ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
「あの、ベル様…………一体何処へ向かうのでしょう?」
ベルは春姫を連れ歓楽街を歩いていた。
「【イシュタル・ファミリア】の本拠です。貴女を解放してもらうようにお願いします」
そうして【イシュタル・ファミリア】の本拠に辿り着くとベルは門番に止められる。
「ここは【イシュタル・ファミリア】の本拠だ。客…………では無い様だな?何者だ?」
「春姫さんの身請けの話をしに来た…………と言えば伝わるでしょう。イシュタル様と話がしたい」
ベルの言葉を聞いた
数分して戻って来ると残っていたもう1人に何かを耳打ちする。
「イシュタル様がお会いになるそうだ。着いて来い」
案内役のアマゾネスに付いて行くと建物の頂上近くの部屋に通され椅子に座る女神と対峙し春姫はベルの背中に隠れる。
「春姫を身請けしたいと宣うのはお前か?」
「はい、貴女がイシュタル様?」
「そうだ、お前は知らんかも知れんが春姫は我らの切り札だ。手放す訳にはいかん」
「【
ベルの言葉にイシュタルは嫌な顔を浮かべる。
「貴女が【
イシュタルは足組みを解きベルの顔を見る。
「成る程…………お前がロキの…………お前、私の物になれ」
イシュタルは神の魅了を使いベルを落とそうとする。
「離してくださいよ」
しかしベルはイシュタルの手を払い除ける。
「ッ!!お前は…………何故私に見惚れない!?」
「生憎女の人なら心に決めた人が居る。それを踏み躙るなら神だろうと許さない」
ベルの右目に紋様が現れ塔が震える。
「な、何があろうと春姫は渡さんぞ!!」
「良いや、それは貴女が決める事じゃない。彼女が決める事だ」
焦ったイシュタルの口からそんな言葉が漏れベルがそれに反論すると塔が更に震えると揺れが収まる。
「ベル様…………私は」
「貴女は自由になるべきだ」
「許さんぞ春姫!!今更抜けるなど!!お前を拾い育ててやったのは誰だと思ってる!!」
「自分の願望の為だろう。今まで彼女の為を思って行動した事があったか?アンタは俺の嫌いな神種だ」
ベルはブリタニアにいた頃自身の為に息子達を利用した魔神王を思い出しイシュタルを非難する。
「う、うるさいうるさい!!貴様の様な奴に何が分かる!!お前達!!この男を追い出せ!!いや、殺してしまえ!!もうロキもフレイヤも知った事か!!私の邪魔をする者は全員消してしまえ!!春姫は捕まえて決行の日まで地下に縛り付けておけ!!」
イシュタルの命令を受け【イシュタル・ファミリア】の本拠にいた全員がベルを襲う。
「ベル様!!私の事は良いのでお逃げ下さい」
「何言ってるんですか。この程度物の数にも入りませんよ」
ベルはシェイプロティエンを構えると次々とアマゾネス達を切り伏せていく。
「なっ…………まさかこんな…………こうなれば奴を!!」
イシュタルは次々と倒れる自身の眷属を見捨て何処かに向かった。