ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか   作:寝心地

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第20話

「じゃ、行ってきま〜す!!」

 

「頼んだで〜」

 

ティオネとティオナが海竜の封印を調べる間、ベル達は待機となり暫く水辺を眺める。するとベルの感覚に何かが反応し立ち上がる。

 

「ベル?」

 

「どうしたの?」

 

「何か来るぞ」

 

ベルはそう言うと数秒後、例の新種モンスター通称食人花が姿を現し船を襲撃する。

 

「レフィーヤ!!魔法の準備や!!」

 

「は、はい!!」

 

しかし食人花は船員の冒険者に倒され事なきを得た。

 


 

その夜、リヴェリアとロキから船に乗っていたファミリアを無視出来ないと告げられた。

 

「【カーリー・ファミリア】に【テルスキュラ】、強さだけを求める国…………ディアンヌさんに聞いた巨人族みたいだな。あの人はそこまで強さに固執して無かったけど」

 

ベルが話を聞き終えた最初の感想がそれだった。

 

翌朝

 

アイズとレフィーヤと共に町中で聞き込みをしていたが目欲しい情報は何も無くベルは昼メシがてら適当な屋台で串を買おうとする。

 

「あ、すいません」

 

その時、隣を歩いていた女性と肩がぶつかるがその相手が最悪だった。女はいきなりベルの首に手を掛けてくる。

 

「ベル!!」

 

ベルは直ぐ様その手を払い除ける。

 

「いきなり何すんだ」

 

ベルはそう言うと女の腹を思いっきり殴り建物の外壁にぶつけ気絶させる。

 

「さてさてさ〜て、何でこの人はいきなり殺しに掛かってきたんだ?」

 

「ハッハッハッハッハッハッ、許せ強者よ。我らの国では肩がぶつかるのは戦いの合図なのだ」

 

何処からかそんな声が聞こえ周りを見回すとそこには動物の骨で出来た仮面を被った際どい格好の幼女がいた。

 

「アンタがカーリーか?」

 

「如何にも、妾がカーリーじゃ」

 

「子供の躾位しておくんだな。親の責任だろう」

 

「ベル?」

 

アイズはベルの雰囲気が変わった事に気付き声を掛けるがベルはカーリーから目を離さない。

 

「成る程。お主、神は嫌いか」

 

「アンタの様に自分の快不快だけで生きる奴わな」

 

「ふむ、それは残念だ。念の為聞いておくが妾の物になる気は無いか?他の男とは違う最高の待遇でソナタをもてなそう。あらゆるものが思いのままだ、美酒・美女・美食、文字通り全てだ」

 

「悪いがどんな物を用意されてもアンタに靡くつもりは無い」

 

「ふむ、そうか。まぁ、今日の所は引いておこう」

 

カーリーはそう言うと眷属と共にその場を離れベル達も宿へと戻った。

 

「え?ベルの方にもカーリー来たの?」

 

夕食時、アイズが情報交換の為話しているとティオナからそう帰って来た。どうやらカーリーはティオネの方にも現れたらしい。

 

「ベル、どう思う?」

 

「……………………所謂挨拶に来たって奴でしょうね。食人花と関わりがあるかは分かりませんけどこの街で何か事を起こそうとしているのは間違いないと思います」

 

「……………………そっか」

 

(さてさてさ〜て、この街で何が起こるのやら)

 

ベルは月を見ながらそう考えグラスに入った酒を飲み干した。

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