ガチャ禁をやり遂げ、サンドローネは無事確保しました。あとローエンの伝説任務、10年前にモンドで事件が起きてて嫌な汗流れた。時系列的にはエリゴルスの事件の後、白亜がフォンテーヌ行ってる辺りになるかなあ。ローエンは白亜と相性良さそうなんですよね。
今回は嵐の前の静けさ。楽しんでいただけたら幸いです。
「ヴィー、大丈夫です?」
「は、はいなのですぅ……」
1時間後。ローデシアに抱きしめられぐったりしたヴィーがそっと置かれた。なんか、放心してるようなんですけどなにがあったんです……?
「ひ、久しぶりとはいえ、激しすぎるのです……」
「なにかエロいことでもされたんですか!?」
「えろい……?」
「あ、なんでもないです忘れてください」
顔を赤らめて蕩けた顔をするヴィーにはまだ早いことを考えてしまった。この子、話を聞く感じ龍王が生きてた時代から生きてたらしいから実際は私より圧倒的に年上だけど、精神年齢があまりにも幼い。恐らく純水精霊たちと生きてた時は蝶よ花よと大事にされて、魔神になってからは祝い事すらされなかった上に毒で触れる者を死なせるからそもそも教える人も誰もいなくて……知らないままでいて?
『ふん、以前の様に隅々まで洗ってやっただけだ。人型に固定されているのかほぐせなかったが』
「確信犯ですね!?」
ぷいっとそっぽを向くローデシアさんよ、君は知っている方だな?いや、純水精霊の間だと当たり前なスキンシップかもだけど。固定されてるのはアルベドの仕業かな。よくやったと言いたいがこの場合は元のスライムに戻した方が絵面は大丈夫だったかもしれない。
『ヘウリア。お前がダスタリオを……ヴィーの心を救ってくれたのは理解した。私も放蕩の身であるが故に彼女を守り抜ける自信はない。故にお前に託す。だが心せよ、この子を泣かせるようなことがあったら地の果てまで追いかけて貴様を殺す』
「そのつもりはありませんよ。*1では、約束があるので私達はこれで」
ヴィーを持ち上げ、お姫様抱っこで連れて行こうとすると、背後から声。
『ヘウリアよ。……先日、軽策の水に妙な揺らぎがあった。あの気配は、以前感じたことがある……気を付けろ』
「それは、どういう……」
振り返ると、既にローデシアは消えていて。妙な焦燥感を感じつつ、私達はその場を後にするのだった。
「あ、白亜!こっち!こっちだぞ!」
「用事は終わった?」
持ち直したヴィーを連れて望舒旅館まで来ると、2階のバルコニーから蛍とパイモンが身を乗り出して手を振っているのが見えたので、振り返しておく。無事合流できてよかった。あちらはサブクエとかしてたんだろうか。
「ええ、ヴィーの友人がいたので挨拶してきました。ね?」
「なのです!」
少し顔を赤らめながらも頷くヴィー。本当に大丈夫です?それを見た蛍が何かに気づいたようにハッとして一言。
「……昨夜はお楽しみでしたね?」
「蛍、それ多分バットラクーン*2の台詞です」
「二人とも何言ってるんだ?」
パイモン、君もそのままでいてね?すると、蛍が背後を向いて誰かを促した。出てきたのは、見覚えしかない長身の人物。
「あ、そうだ。白亜の知り合いって人と出会って色々聞いてたんだ」
「随分と楽しそうだな、白亜」
「おや。いたんですか、鍾離。余計なことは言ってませんよね?」
「久しぶりなのに*3随分なご挨拶だな?こちらの旅人とパイモンはどうも誤解している様だったから伝えておいたぞ。昔から自身を過小評価してばかりいる問題児、だとな」
「なら私からも教えましょう。この男はモラは持ってるくせに財布を持ち歩かない自称凡人です」
共にニコニコ笑顔で睨み合う。ええい、過小評価ではなく私は本当に弱いのだと何度言えば。
「え、鍾離、そんなに大金持ちなのか!?」
「往生堂はそんなに繁盛してませんけどね。まあ葬儀屋なんで繁盛しない方がいいんですけど。あ、これ堂主には内緒ですよ?」
「あれ、でもたしか白亜が店長やってる往生堂フォンテーヌ支店?が10年続いてるって……」
「ああ、フォンテーヌ支店は飲食店ですので」
「なんで?」
「美味しいのか!?」
「キャッチフレーズは「往生するほどおいしい!」です♪」
「正直、そのセンスはどうかと思うぞ白亜」
なんでや。往生するほど美味しいとか間違いなく美味しいじゃろがい。ほら、パイモンは目を輝かせているじゃないか。
「おお!今度行かせてくれ!旅の仲間特権+最高のガイド割引きしてくれよな!」
「いいですよ。何なら奢ってあげますよ」
「本当か!?約束だぞ!!」
「そんな余裕があると知れたら堂主がまた怒るぞ。……おや、白亜の後ろにいるのは……」
「なのです……」
すると、ここに来るなり鍾離の覇気を感じ取ったのか縮こまっているヴィーに視線を向ける鍾離。得体が知れなくて怖いよね、わかる。どう見ても凡人じゃないオーラ出てるもんね。
「こちらはヴィー。旅の仲間です。それ以上でも、以下でもありません」
「そうか。歓迎しよう、ヴィー。安心してくれ。俺はお前を害するつもりはない、むしろこの国を好きになってくれたら嬉しい。お前が大好きであろう白亜の生まれ故郷だからな」
「景色が綺麗で、風も気持ちいい国だと思うのです」
「ははは。ありがとう。そう言ってくれるとありがたい」
「え。なんですか好青年みたいで気持ち悪い」
「気持ち悪いは酷い言い草だぞ白亜。俺が好青年じゃないとでも?」
「よく見積もっても若作りの凡人気取り……あいたあ!?」
何故かヴィーを口説き(?)始めた鍾離に物申していると、その親指から小石が発射されておでこに直撃、あまりの衝撃に首が背後に浮く。図星だからって暴力に訴えるのはどうかと思います!!!
「鍾離、覚えておきなさいよ本当にマジで」
「はっはっは。なんのことだ?風に吹かれた小石でも当たったんじゃないのか?」
「なあんで小石が当たったなんてわかるんですかねええ……岩喰いの刑に処してやりますよ……!」
「ほう、やれるものならやってみろ!」
「…2人って、もしかして凄く仲がいい?」
「どこがそう見えるんですか!?」
「ほう、わかるのか!慧眼だな。さすがは旅人なだけはある」
私と鍾離のいざこざを眺めていた蛍の言葉に、対照的な返事を返す私達。鍾離、なにが楽しいのか満面の笑みを浮かべおってからに。もはやどこか浮世離れした凛々しい男性じゃなくてただの童心に帰ったイケメンだからな?すると、真面目な顔になる鍾離。例の話かな。ここにいたのは私に直接確認を取るためか。
「……白亜。本当に、いいんだな?」
「はい。あとのことは私に任せて、存分に引退してくださいよ。あなたにはそれだけの恩がある」
「わかった。もはや何も言うまい……よし、せっかく白亜と再会できたんだ。ここは俺が奢ろうじゃないか。ここの杏仁豆腐は絶品だぞ。仙人の好物でもあるからな」
鍾離がそう提案すると、沸き立つ旅人一行。パイモンがいるとにぎやかだなあ。
「おお、そうなのか!いいよな旅人!遠慮なく、ご相伴にあずかるぞ!」
「パイモン、そんな難しい言葉知ってたのです……?」
「ヴィーはオイラのことをどう思ってるんだよ!?」
「……風スライム?」*4
「よーし、いい度胸だ。出るとこ出てやるぞ!」
「勝負にならないからやめなよパイモン」
「酷いぞ蛍!?」
そんなことを言い合いながら席に向かう蛍、パイモン、ヴィーを見送り、私はそれを見送りながら従業員のもとに向かおうとしていた鍾離に一言。
「ところで、今日はモラを持ってるんです?」
「ああ、もちろんだ。……おや、モラがない」
「はあ……私が立て替えますよ」
「すまないな白亜」
モラを生み出せる岩王帝君はこれだから……しょうがないなと苦笑を浮かべつつ、私と鍾離は共に従業員のもとに向かうのだった。
原作と違って文字通り人生を預けられる友がいるから人生エンジョイしている鍾離である。
ヴィーとローデシアは人外同士のスキンシップです、他意はないです。
次回、璃月に歴史に置ける最悪の大事件発生。以下定型文になりますが、割と真面目に感想に飢えているのでどしどしいただけると本当に嬉しいです。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
ヘウリアとモラクスの関係でしっくりくるのは?
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友人
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師弟
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夫婦
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恋人
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二大武神
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共犯者
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戦友
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相棒
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問題児と保護者
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問題児二人、ただし最強