呪術×DMのクロスオーバーもっと増えてください。
2月6日
第一話を弄りました。文章盛りたかったんじゃ。
今後も文章弄るかもしれません。
ちなみに弄った理由は
『呪術廻戦』しか知らない人に優しくない内容だったからです。
デュエマを知らなくても楽しんでもらえる小説を目指して書いていくつもりです。
今後も文章を投稿した後に弄ることはあると思いますが、何卒ご理解いただきたいです。
前の方が良かった、とかあったらごめんちゃい♡
自分は前世の記憶というものとは、ずっと無縁のものだと思っていた。
輪廻転生だとか、生まれ変わりだとか。
そんなものは、ラノベや漫画の中だけの話で、現実とはきっちり線引きされた、都合のいいフィクションだと信じて疑わなかった。
大体、そういうものは作品の中だからこそ楽しいのであって体験したいという訳ではないのだ。
しかしまあ、人間は千差万別。中にはしてみたい人は大勢居るだろうが俺の答えはNOだ。
今、ある"当たり前"という名の幸せを手放してまでやるか?と、言われれば俺は首を横に振る。
だってそうだろう?
自分の小さな幸せを理解しているのにそれを手放すか?
そういうことだ。
…まあ、俺は死ぬまで自分の小さな幸せに気づけなかったがな。
こんだけ長々と語ってしまったが、簡単に言うとだ。
【昨日の晩飯すら思い出せない人間が、前世の記憶なんて持ってるわけがない】ってこと。
…まじで何を食べたかな。カップ麺だったか?冷凍食品とかで済ませた気もするし…作った覚えないんだよなぁ。…あ、でも卵割った覚えあるし。
………チ○ンラーメンか?
…いや、もういいや。
そんな些細なことは。何を食べたかなんて誰が聞きたいんだ。
前世の記憶なんてない、当時の自分は、心の底からそう思っていた。
――はい、当時です。
今になって思えば、この言葉を使う時点で、もう色々お察しなのだが。
「……体験するなんて、思ってねぇよ」
誰に向けたわけでもない独り言が、朝の通学路に溶けて消える。
皆様、おはようございます。
いや、こんにちは…かな?
それとも、もしかしたらこんばんは?
まあ、正直どれでもいい。
俺にとっては、世界がひっくり返った記念日みたいなもんだ。
俺の今世の名前は――
ヰ世 繋求(いせ つなぐ)。
どこにでもいる、平凡な中学生。
成績は可もなく不可もなく、運動神経も平均以下。
特別目立つこともなく、クラスの隅で息をしてるタイプの人間だ。
……そして。
前世は、ただの人間――だった男。
この「だった」という言い回しが、何を意味するのか。
深い理由なんてない。
そのまんまの意味だ。
俺は、前世の記憶を持つ人間だ。
いや、正確には違うな。
ずっと眠っていた記憶を、ある日突然、脳みそに叩き込まれた――って感覚が一番近い。
いやー……ほんと、まさかだよ。
ここまでテンプレな出来事を、自分が踏む側になるとは、夢にも思ってなかった。
前世の俺が、どう終わったのかは覚えていない。
事故だったのか、病気だったのか、それとももっとしょうもない理由だったのか。
正直、いつ死んだのかすら分からない。
ただ一つだけ、はっきりしていることがある。
――俺は、何らかの原因で、確実に死んだ。
それだけだ。
……心残りはある。
いや、正確に言うなら。
スンゲェ、ある。
親孝行なんて、ロクに出来なかった。
「そのうち」「時間が出来たら」って先延ばしにして、結局何もしないままだった。
やってたとしても外食で金を出すくらいか?
友達とも、もっと遊びたかった。
くだらない話をして、夜更かしして、笑って。
別に特別な思い出じゃなくていい。
ああいう“どうでもいい時間”が、今になって無性に恋しい。
やりたいことなんて、いくらでもあった。
……いや、正直に言おう。
大層な夢なんて、ひとつもなかった。
ただ日々を過ごして。
友達と趣味のデュエマでバカやって。
一枚しか入ってない切り札を引かれて、「馬鹿タレ!」って叫んで。
それでも結局、腹抱えて笑って。
それだけでよかった。
大会に出て勝ったら、一緒に喜びあって。
負けたら負けたで、
「しまった、そこプレミだったわ」
「いや、今のは相手のパワカが悪い」
「ミスっちまった♡」
「トップばっかやん!!」
「引キダケ童子がこの野郎」
とか言い合って、また次を目指す。
……それくらいが、ちょうどよかった。
それだけで、俺は幸せだったんだ。
――そして、その幸せに。
死んでから、気づいた。
全部が、遅かった。
もう、会えない。
もう、戻れない。
あの、何気なくて、どうしようもなく尊い日々には。
……いや。
いつまでも、しんみりしてる場合じゃない。
感傷に浸ってる余裕なんて、今の俺には一ミリもない。
今は目の前の問題を、どうにかしなきゃならない。
せめて今世こそは、後悔のない生き方をしたい。
だからまずは――現状整理だ。
異世界転生。
……ではない。
普通に車は走ってる。
コンビニの看板も見覚えしかない。
カレンダーを見れば、年号は平成。
どう考えても、俺の知っている日本だ。
じゃあ、過去にタイムスリップしたのか?
一瞬、そんな考えも頭をよぎった。
けど、それなら。
それなら、説明がつかないことが一つある。
――見えるんですよ。
意識しなくても、否応なしに目に入る。
視界の端。
電柱の影。
そこに“居る”。
人の形をしているようで、していない。
存在感だけが異様に生々しい。
目を向けると、ぞわり、と背中を冷たいものが這う。
理解より先に、身体が拒絶反応を示す。
生理的嫌悪感を、無理やり形にしたみたいな存在。
――呪霊だ。
ああ、もう間違いない。
はい。
転生したくないアニメ世界TOP10常連。
『呪術廻戦』の世界でございます。
…………。
いや、ざっけんなよ。
誰がこんな所、行きたいんだよ。
普通に死ぬだろ。
一回死んでるかもしれないけど、もう一回あの世に逝けってか?
冗談じゃない。ぜってぇ嫌だぞ。
(化けの皮が盛大に剥がれる)
これから先、渋谷事変が起きて。
東京が地獄絵図になって。
その後、死滅回游が始まる。
クソ縫い目野郎のせいで!
日本、地獄まっしぐらじゃねぇか!!
最悪、何も知らないまま巻き込まれて、
死滅回游のプレイヤーにされる可能性だってある。
いや、それ以前に。
今、この瞬間だってそうだ
呪霊に襲われたら終わりじゃないか。
日本のお先真っ暗すぎ!!
俺の人生もハードモード過ぎ!
輝かしい未来なんてなんも見えんぞ!!
ああああああ!!!
ありえん!!ほんま!!ありえん!!
俺が何したってんだ!!
前世で、自分の身の丈に合った幸せを、
大事に出来なかっただけじゃねぇか!!
それが罪だって言うなら、
罰が重すぎるだろ!!
ざっけんなや。
人生、詰んだ。
ドブカスが。
――ヰ世繋求 辞世の句(パクリ)
……いや。
――まだだ。
深呼吸する。
肺に空気を送り込んで、無理やり思考を切り替える。
呪いが見えている。
それだけで、可能性がゼロじゃない。
腹の奥。
臍あたりが、じんわりと熱い。
寒いわけじゃないのに、そこだけ体温が違う。
意識を向けると、確かに“溜まっている”感覚がある。
これが――呪力。
東堂が言ってた。
腹で呪力を練って、全身に巡らせる。
理屈は雑だけど、イメージは出来る。
腹の奥で渦を巻いたそれを、血流に乗せるように。
うろ覚えだけど。
本当にうろ覚えだけど。
……なんとなく、それっぽいことは出来ている気がする。
少なくとも、何も感じないわけじゃない。
反転術式は、頭で呪力をどうこうする……だったか?
(※超適当)
いや、無理だろ。
どうやって頭で呪力練るんだよ。
意味分からん。
出来ねぇぞ、そんなもん。
何が『ひゅーとやって、ひょい』だ。
出来ないぞ、家入さんよ。
そもそも、だ。
術式、あるのか?
無かったら?
話にならない。
呪力があっても、殴るだけの一般人だ。
土俵にすら立てねぇ。
無かったら――
――終わりだよ。
ふぁっ○ゅー。(遺言)
………悩んでも、仕方ねぇか。
術式があるかどうかは、今の時点じゃ分からない。
考えたところで、答えは出ない。
それよりも、まずは生き延びることだ。
視界の端で、蠅頭が飛んでる。
気持ち悪いけど、今は無視する。
気にしない。
気にしない。
今の俺は、ただのそこらにいる中学生の餓鬼。
呪術師でも、主人公でもない。
ただの一般人枠だ。
……ただまぁ。
学校に行く途中で、全部思い出すとは。
タイミング悪すぎだろ。
神様。
いるなら聞くけどさ。
性格、悪くない?
まあ、いい。
立ち止まってたら、不審者一直線だ。
これ以上、周りの視線を集めたくはない。
今世通り。
『ヰ世繋求』として、学校に行くだけ。
――生き残れるかどうかは。
その後で考えりゃいい。
ディスペクターはいいぞ。
追記:誤字脱字あったらごめんね