ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか   作:寝心地

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第14話

「はぁあああああああああああああ!!」

 

ベルは凄まじい力を剣に溜めそれを一気に解き放つ。同時にモンスターの壁に四角い穴が空き再生される前にその穴に飛び込む。

 

「アイズ!!」

 

壁の向こうではアイズと例の女が戦闘を行っておりアイズが劣勢に立たされていた。

 

「離れろ!!」

 

ベルもその戦闘に加わり女を蹴り飛ばす。

 

「ベル!!」

 

「大丈夫か?」

 

「うん、ありがとう」

 

「ここは任せて【ヘルメス・ファミリア】の援護に行け。急げばまだ間に合う筈だ」

 

「でも……………………分かった」

 

アイズは何かを言おうとして止め素直にベルの指示に従うと女が立ち上がる。

 

「また貴様か、【アリア】の守護者のつもりか知らんが貴様に用は無い。消えろ」

 

「悪いが女を傷つけられて黙ってる程俺もお人好しじゃねぇんだ」

 

2人の間に殺気が張り詰め同時に駆け出す。剣と剣がぶつかり合い火花が散ると2人は凄まじい速度で剣を振るう。

 

「前よりは強くなったか?」

 

「【アリア】を捕らえ貴様を殺す為にな、あの時の様な無様は2度と晒さん」

 

「そうかよ!!」

 

ベルは剣を弾くと空いた左手で女を殴る。しかし女もその拳を右手で受け止めダメージを抑え逆に大剣を振り下ろすがベルもそれを軽々躱す。

 

互いに決め手の無い中、ベルの右目の紋様が額にまだ広がる。

 

(何だ?ヤツの雰囲気が…………ッ!!)

 

女が異変を察したのとほぼ同時にベルの拳が女を貫く。

 

「ガハッ!?」(更に速く重くなった!?)

 

「どうした?その程度か?全く、退屈で眠くなるぜ」

 

「っ!!」

 

ベルは倒れた女の頭を踏みつけそう言うと女を軽く蹴飛ばすが女はピンボールの様に跳んで行く。

 

「グハッ!?」

 

「まだ死ぬんじゃねぇぞ〜」

 

ベルはそう言い更に女を蹴り飛ばす。女は何度か地面を跳ねた後壁を貫き穴の奥へ消えた。

 

ベルは悠然と穴に入るとそこでは【ヘルメス・ファミリア】とアイズ、そして何故かベートとレフィーヤ、そして見慣れないエルフがいた。

 

「ベル!!」

 

「兎野郎!?」

 

ベルの登場に驚く一同を無視しベルは敵方を見る。

 

「情けないぞレヴィス、【アリア】を簡単に逃がしただけでなくあまつさえたかが冒険者1人に苦戦するとは、だが貴様の失態、この俺が拭ってやろう。巨大花!!」

 

女、レヴィスの仲間と思われる男はそう言いモンスターに命令する。

 

「止せ!!止めろ!!」

 

レヴィスはその行為を止める様に警告するが時既に遅く巨大花はベルの方へ向かいベルの手の中の剣は黒紫の炎を纏っていた。

 

「【付呪・獄炎(エンチャント・ヘルブレイズ)】」

 

同時にベルは剣を振り下ろすと黒紫の炎は襲って来た巨大なモンスターを切り裂き死体すら残らず消滅した。

 

その姿に男は尻餅をつき後退する。

 

「あ、ありえん。まさか一撃で…………」

 

「まだ残ってやがったか」

 

ベルはそう言うと男の心臓を握り潰すが違和感を覚える。

 

「彼女に選ばれた私が心臓などという器官に何時までも頼るわけ無いだろう!!愚か者め!!ここで死…………ね…………」

 

「【神千切り】」

 

男が何かを言い終わる前にベルは【神千切り】で男の全身を切り裂いた。

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