ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
「決めたぞ!!妾もオラリオに行く!!」
「アホなこと言うとらんと早よテルスキュラに戻って子供の面倒見んかい」
「嫌じゃ嫌じゃ!!妾は絶対にオラリオに行くぞ!!」
『…………………………………………』
帰り時になってギャーギャーと騒ぐ2柱の神に互いの子供達は何とも言えない顔でその攻防を見守る。
「大体来てどないすんねん!!」
「決まっておる。ベルに妾の世話をさせるのじゃ、最強の戦士は殺戮の神である妾の元に居るのが筋じゃろうしな」
「な〜にが『じゃろうしな』や!!ベルたんはうちの子や!!お前みたいなクソボケドチビに渡してたまるか!!」
「キャー!!ベル〜ロキがいじめる〜」
カーリーは色気もへったくれも無い会話から流れる様にベルに甘えベルも困った様にその頭を撫でる。
「アハハ…………えっと、団長どうしましょう?」
「…………取り敢えず話も進まないし神カーリーにも同行してもらおうか。重要参考人って事で、まだ何か話が聞けるかもしれないし」
ロキに呼ばれていたフィンにベルが尋ねるとフィンはそう判断しカーリーと【カーリー・ファミリア】を連れオラリオに帰還した。
それから2週間、再三たる調査と聞き取りの結果、何の成果も得られずにいた。
「さてさてさ〜て、何かしら情報が手に入ると良いけどな」
「って、何で
「何で自分まで…………」
ベルとレフィーヤとラウルは歓楽街にいた。
「カーリー様も言ってたでしょ。自分達の他に【イシュタル・ファミリア】も関わってたって」
「だから歓楽街なんすっね。ここは半分は【イシュタル・ファミリア】の物っすからね」
「ラウルさんは特に歓楽街に出入りしてたって団長に聞きましたから道案内お願いしますね」
「自分案内で選ばれたんすか!?」
「さ、行きますよ」
「無視!?ねぇベル無視!?」
3人は歓楽街で聞き込みや怪しい所が無いか観て回るが特に目欲しい物は何も見つからない。
「う〜む、怪しい所が無い位に何も無いな」
「本当に歓楽の為にある街って感じっすね」
その時、ベルの耳に鈴の音が響き周りを確認するが何も無い。
「どうかしたっすか?」
「…………此方だ」
ベルは鈴の音が聞こえた方に歩みを進めると和風な場所に辿り着く。
「ここは…………」
「歓楽街の極東エリアっすね」
2人はベルの歩みのままに着いて行きベルは足を止める。
「……………………見付けた」
ベルはとある建物の前に止まるとそう言う。レフィーヤとラウルがベルの横から顔を出すとそこには狐人の着物を来た少女がいた。
「こんにちは、本日は良いお日柄ですね」
「そうですね、聞きたいことがあります。貴女は【イシュタル・ファミリア】ですよね?」
「は、はい。確かにイシュタル様の元でお世話になっておりますが…………」
「うっそぉ〜」
「何で分かったんですか?」
「勘」
「兎に角この人に話を聞いてみましょう」
しかしラウルが話を聞こうとするより早く狐人の少女は店の者に呼ばれ奥へと消えてしまった。