかのようにリボンズに振り下ろした

 

 「ぼ、僕は新たなる世界の王にぃいいいいいいいいーーーっ!?」

 

 リボンズはそのまま光の剣に斬り裂かれた

 

 「永遠に叶わぬ夢を抱いたまま眠ってろ」

 

 ゆりかごが大気圏に投入するまであと30分

 

 

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