ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
「な、何のつもりだ…………レヴィス」
切り裂かれた男はその傷に沿って崩壊しながら背後を見る。そこには男の胸にあった魔石を手にするレヴィスの姿があった。
「力が必要になった。それだけだ。ただ殺されると言うのなら、その力を私に寄越せ」
レヴィスがそう言うと同時に男は完全に灰となりレヴィスは奪った魔石を噛み砕くとベルに剣を向けた。
「巨大花!!枯れ果てるまで産み続けろ!!」
レヴィスはベルと共に穴の奥へ戻る際命令を出し凄まじい数のモンスターが生み出される。
「兎野郎!!」
ベートはレヴィスと共に飛んでいくベルの後を追おうとするがベルが笑っていたのを確認しその足を止める。
「ベートさん!!あの人を助けないと!!」
「アイツ…………笑ってやがった」
「え?」
「まだまだ余裕があるって事だ…………クソが、俺達は雑魚共の方に行くぞ」
ベートは腹立たしげにそう言い【ヘルメス・ファミリア】の救援に走った。
ベルとレヴィスは互いに距離を取り睨み合う。
「神器解放」
シェイプロティエンからロストヴェインに変わった剣を握りレヴィスの頭上から斬りつける。
レヴィスはそれを避け大剣を斬り上げるがベルもそれを躱し蹴りを放つ。
蹴り飛ばされたレヴィスは直ぐ様体勢を立て直すが背後に回ったベルの手に黒紫の炎が灯っていた。
「【
レヴィスは直ぐ様飛び退き直撃を避けるが炎に向かう先ではベルがロストヴェインを構えていた。
「【
すると炎は向きを変え威力を増しながらレヴィスに向かい直撃した。
(どうなっている?何だ今の動きは?移動した事に全く気付かなかった。それにこの炎)
レヴィスを包む炎はレヴィスの再生を阻害し燃え続ける中レヴィスは視線を動かすと複数個所にベルが居るのを確認する。
「成る程、目に見えぬ程高速で移動していたのでは無くその場に分身を呼び出していたのか」
燃える炎を肉体ごと引き千切り再生するレヴィスはモンスターを呼び出しその口の中に潜り込む。
「守護者よ、【アリア】に伝えろ、59階層に向かえとな」
レヴィスはそう言いモンスターと共に逃げ出そうとするがベルは無理矢理モンスターの口を開くとレヴィスを引きずり出す。
「貴様!!」
「逃がす訳ねぇだろ」
ベルはそう言うとレヴィスに連続で拳を叩き付ける。完全に再生しきれていなかったレヴィスは大ダメージを負い動けなくなる。
「遊びもここまでだ。死ね」
ベルは拳に闇の力を纏わせるとレヴィスにアッパーを叩き込みレヴィスの上半身が弾け飛ぶとベルは悠々とその場を離れ【ヘルメス・ファミリア】とベル達の救援に来た3人と共に地上へ帰った。
それからベルとアイズは勝手に依頼を受けた罰としてロキのメイドと執事を期限付きで義務付けられ2人は相当な無茶振りをされたらしいがリヴェリアに良い薬になるだろうと救いの手が差し伸べられる事は無かったとか。