ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
世の中には怒らせてはいけない物がいると言うことをベルは知っている。
1人はメリオダス、その力で大国を地図から消し【憤怒の罪】を背負っている。
もう1人はリヴェリア、彼女の禁句【年増】【ババア】【おばさん】その他諸々を口にすればその者が無事で済まない事をベルは短い付き合いで理解した。
「……………………もう一度言ってくれます?」
「レフィーヤが攫われた。【カーリー・ファミリア】の目的は最初からティオネとティオナやったんや、2人共おらんくなってしもうた、レフィーヤはその為の餌や。」
「………………………………何処に行けば良い?」
「うちにも分からん。今皆で探してる」
ベルはロキから情報を貰うとグラスを置き外へ出る。同時に街に食人花が現れ達は一気に混乱に陥った。
「ロキ、そっちは任せる」
「了解や、アイツらギッタンギッタンにしてきてや!!」
ロキはそう言うと何処かへ走り去りベルは背中に闇で出来た翼を展開し空を飛ぶと食人花を焼き滅ぼす。
「ベル!!」
ベルの姿に食人花の対処に当たっていた【ロキ・ファミリア】の面々が歓声を上げる。
「アイズもいた筈だ。何処に行った?」
「あっちです!!食人花の対処をしていたら、突然【イシュタル・ファミリア】が襲って来て…………」
「【イシュタル・ファミリア】?【カーリー・ファミリア】じゃねぇのか?」
ベルは周りを見回すとカエルの鎧に襲われるアイズを見付けるが違和感を覚える。
「何でアイズは風を使わねぇ?」
「【イシュタル・ファミリア】の誰かの【呪詛】だ!!」
「【呪詛】?呪いか…………」
【呪い】ベルにとってその言葉は禁句でありこの世で最も忌み嫌う存在、尊敬する2人を永遠に思える時間苦しめ続けた元凶。
ベルは自覚していない。怒らせてはならない人物の中に自分が入っている事を。
「…………【我が意思に応えよ、神斧リッタ】」
何処かの砂浜、地面に突き立てられた斧が1人でに動きベルの元へ飛んでくる。
「神器解放」
夜の闇を押し退け真昼の様に光り輝くのは全て魔力。その魔力に当然人々は注目する。それは当然カエルの鎧の人物も。
「お、お前は…………【
「アイズの為に来たまでだ」
「お前ら!!さっさとやりな!!」
カエル女は周りに叫ぶとベルに【呪詛】を掛ける。
「これでも食らいな!!」
カエル女はそう言いベルに片手斧を振り下ろすがベルの首に傷を付ける事は出来ない。
「馬鹿な…………馬鹿な…………そんな馬鹿なああああああああああああ!!」
叫ぶ女にベルは左手を掲げる。その左手には小さな太陽の様な物が浮かぶ。
「【
魔法はカエル女に直撃し街を越え吹き飛びバベルの塔の外壁に突き刺さったらしい。
「夜の中でもあれだけの力を発揮出来るなんて、流石僕」
ベルはリッタを再び砂場に突き立てる。あのカエル女が【イシュタル・ファミリア】の最高戦力だったのか完全に萎縮し退散していく。
「あ、戻った」
アイズの方を見ると風が渦巻いていた。どうやら【呪詛】が解けた様だった。
「まだ終わってない。ティオナとティオネとレフィーヤを探さないと」
「僕も探してます。取り敢えずあっちは任せて下さい」
ベルはそれだけ言うと再び羽を生やし高速で飛んで行った。