ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
「【霊槍シャスティフォル 第五形態
放たれる無数の短剣が迫り来るモンスターに風穴を開ける。その光景に【ヘルメス・ファミリア】は唖然としアイズはパチパチと拍手していた。
こうなった理由はアスフィがベルの能力を把握しておきたいと言った事が原因でありベルもそれに同意し全てでは無いにしてもある程度の能力を見せる為襲って来るモンスターを次々倒していた。
「とまぁ大体こんな所です」
「変化する武器に圧倒的な身体能力、貴方は【剣姫】と一緒に前衛をお願いします」
「了解」
「頑張ろうね、ベル」
「はい!!」
それからも順調に下へと降りていき依頼にあった24階層、降りた途端目の前にあったのは無数のモンスターが通路を埋め尽くす程大量に居るモンスター。
「降りた途端これかよ」
【ヘルメス・ファミリア】の団員の一人がそう愚痴を溢す。
「アスフィどうする?」
「どうせ駆除しなければいけません。当然殲滅します。と言いたい所ですが、流石にあの数は面倒ですね。クラネルさん、お願い出来ますか?」
「良いですよ」
ベルは何でも無い事の様に言うとシェイプロティエンを再びシャスティフォルに変化させ
「マジか……」
「もう全部アイツ1人で良いんじゃないか?」
「帰っちゃう?」
「そういう訳にも行かんだろう」
それから異常があると思われる場所に当たりを付け先に進む。
「むむむ…………何だこりゃあ?」
ベルは道を阻む巨大な肉の壁を前に首を傾げていた。地図通りならばこの先に道が続いている筈でこんな肉壁は存在しない筈なのだ。
「どうする?」
「入口らしき穴の跡はありますが開きそうにありませんし、炎が有効か試しておきたい。燃やしましょう」
アスフィがそう判断し【ヘルメス・ファミリア】の魔道士が壁の前に立ち魔法を放つ、見事に壁に穴が開きベル達は中に入る。
そのまま先に進んで行くと突如【怪物祭】で襲って来たモンスターが頭上から奇襲して来る。
「纏めて焼き払うか【霊槍シャスティフォル 第四形態
突如巨大な向日葵の様な花が咲きモンスターに向かって光弾を放つ、モンスターはその光に焼かれ灰となり消える。
「アレは何ですか?」
「私達も詳しくは知らない、でも背後に操ってる人がいる」
「厄介ですね、細心の注意を払って先に進みます」
その後も通路を通る度に同じモンスターに襲われる。
「アスフィさん!!三方位全部からだ!!」
「【剣姫】、クラネルさん、一方ずつお願いしていいですか?」
「うん」
「はい!!」
2人は同時に違う方向に飛び出しベルはモンスターを殲滅する。
「アイズさん!!」
しかしアイズの方は新種のモンスターが道を阻む様に壁となりアイズとベル達は引き離されてしまった。
「はぁ!!」
ベルは壁となったモンスターを切り裂くが直ぐに新たなモンスターが壁となり進むことが出来ない。
「あんまり
「お、おい。何かヤバくねぇか!?」
「【剣姫】の事はクラネルさんに任せます。我々は目的達成を!!」
ベルの右目に紋様が現れアスフィは危険を察知しクエスト完遂を名目に先へと進んだ。