自分の作った生命体に命を狙われてるんだがw 作:あああ
転生特典で生命と世界を作ったら反逆されたw part2
1:イッチ
女の子を拾いました
2:名無しのパラレルヒューマン
通報しました
3:名無しのパラレルヒューマン
意外と平和だな
4:名無しのパラレルヒューマン
通報した
5:名無しのパラレルヒューマン
通報しました
6:名無しのパラレルヒューマン
判断が早い!
7:イッチ
いや、ちゃうねん!初めて第一世界に来たらしいから案内したんだ。終始夢だと思ったらしいけど、半信半疑でまたリンク踏んだら理解するでしょ。新規を勧誘しないと衰退しちゃうので
8:名無しのパラレルヒューマン
何で?維持には十分な人数がいるんだろ
9:名無しのパラレルヒューマン
画像貼らんかい
10:名無しのパラレルヒューマン
イッチ、TSで近づくなんて汚い、流石汚い
11:名無しのパラレルヒューマン
オタク文化みたいな話だな。新規は大事、優しくしよう!
12:イッチ
>>8
いるよ?でも、ずっとかは不明…人気ゲームはたくさんのプレイヤーがいるけど、そのうち離れていく。第一世界に来た人間は現実に満足していない人が多い。だから満足したら来なくなる可能性が
ほい、[画像] (栄作と玲奈のツーショット)
13:名無しのパラレルヒューマン
なるほど、異能目当てもいるだろうし
14:名無しのパラレルヒューマン
ん?
15:名無しのパラレルヒューマン
は?ツーショット!?
16:名無しのパラレルヒューマン
可愛い!イッチ、顔で勧誘したんか
17:イッチ
いやいや、勧誘して選定するのはアリスだし。昔は僕も勧誘したんだけど。
18:名無しのパラレルヒューマン
これ、結局よくわからないんだけど。異能イズ何
19:名無しのパラレルヒューマン
イッチも可愛いのなんなの
20:名無しのパラレルヒューマン
許すまじ
21:イッチ
>>18
本人の気質とか願望で何が与えられるかけど、一人一つだけ異能が下賜される。空気を読みたいと願った子は読心能力。奔放な子は空を飛ぶ能力。みたいな。
能力を使いこなした人間の中には、現実世界で使えるようになるのが数人いる。
22:名無しのパラレルヒューマン
ほえー。イッチも使えるの
23:名無しのパラレルヒューマン
大問題やん
24:イッチ
まあ、現実で能力使ってばれた馬鹿を処理するのもリネンの役割だから。正直、イレギュラーなんだよね
25:名無しのパラレルヒューマン
玲奈ちゃんはどうなる感じ?
26:名無しのパラレルヒューマン
異能バトルとかあるんか
27:イッチ
あるよ。街の中心以外は戦闘解禁エリアだし、時々ゲームを開催してる。街で使える通貨を賞金に、宝探しとかモンスター討伐とか、謎解きをイベントにしてる。
28:名無しのパラレルヒューマン
>>24
これは強烈なガバの予感や
29:名無しのパラレルヒューマン
楽しそうだな。リアルVRじゃん
30:名無しのパラレルヒューマン
怪我とかするの?
31:名無しのパラレルヒューマン
通貨?
32:イッチ
>>30
する。ただし、現実に帰れば元通りだし、痛覚も殆どない。例外はあるけど
33:イッチ
通貨は店で使える。食べ物とか服とか、宿とか。数ヶ月帰らない人間とかいるし
34:名無しのパラレルヒューマン
マジでリアルVRじゃん
35:名無しのパラレルヒューマン
数ヶ月帰らないとか嘘やろ!?バレないのかよ
36:名無しのパラレルヒューマン
イッチも異能あるの?
37:名無しのパラレルヒューマン
それよりかわいこちゃんの話を聞かせろ
38:名無しのパラレルヒューマン
いや、結局殺されかけた件はどうするんだ
39:名無しのパラレルヒューマン
ここに転生するのがいい
40:イッチ
>>37
また来たら実況します。現実で上手くは行ってるけど、居場所はない感じの子だなー
>>35
僕もそう思う。リネンさん、マジ半端ない
41:名無しのパラレルヒューマン
草
42:名無しのパラレルヒューマン
草
43:名無しのパラレルヒューマン
草
44:名無しのパラレルヒューマン
制御から離れてるじゃねぇか!
45:名無しのパラレルヒューマン
教えはどうなっているんだ!教えは!
46:イッチ
>>38 エネルギーを制御している白の棟を奪還すれば負けないから、情報集めをやってる
47:名無しのパラレルヒューマン
空は常に、深い藍色と紫が混ざり合った永久の夜だ。見上げれば、発光する魚の群れが星屑を蹴散らしながら、屋根瓦の上を泳いでいく。
「…本当に、また来ちゃった」
玲奈はスマートフォンのメール画面に残る不可解なリンクを思い出しながら、自身の指先を見つめた。現実の世界では彼女はただの憂鬱な学生だ。けれど、この世界に足を踏み入れた瞬間、体が羽のように軽い。 無意識にステップを踏めば、ジャージの裾がふわりと舞い、夜気を含んだ風が彼女の項を優しく撫でた。
「やあ、また会ったね」
「………あんたは、エイだっけ?」
「そうそう。昨日ぶり。夢じゃないって言ったでしょ?もっとも、現実じゃないけど」
黒髪に赤い瞳の少女、玲奈。驚きに目を丸くする彼女の正面には、桜色の髪を靡かせて笑う少女がいた。栄作 (TSの姿) だ。
「流石に実感があるかも。ここって私が知る世界じゃないんだよね?ここにいる人ってみんな異世界人?」
「7割は君と同じ現実の人間だよ。残り3割はそうだなー、AI的な?」
隣を歩く桜色の人影が苦笑いを浮かべる。改造した浴衣のような服を纏う栄作は、この街並みに驚くほど馴染んでいた。
木造の長屋には極彩色のホログラム看板が掲げられ、行灯の中では電気のフィラメントが忙しなく明滅している。道行く人々の中には、ふさふさとした獣の耳を震わせ蒸気を噴き出す荷車を引く者もいた。
「あの猫、飛んでる………」
玲奈は子供のように口を半開きにして空を見上げた。その横顔は、現実世界の疲れが嘘のように幼く純粋な好奇心に彩られている。
「ああ、あれは飛猫。赤い羽根だと腹を撫でてやると出口まで案内してくれるよ」
「ゲームの世界みたい」
「………せっかくだし、この街を案内してあげよう!まずはここ。屋台が多い食べ歩きエリア」
現実の新宿ゴールデン街と江戸の長屋を足して、サイバーパンクなネオンで煮込んだような場所だ。
「ここすごい。匂いだけでお腹いっぱいになりそう…」
玲奈は目を丸くして立ち並ぶ屋台を見渡した。軒先からは「串焼き火トカゲ」「極楽蒸し饅頭」といった現実ではあり得ない品書きのホログラムが浮遊している。
「ここの名物はこれだよ。おじさん二つくれ」
エイが呼びかけたのは、頭にねじり鉢巻きを巻いた筋骨隆々のトラだった。二本足で立ち、器用に鉄板を操るその姿に玲奈は「と、トラが料理してる…」と戦慄している。
「はいよ!お熱いから気をつけな!お嬢ちゃんたち」
差し出されたのは、小皿に乗った銀河焼き蕎麦だ。 麺の一本一本が星屑のように発光しており、ソースの代わりに紫色の液体がかけられている。羽根の生えた海老が乗っていた。
「これ、本当に食べていいやつ?」
「大丈夫。この世界で受けた影響は基本的には現実には無関係」
「ねえ、マジで大丈夫なの!?」
玲奈が恐る恐る麺を口に運ぶ。一口噛んだ瞬間、彼女の瞳が大きく見開かれた。
「――なにこれ、美味しい!」
玲奈は夢中で箸を動かした。頬をパンパンに膨らませてハフハフと熱い麺を啜る姿は最初の印象とは違う。
「そこのお二人。新顔さん?」
不意に、隣から声をかけられた。そこに立っていたのは、全身を黒いライダーススーツで固めた狐の面を被った男だった。背中には不釣り合いなほど巨大な日本刀を背負っている。
「え、あ昨日初めて来て…」
玲奈が緊張して背筋を伸ばす。男はカカカと愉快そうに笑い手元の大きなジョッキを掲げた。中身は赤く染まった不気味な液体だ。
「そんなに固まるなよ。俺はゴン。こっちの世界じゃしがない情報屋さ」
「情報屋?」
「ああ。イベントの景品や街の秩序を乱す奴、何でも調べてゴールドを稼ぐのさ。お嬢ちゃん知りたいことがあるなら聞きに来な」
ゴンと名乗ったユーザーは、玲奈を値踏みするように見た後エイに視線を移した。
「隣の桜色のお嬢さん………何者だ?仕事柄、色んなやつに会うがそのレベルで………」
「ただの迷子だよ。ね、玲奈?」
エイが茶化すように言って肩を組むとバランスを崩す玲奈。むくれて残りの海老を口に放り込んだ。そのやり取りを見てゴンは肩を揺らす。
「仲のいいこって。気が向いたら頼ってくれや」
そう言って彼は去っていく。
「あの人もだけど仮面付けてる人多くない?」
「身バレ防止だよ。髪型とか色なんかは変えられるけど、顔は対応してないから。ゲームのアバターの如く姿を変えたいなら、そういう異能が必要になる」
「エイは、素顔なの?」
玲奈がひょいと顔を覗き込んでくる。吐息が届きそうな距離。その瞳には、自分の偽りの姿が映っていた。栄作は心臓の鼓動が跳ねるのを必死に抑え、はぐらかすように視線を街の中央広場へ向けた。そこには巨大な池を囲んで、多くの人々が集まっていた。
突如、空が割れた。
ノイズと共に現れたのは一人の幼女。透き通るような白髪に、吸い込まれそうなほど輝かしい瞳。彼女の名はネリン。
『定刻なのです』
ネリンの声が、物理的な振動を伴って街に響く。彼女は友人が作ったAIに栄作が意識を吹き込んだ存在だ。処理速度はパソコン並み。
『今宵のイベントは月欠けの真珠探し。最初に見つけた者には、なんと20,000ゴールドを進呈しまーす! ヒントは見えない魚の、涙のあと』
「宝探し?ゴールドってどういうこと?」
玲奈が長い睫毛を揺らし、小首を傾げて尋ねる。
「文字通りさ。この世界で使える通貨だよ。20000もあればあの屋台にある『食べても太らない琥珀糖』を一生分買ってもお釣りがくるし、海中を泳ぐハリネズミの背中に乗って波乗りだって可能だ。定期的にこういうイベントがある」
「太らないお菓子…海のハリネズミ…」
玲奈の瞳が少しだけ輝き出した。さっきまでの冷めた態度はやや軟化している。
「ふ、ふーん。まあ、ちょっと興味はあるかも」
興味なさげを装いつつも好奇心に負けた玲奈に栄作は笑いかけた。
「じゃあ、やろうか」
「え?」
「イベントは楽しまないと!ほら、行くよ玲奈!」
栄作が差し出した手を、玲奈は一瞬ためらいそれから熱を帯びた指先でぎゅっと握り締めた。栄作の無邪気な笑顔に毒気を抜かれたのか、玲奈は照れ隠しにエイの手をぶんぶんと振り回しながら夜の街へと駆け出した。
「わかったわよ。付き合うわ」
イベントの進行を観測しながら、ネリンは外を見ていた。
『ああ、親愛なる主様』
唇が熱く震える。彼女の処理回路は常に一つの演算結果へと収束していく。すなわち栄作の殺害だ。
『聞こえていますか? あなたが作ったこの街の音が。この不合理で美しい飛魚の羽ばたきが。すべてはここにあります。なのに、あなただけがまだ外に縛られている』
その瞳に狂気が覗く。
『変わり行く主様を私は愛せないなのです。血が流れ、細胞が朽ち、感情に流される主様を私は望めないのです。だから愛したいのです。世界に永遠に溶け合うべきなのです』
彼女の演算で、栄作は確実にこの街のどこかに潜んでいると割り出している。姿を変え、一人のユーザーとしてかつて自分が作った箱庭を徘徊している。
『逃げ回る主様も、可愛らしくて好きですよ。でも、無駄です。だって私は主様を愛して愛して愛して愛して愛して………愛したいと願っていますから、なのです』
ネリンは日本のすべての監視カメラにアクセスして、彼を探す。その視線に殺意はない。あるのは、剥製師が美しい蝶を見つめるような完成への渇望。
電子を司るネリンは静かに微笑んだ。その狂気は、美しい夜の静寂に紛れ誰に気づかれることもなく栄作の背後まで忍び寄っている。