覇種の使い魔~輝輝臨臨~   作:豚煮込みうどん

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俺はハンターを止めたぞジョジョーーーーーーっ!!!!


そんな訳で久しぶりにログインした記念に久々の更新をば。

かつてのギルドは残滓を残すのみ、かつての武具は最早時代遅れの遺物となり、私のPSはかつて恐れられた地雷ハンターの如くなり。


ならば私は敢えて言おう




「ハチミツ下さい」


と 


引退ハンター特有のふらっと里帰り

それはコルベールを中心にルイズ達がシルゴルが引く馬車(魚車)の繰り返されるトライアンドエラーによる整備と改良を施し、遂に実用段階に持ち込めた後のある日の事だった。

 

「…おチビ、貴女いい加減そろそろ一度実家に帰るわよ。」

 

時は秋を迎え学園は長期休暇に入ろうとしていた。

因みにアルビオンとトリステインの戦争はロマリアからのクロムウェル一派に対する破門通牒によって逆徒レコンキスタ対トリステイン、ゲルマニア、ガリア、ロマリアという様相へと既に変化していた。無論各国にそれぞれ思惑がある以上対外的にはであるがと注釈させてもらうが…

 

故に真綿で首を絞める様にレコンキスタを責め立てている現状、現在のトリステイン魔法学園は徴兵なども無く実に平和な物である。

そんな中、再び学園へと何の前触れも無く多数の家臣団を引き連れて訪れたエレオノールが腕を組んだまま不機嫌そうにシルゴルと戯れていたルイズをじっとりと睨み付けながらそう告げた。

 

「え?実家にですか?」

 

 

「そうよ、貴女手紙ではやり取りはしてても未だに春の使い魔召喚以来領地に戻ってなければお父様達に会ってもいないじゃない。いい加減私の帰省に会わせて連れ帰れって私に手紙が来たのよ。まぁ、呼び出した使い魔が使い魔だったから容易に学園を離れられないっていう事情は私にも分かるしほら例の…虚無の件とかもあって色々難しかったんでしょうけどそれでもそろそろ無理って訳じゃあ無いでしょう?」

 

エレオノールの言葉にルイズは顎に手を当てて暫く考え込むがどうするかは直ぐに決まった。

もう二匹の使い魔達の存在は世間に広く知れ渡っているし二匹を伴った旅もラグドリアン湖の一件で経験済みである。

第一そもそも実家に帰ることを拒む理由も無ければエレオノールがわざわざ旅支度を調えてルイズを捕まえに来ているのだからそこから逃げることは出来ないのであった。

 

 

「分かりました。ゴル、シル、準備が整い次第出掛ける…いえ、凱旋するわよ、我が麗しのヴァリエール領へ!!」

 

 

懐かしき故郷、覗うことが叶わぬままその方角へと視線を向けながらルイズは自信に満ちあふれた笑みを溢した。

 

 

 

ルイズside

 

 

ヴァリエール領までの街道を大勢の人馬が進む、一糸乱れぬ大地を踏みならす靴と蹄そして車輪の音がひたすらに続く。

 

それと一際大きなのっしのっしとお腹に響く地響きのような音が二つ。

 

その集団の丁度中心を進むのはシルとゴルが引く改良に改良を重ねた私の魚車、因みに御者を務めるのは姉様に半ば拉致同然に連れてこられたガチガチに緊張しているシエスタだったりする。実際既に二匹と私の専属的立場にいつの間にか定着したシエスタが居ないと私も困るし。

御者に関しては我こそはって立候補してきたベテランの御者が何人かいたけれど彼等が私の使い魔を御することは確実に不可能なのはわかりきっている。私以外だとシエスタでさえ毎日のスキンシップがあって尚且つ私が二匹の近くにいてようやくなんだから絶対無理だわ。風竜、火竜を乗りこなした経験があるという話なんて正直だからどうしたのよって話だわ…

 

 

そんな私は今ヴァリエール家へ向かう魚車の中で向かい合わせに座ったエレオノール姉様と色々な話を交わしている。

その主な内容は当たり前の事だけどシルゴルの事、そしてあの時から私の身体に起きた変化について…

 

「つまり明確な敵意、ないしは傷付けようという意思が伴わない現象では貴女が傷を負うことは無いと?」

 

「はい。様々な実験を行った結果恐らくはそうとしか…これはオールド・オスマンもミスタ・コルベールも同じ見解です。ですから痛みは無いんでしゅが…ひょっ…とねえしゃま…」

 

私の身体に起きた変化の内容を聞いたエレオノール姉様はいつもの様に一頻り私の頬をグイグイと抓ってから溜息を一つ漏らすと額に手を当てて眉間に皺を寄せる。

 

「ハァ…なんかもう色々アレだけどそういう物だと割り切らないといけないのよね…それにしても安全度は高いんでしょうけどこれまた微妙な条件ね。本当に危険な状況だと意味が無いだなんて。」

 

エレオノール姉様の言葉に私も思わず苦笑いが溢れる。それもこれも私の秘密を知っている人達が口を揃えて同じ様な感想を漏らすから。

実際学園の塔から飛び降りても無傷だった私だけどみんなに色々手伝ってもらって発覚した『相手側の敵意の有無』という簡単な条件で普通に傷を負ってしまうのだ。

本当に危険な敵との戦いにおいて本当に全く役に立たないなんて我がことながら意味が分からない不死身っぷりだわ。

まぁそれでも秘薬や薬草を使った際の回復効果が尋常じゃない効果を発揮する様になったのはありがたいし…最悪死んでもシルかゴルがいる限り多分私は生き返れると思う。

 

まぁそれは試したくはないけど・・・

 

 

「えーと、それと身に付ける物の重さを感じなくなったのね?これもまた微妙な条件ね。」

 

「正確に言えば両手で物を持つと途端にそれを重いと感じます。それが例え空の籠でも水で満たされた甕でも同じ様な重さだと感じます。」

 

私の注釈にエレオノール姉様は今度は両手で頭を挟むと呻き声を上げながら俯いてしまった。

分かります…だって同じ様な反応をみんなしてきたんですもの。我が身の事ながら本当に意味が分からない…

それでも「………いっそ解剖…」だの物騒な事をブツブツ呟くのは辞めて頂けますか姉様?

 

 

「何にせよエレオノール様、何が起ころうとルイズ様は私が命に替えましても御守り致しますのでどうかご安心を。」

 

私の隣に座るエミットがいつもの様に生真面目な声色で静かにそういう。因みに私の護衛である彼女は今は従者の一人として同行している。

 

「えぇ、頼むわねエミット。」

 

この短い時間ですっかり憔悴してしまったエレオノール姉様が力無く顔を持ち上げる。

 

まぁ他にもやたらと食事量が増えた事やスピードがやたらと速くなったんだけどタバサよりちょっと多く食べて食べ終わるのが早いだけだから普通よね?と言うか普通の筈だわ!!

あの時のタバサの絶望に打ちひしがれた様な私を見るあの表情は今でも忘れられない…

 

 

そんなこんなでヴァリエール領までの道中の私はエレオノール姉様からの質問攻めに会い続けたわけだけど道中思いも拠らぬタイミングで私は嬉しい再会をすることになった。

 

 

「ルイズ!!」

 

「小姉様っ!!」

 

ヴァリエール領のとある村落で歓迎を受けて出発した私達だったけれども偶然にもラ・フォンティーヌから実家に向かっていた小姉様が私達の魚車を発見したらしく私達の元に駆けつけてくれたのだ。

久しぶりに会う小姉様は私を強く抱きしめてくれ、私も嬉しくてつい小姉様の胸に顔を埋める様に抱きつく。家族の中でもこんな事が出来るのは小姉様だけ。お母様もエレオノール姉様も残念な事に私も、物理的に不可能なのだから…

 

「手紙や噂では知っていたけれど貴女の使い魔は凄いのね。遠くからでも一目見て直ぐに分かったわ。」

 

小姉様は私を抱きしめたままおかしそうに柔らかく笑う。私が大好きな小姉様の笑顔だわ。

 

「はいっ、自慢の使い魔です!!」

 

「…おチビ、随分私とカトレアでは再会の時のリアクションが違うわね?カトレアも、嬉しいのは分かるけどそれ位にして離れなさい。はしたないわよ。」

 

「はーい、エレオノール姉様。」

 

拗ねた様なエレオノール姉様の態度に対して茶化した様に子供みたいな返事をして私を解放した小姉様は扉を軽く開いて走る魚車からひょいと半身を乗り出すとずんずんと歩を進めるゴルとシルを不思議そうに暫く見つめる。

 

「ねぇ…カトレアから見てあの使い魔はどう?率直な意見が聞きたいわ。」

 

そういえば昔から身体が弱かった小姉様は昔からその慰みの一環に沢山の動物を飼っていてその動物たちの言葉が分かるというか意思の疎通が出来るんだったわね…

 

「小姉様、もしかしてシルとゴルが何を考えているかとか分かるんですか?」

 

もしそうであればそれは素敵なことだと…そう問うた私に対して小姉様はゆっくりと首を横に振りながらその視線はずっと二匹に向けられたまま私に静かに応える。

 

「…うーん…なんて言えば良いのかしらね?あくまで私の感覚に過ぎないんだけど純粋過ぎるというか眩しすぎるかしら?…残念だけど私にはルイズの使い魔の事はよく分からないわ。きっとあの子達の事を本当の意味で分かってあげられるのはこの世界中で貴女だけ、きっととても良い子達よ大切にしてあげなさいね。」

 

 

小姉様のその言葉に釣られる様に私も視線を規則的にゆっくりと身体を揺らして魚車を引く二匹の後ろ姿に向ける。

 

「はい!」

 

何処かから私の声に応えてやって来た黙して騙らぬ太陽の光を反射する二匹の使い魔の向こう側にはもう懐かしい私の実家の姿が徐々に見え始めていた。




やったぜ!      投稿者:変態糞うどん

昨日の8月15日いつものレスタ笛使いとワシG級ハンター大剣使いとパートナーのNPC片手剣使いで県北にある塔の土手の下で盛り合ったぜ。
今日は明日が休み何で道具屋で罠と樽爆弾を買ってから滅多に人が来ない所なんで、そこでしこたま毒飯を食らってからやりはじめたんや。

3人で生焼け肉舐めあいながらバケツ頭だけになり持ってきた元気のみなもとを5回ずついれあった。
しばらくしたら、ランゴスタにさされてヒクヒクしてくるし、リオレウスが上空をぐるぐるしている。レスタの嬢ちゃんに笛を吹かせながらパートナーにローキック決めてたら、先にリオレウスが落とし穴にドバーっと落ちたンや。もう顔中、閃光まみれや、3人で武器を出したり爆弾を置きまくったり、溜め3でかちあげてぶっとばしたりした。ああ~たまらねえぜ。

しばらくやりまくってからまた麻痺拘束しあうともう気が狂う程気持ちええんじゃ。





俺は一体何を書いていたんだ(錯乱

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