機動戦士ガンダム BB戦士 SD戦国伝 ノベライズ 〜コミックワールド武者から大将軍へ!〜   作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった

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光り輝く新星、三代目大将軍!(67 三代目頑駄無大将軍)

 天宮の国の中心にそびえる、富士の裾野。

 そこでは今、この国の運命を決定づける、闇軍団との最終決戦が佳境を迎えていた。

 

 闇の元凶「闇皇帝」が放つ圧倒的な魔力の前に、頑駄無軍団は壊滅的な打撃を受けていた。若き武者・荒烈駆主もまた、砕け散った武神の鎧の破片を散らし、膝をつく。

 

「もはや……これまでか……」

 

 絶望が戦場を支配しようとしたその時。噴煙を割り、地を震わせるような咆哮が響き渡った。

 

「まだだ! 天宮の光は……断じて絶やさせん!」

 

 立ち上がったのは、七人衆の頭領、武者頑駄無。

 彼の胸に宿る「信」の玉が、命の鼓動以上に激しく熱く輝き始める。それに応じるように、倒れた仲間たちの「義・智・孝」の玉、そして荒烈駆主の持つ「アス比の玉」が天へと昇り、武者の元へと結集した。

 

 五つの玉の力が渦を巻き、純白の光柱が武者を飲み込む。

 その光の中から、伝説の霊鳥『鳳凰(ホウオウ)』が顕現し、武者の魂と共鳴した。

 

 ――ガキンッ!  天宮の理(ことわり)が書き換わるような、荘厳な金属音が轟く。  光の中から現れたのは、白銀と黄金に輝く鎧、そして背中に巨大な翼と二門の『太陽砲(たいようほう)』を背負った、神々しき威容。

 

「三代目頑駄無大将軍」

 

 かつての武者頑駄無が、仲間の志と五つの玉の奇跡を受け継ぎ、天宮を照らす絶対的な光の化身へと覚醒した瞬間だった。

 

「闇皇帝……! これ以上の蹂躙、この私が許さぬ!」

 

 三代目は力強く翼を広げ、闇の深淵へと肉薄する。背中の太陽砲から放たれる浄化の光が、地を埋め尽くす黒き呪いを焼き払っていく。だが、闇皇帝もまた、全暗黒エネルギーを凝縮し、相打ち覚悟の最期の一撃を放った。

 

「おのれ……大将軍め! 我と共に、永遠の無へと沈めッ!」

「案ずるな。お前を一人では行かせん……。若き武者たちよ、未来を……天宮を頼むぞ!」

 

 三代目は、眼下で見守る荒烈駆主たちへ一瞬だけ慈愛に満ちた視線を送ると、自らの命のすべてを燃やし、闇皇帝の核へと突撃した。

 

「必殺……太陽砲、最大出力ッ!!!」

 

 白光と暗黒が激突し、世界が白一色に塗りつぶされる。

 その巨大なエネルギーの衝突に、時空の壁が耐えきれず悲鳴を上げて歪み始めた。

 

「大将軍――ッ!!」

 

 荒烈駆主の叫びも虚しく、三代目大将軍と闇皇帝は、跡形もなく消滅した。

 ……だが、事態は予期せぬ方向へと転がる。

 

 衝突の余波で発生した時空の裂け目が、力尽き倒れていた荒烈駆主を飲み込んでいく。

 

「な、なんだ……この光は!? 体が……吸い込まれる……」

 

 意識を失い、次元の狭間へと落ちていく荒烈駆主。

 彼が次に目を覚ますのは、数十年もの過去……まだ「大将軍」という概念すら存在せず、鳳凰と雷の兄弟が闇と戦っていた、天宮の源流たる時代。

 

 三代目から未来を託された若武者の、時を越えた過酷な旅が、今、幕を開ける。

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