ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
日が照りつける暖かな陽気の日、【神会】でベルの二つ名が決まった4日後、ベルと【ロキ・ファミリア】の女性陣はメレンに来ていた。
目的はダンジョンの入口がバベル以外にもある可能性が浮上し真っ先に疑わしいメレンの海竜の封印を確認しに来たと言う訳だった。
ワイワイと騒ぐ女性陣を他所にベルは体を動かし砂場に片手斧を刺しておく。
「まぁ、何があるか分からないから念の為」
「ベル、それ何してるの?」
「これですか?充電です。此方に来てから全然出来てなかったので」
「充電?…………電気なんて何処にもないけど…………」
「いえ、ずっとそこにある」
ベルはそう言い太陽を見上げた。
それからベルもパラソルの元で一休みする。
「アイズさん!!アイズさんも泳ぎましょう!!」
「ベル〜!!ベルも泳ごうよ〜!!」
レフィーヤとティオナに呼ばれベルも泳ごうと立ち上がる。
「私は…………良い」
しかしアイズはそう言ってその場から動こうとしない。
「何やアイズたん、まだカナヅチ直ってへんかったんか」
「え?まさかアイズさんに限って泳げないなんて事は」
レフィーヤがそう言うとアイズはワタワタしだす。
「ほ、本当に泳げないんですか?」
「泳ごうとすると沈んじゃって…………」
「じゃあさ!!泳げる様に練習しようと!!」
ティオナがそう言うとアイズは水面に足をつける。
「取り敢えず何処まで泳げるか見てみましょう」
ティオネがそう言いアイズは仰向けで水面に浮かぶ。
「仰向けなら受けると…………何よ出来そうじゃない。それじゃあ次は顔に水を付けてパシャパシャっと」
ティオネにそう言われアイズが体を反転させるとアイズは水に沈みそして浮上して来なかった。
「「「「「ええええええええええええええ!?」」」」」
皆が驚いている間にベルが飛び込みアイズを助け出す。
「あ、ありがとうベル………」
「いえ、と、取り敢えず誰かに手を繋いでもらってそこから始めましょう」
「分かった…………じゃあベル、お願い」
「僕で良ければ」
ベルはそう言うと腰の辺りまで水を付けアイズの手を取る。
「コツは体の力を抜く事と水に顔を付けても慌てないこと、取り敢えず水に慣れる所から始めましょう」
ベルはそう言いアイズはベルに捕まりながら潜ったり泳いだりを繰り返す。
それから暫くして不格好ながらも水面から脱出する為に必要な技術位は何とか身に付いた。
「良かったなアイズたん、まだまだカナヅチの域を出んけど取り敢えずこれでモンスターと戦っとる最中に溺死したなんて事故にはならんやろ」
「うん、ありがとうベル」
「いえいえ、実は僕も昔は泳げなくて、ああやって練習したんです」
「ほぉ、ベルたんがカナヅチとは、ベルたんもアイズたんと同じ方法で直したん?」
「いえ、僕の場合もうちょっと過激に…………2度とやりたくありません」
(((((何があったんだろう…………)))))
(七つの大罪にしこたま絞られたんやろうなぁ〜)
それぞれがそんな事を思っているとロキが自身に視線を集める。
「それじゃあ目一杯遊んだ所でお仕事開始や!!海竜の封印を確認する為にちょい南に行くで〜」
ロキはそう言い【ロキ・ファミリア】のメンバーは全員本来の目的の為に動き出した。