今作は現代日本を舞台にしたモンスターハンターの小説になります!
登場モンスターはもうあらかた決めてありますが、もしかしたら変更するかもです!
では、どうぞ!
禁足地や新大陸の調査が進んで5年…現大陸は様々な変化を遂げていた。
その中でとある噂話が飛び交い始める
なぁ?知ってるか?
何を?
最近シュレイド地方で人が突然消えちまう話
モンスターの仕業じゃないの?
それが襲われた痕跡とか全くないんだってよ
え?マジ?
ほら。昔もあったろ?ドンドルマ出身の…
あぁ。確か産まれたばかりの女の子の赤ちゃんが消しちゃったって話?
そうそう。それより昔にもあったらしいぞ。土竜族の男や竜人族の若い女性がいなくなったって話
なんか気味が悪いね
完全に神隠しだよな。
ドンドルマ ハンターズギルド
受付カウンターの近くで銀髪の若いハンターが壁にもたれかかり、腕を組んでいる。
彼の近くには乗用動物『セクレト』が座って欠伸をしている。
「遅いな…イブキとコジロウ…」
彼の名はルクス。まだ若いが、実力が高く最近上位ハンターの仲間入りを果たした。
彼は一緒にパーティを組んでる仲間のハンターを待っていた。
すると…
「悪い!ルクス!遅れた!」
「ごめん!」
髪を結んだルクスと同年代のハンターとオトモアイルーが駆け寄る。
「イブキ、おせぇよ!もう20分は経ってるぞ!」
ルクスは懐中時計を見せる。
何度も悪い悪いと言っているハンターがイブキ。ルクスと同い年で共に上位ハンターになった相棒である。
「だから言ったじゃん!雑貨屋なんて見てたら遅れるって!」とイブキに苦言を言っているのはオトモアイルーのコジロウ。イブキとは幼い頃から兄弟のように育った。
「いやぁ色々見てたら夢中になってさぁ」と言うイブキ。
ルクスはため息をつく。
「まぁいい。とりあえずギルドマスターが直々に話をしたいって言ってたんだ。これ以上遅れると目をつけられるから早く行くぞ!」
「おけ!じゃあ早速行こうぜ!!」とそそくさと大老院へと向かうイブキとコジロウ
「おい!お前遅刻しといて何先に行ってんだよ!」とルクスも後に続く
ギルドマスターの巨大な竜人族…大長老が座る席に2人は並んで立っていた。
「我々3人がシュレイド地方調査チームに?」
大長老が頷く。
「うむ。近年新大陸や禁足地での調査が進み、現大陸においても生態系が変わりつつあるのは知っているな?近頃シュレイド地方において今まで確認されていないモンスターの目撃情報が相次いでいるのだ。」
「例えばどんなモンスターっすか?」
イブキがまるで友達と話すような感覚で大長老に聞く。
ルクスとコジロウは内心バカイブキと呟く
だが、大長老は全く気にする様子を見せず
「うむ。これまで確認されていなかったドスマッカォやアンジャナフ、後はドシャグマやネルスキュラの目撃情報もあるな。」と報告書を見ながら伝える大長老
「ドシャグマまで現れ始めたのか…禁足地での調査が終わって西側の文明や技術がこちらに伝わり始めてから急速に生息地が拡大していると思っていたが、」
ドシャグマは禁足地…つまり西側の地域でのみ目撃されていた牙獣種のモンスターだが、近年禁足地から生息域を広げており、ドンドルマ周辺やイブキやコジロウの故郷であるカムラの里、果てはポッケ村の方面でも目撃情報が相次いでいる。
「元々ドシャグマは環境適応力がかなり高いモンスターみたいだからな。基本は肉食だが、植物性の物も摂取できるみたいだしな。幅広い食性や後は持久力が割と高いからそれで分布域を…」
「イブキ。お前のモンスターうんちくは後で聞くよ…それ以上は喋るな。」
とモンスターについて熱く語るイブキを止めるルクス
「ほっほっほっほ!イブキ。おぬしは話の通りのモンスターマニアなのだな!」
と大長老は笑う
「申し訳ありません!ギルドマスター!こいつは生物学者を目指していたほどの重度のモンスターオタクでして…つい熱く語りすぎてしまうんです。ですが、悪気はないので…」
「いやいやルクスがモンスターに疎すぎるだけだって!武器とか装備ばっかりに目が行ってるからだぜ?」
「お前はもう黙ってろ!ギルドマスターの前だぞ!」
「ルクス…イブキに何言っても無駄だよー」
必死になるルクスを茶化すイブキ
ため息をつくコジロウ
「ほっほっほっほ!やはりオヌシらを調査チームの一員に選抜したのは間違いではなかったみたいだな!」
と大長老は3人に書類を渡す
「今よりルクス・イブキ・コジロウをシュレイド地方の調査チームに任命する。出発は明後日じゃ。それまでに準備を整えておくように」と言う。
ルクス・イブキ・コジロウは頭を深く下げて了承し、大老院を後にした。
2日後… シュレイド地方 生息する大型モンスターの殆どが飛竜種に属しており、あのリオレウスやリオレイアが最も多く生息しているのもこの地方である。近くにはジャンボ村も存在する。
調査期間は一ヶ月
調査チームはセクレトにまたがり、調査を開始する。
現在シュレイド城跡を目指している。この近辺で未確認の大型モンスターの目撃情報があったからだ。
「いやぁしかしセクレトが東の地域にも広まってよかったよなぁ。便利すぎる」
「元々は禁足地に暮らす住民の一部が飼育していたみたいだが、禁足地と東の地域の交流が活発になって今では現大陸全域に広まってるんだろ?」
「そうそう!俺の故郷のカムラの里とかエルガドではガルクがいたけど他の地域では乗用動物なんていなかったもんなぁ。新大陸にもだんだんセクレトが導入されてるらしいぜ。」
とルクスとイブキはセクレトについて語る。
ちなみにルクスはセクレトをデルタ、イブキはハヤテと名付けている。
「僕も狩場まで体力を温存できるから助かるよ!」とイブキの後ろに乗ったコジロウがハヤテの尾羽に顔を埋める。
「もうすぐシュレイド城跡だ。気を引き締めろ」とリーダーのハンターに言われ、ルクス達は集中する。
シュレイド城跡…かつて高度な文明を持ったシュレイド王国が誇る巨城があった場所…しかし、黒龍と呼ばれ禁忌のモンスターに滅ぼされ、今はみるも無惨な残骸しか残されていない。
調査チーム一向はシュレイド城跡をくまなく調べ始める。
モンスターの痕跡はないか導蟲を使うが…
「痕跡何かあるか?」
「いやわからん。」
ルクスがイブキに聞くが、首を横に振る。導蟲は何の反応を示さない。
「そもそもこの辺りは普通のモンスターどころか古龍さえあまり近づかない。本当に未確認のモンスターの目撃情報なんてあったのか?」とイブキは言う。
「何もなければ何もないに越したことはないだろ?」とルクスは導蟲を使って痕跡を探す。
するとルクスの導蟲が何かに反応し始める
「お?なんだ?」
ルクスが導蟲を追い、イブキも後に続く。
「なぁルクス。あの話信じてる?」
「あの話?」
「神隠しだよ」
そんな中イブキが例の神隠しの噂話をする
「有名な話だと土竜族の男や竜人族の若い女性…後は産まれたばかりの女の子の赤ん坊…彼らがいなくなった現象が最近この辺りで起きてるんじゃないかって話…」
ルクスは馬鹿馬鹿しいと言う
「イブキ、調査に集中しろ。神隠しなんてあるわけないだろう?」
「わ…わりぃ。つい思い出しちゃって。」
「早く痕跡を辿るぞ。」と言うルクス
「そういやさ…ルクスって本当は姉ちゃんがいたんだろ?確か2コ上の」
「それがどうした?」
「いや…ごめん。何でもない。」とイブキは言う。
ルクスには2つ上の姉がいた。しかし、ルクスが生まれる前に亡くなってしまったと両親に聞かされている。
ルクスは一瞬神隠しの事を考えてしまうが、すぐに調査任務の事を優先して痕跡を辿る
そして2人は巨大な棘のような物が刺さっているのを見つけた…
「イブキ…これって…」とルクスがイブキの顔を見ると冷や汗をかいている。
「まさか…」
2人が棘を回収しようとした瞬間!!!
調査チームの他のメンバーのいる方角から悪魔のような咆哮が響き渡る。
ルクスとイブキは急いで向かう
調査チームは突然の事で訳がわからなかった。
痕跡の調査をしていたら突如空から何かが飛来し、襲撃をした。
ルクスとイブキがすぐに合流する。
「大丈夫ですか!?」
調査チームの隊長ハンターは「大丈夫だ。突然襲撃されて動転しただけだ。」と言う。
彼らの目の前には全身が棘に覆われ、2本の悪魔のような角を生やした古龍種と思われるモンスター…
「ネルギガンテ…!?」
「まさかこいつまでシュレイド地方に!?」
ネルギガンテは新大陸で発見された古龍種。卓越した再生能力や肉弾戦に特化した筋肉…古龍を捕食する生態を持つ別名滅尽龍とも言われる強力なモンスターである。
「マズいな…俺もイブキもコジロウも古龍との戦闘経験はあまりない…」
「クシャルダオラぐらいしかないからな…」
,「どうしよう。」
だが、此処で他のメンバーが戦っている中指を咥えてみてるわけにはいかず2人はお互いに意思を固めて武器を取る。
ルクスは双剣 イブキは太刀を構え、
コジロウも武器を取り出す。
「行くぞ!イブキ!コジロウ!」とルクスが叫び、3人はネルギガンテに挑む。
ネルギガンテと調査チームとの戦闘は激しかった。
10名ものハンターがネルギガンテに攻撃を仕掛け、部位破壊をしていく。
だが、
「くそ!やっぱり再生能力が高すぎる!」
ネルギガンテの再生能力に苦戦を強いられる
「あいつはブレスを使わないが、やはり肉弾戦が強すぎる!」
肉弾戦に特化した戦い方により激しく消耗されてしまう。
ネルギガンテが咆哮し、怒り狂う。
地面を前脚で激しく叩き、そのまま上に突き上げて地面ごと多くの隊員を吹き飛ばす。
ルクスは何とか回避して
「うおおおお!!!」
叫び、双剣を振り翳してネルギガンテにかかり、ネルギガンテも鋭い爪を振りかざす。
しかし、突如ネルギガンテの動きが止まり…辺りを見渡し始める。
「何だ?」
警戒するルクス…
ネルギガンテが翼を広げ始める。飛び立つつもりだ。
しかし、突然空気が何かに吸い込まれ始め…
突如として巨大な光の穴が現れ、凄まじい吸引力であらゆるものを飲み込み始める。
「撤退だあああ!!全員撤退しろおおお!!」と調査チームのリーダーが叫び、一同はセクレトにまたがり、何とか離脱に成功する。
だが、光の穴の近くにいたルクスは吸い込まれないように踏ん張るのが精一杯で動きが取れない。
「ルクス!!!!」
「イブキよせ!!吸い込まれるぞ!!」
隊長の言葉を無視してイブキはルクスを助けようとする。
「イブキ!ルクス!」
コジロウやデルタ、ハヤテも駆けつける
ネルギガンテも吸い込まれないように地面に爪を立て踏ん張っていたが…
ついに耐えきれずに光の穴に吸い込まれ、消えてしまった。
「消えた!?一体これは何なんだ!」
「わかんねぇよ!ルクス!絶対に手を離すなよ!」
ルクス達も必死に力を込めるが…
抗いも虚しく全員光の穴に吸い込まれてしまった…
うわああああああああ!!!!
ルクスの叫びだけが木霊する。
続く
いかがでしたか?
ホムラが出てくるのは次の回かな?
次回は現代日本を破壊するネルギガンテを描きたい笑笑
では、また!!