黃色のヤクト・ドーガをなんとか出来たので、
遠くに大きい花火が複数上がっているのを背に、α・アジールへと向き合う。
ジェガンを一掃したのか、α・アジールも目標をこちらに定めたようだ。
α・アジールからプレッシャーを感じる。
強いというか重い感じだ。嫌な感じは何故かしないが。
重いプレッシャーが弾けて、ファンネルが一斉にこちらへ向かってくる。
それを躱しながら近づこうとするが、有線粒子砲がそれを阻む。
これは一気に近づくのは無理だ。回避をしながらファンネルを一つ一つ潰していく。
最後のファンネルを潰したら、進路が開けた。
α・アジールへ向けて一直線に近づき、ビームサーベルを振り下ろす。
が、サブアームでビームサーベルで構えて応戦してきた。
接触したことで相手の声が聞こえてくる。
『お前は誰だ!』
「お前こそ誰なんだよ!」
『この場面で量産型νガンダムなんかが出てくるはず無いんだ!』
「…っ!お前もこちらに来た側なのか!?」
『そうだよ!だからお前が誰か聞いてるんだよ!』
「俺はハサウェイ・ノアだ!」
『お前がハサウェイ・ノアなのか!?』
「そうだよ!お前は!?」
『エミール・ラーン!お前と違ってふざけた強化人間だよ!』
向こう側から来た者同士。
強化人間とニュータイプ。
向こうの意思か、こちらの意思に感応してか、腰に付けたサイコフレームが共振して光り輝いていく。
『くそっ!なんなんだよこの戦争は!ふざけんな!』
混乱しているのか、あらん方向へサーベルを振り回し始める。
そのせいで逆に近づけなくなったので、インコムでサブアームを打ち抜く。
流石に、こちらへ来た人を殺してしまうのは躊躇われたため首元をサーベルで切りつけた後、コックピットがある頭部を蹴り上げる。
頭部が弾けて、コックピットが剥き出しになり機体から離れていく。
『クソッタレが…』
そう言い残して、α・アジールは沈黙した。
そうして、宙域の戦闘が終わったので戦況を確認する。
こちらの機体ダメージは、思ったより少ないようだ。なんとかなるもんだ。
アクシズの方を望遠で確認すると、
「ラー・カイラムが取り付いている?」
どうやら作戦は乗り込んで内部爆破に切り替わったようだ。
おそらく父さんたちが乗り込んでいるんだろう、
アムロさんがまだ戦っている気配を感じる。
そこまでシャアは粘り強いのか。
俺も応援のため、アクシズへと進路を向ける。
サイコフレームの輝きは強いままだ。
舞台はアクシズに移り、物語の終演は近い。