ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか   作:寝心地

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第34話

「良かったのかロキ?話せばまだ何か聞き出せたかもしれないぞ?」

 

帰り道、リヴェリアはロキにそう尋ねた。ロキはニヤリと笑い答える。

 

「良ぇ良ぇ、ガネーシャはあれで嘘は言わんからな。それに神の勘やけど今ベルたんに何か偉いことが起きる、それに備えた方が良いってな」

 


 

同時刻

 

ベルの前には見るからに胡散臭い男神が立っていた。

 

「よぉ【唯一無二(ザ・ワン)】、俺はイケロス。子供に見捨てられたしがない神だ」

 

「そんなしがない神が何の用です?」

 

ベルは懐疑的な目でイケロスを見るとイケロスは馴れ馴れしく肩を組む。

 

「実は風の噂で聞いたんだけどな、お前喋る竜女拾ったらしいじゃねぇか、ちょっと見せてくれよ」

 

「誰に聞いた?」

 

ベルは組まれた腕を握りイケロスを脅す。

 

「いてててててててっ!?ヘルメスだ!!ヘルメスに聞いた!!」

 

「ヘルメス?誰だ?」

 

ベルは力を緩めイケロスに問う。

 

「知らねぇのか?【ヘルメス・ファミリア】の主神だよ、オラリオに本拠を構えてるけど色んな所に旅してる落ち着きのねぇ奴だよ」

 

「………………………………ソイツは今何処にいる?」

 

「さぁ?でもオラリオにはいる見たいだぜ」

 

「…………………………………………」

 

ベルはイケロスから完全に手を離しイケロスは握られた腕を払い痛みを抜く。

 

「お~い、俺の話は無視か?」

 

「悪いが入れ違いだ、見たいなら自分で探すんだな。けど、もしあの娘に何かするってんなら、その時は分かってるな?」

 

ベルは殺気をイケロスにぶつけその場を去った。

 

「あ~、取り敢えずアイツらが竜女に手を出さない事を祈るか…………って神が誰に祈るってんだよwww」

 

イケロスは自虐を挟みながら呟いた。

 

一方、ベルはイケロスから話を聞いたヘルメスを探していたがヘルメスの容姿を知らない事を思い出しどうしたものかと考えていた。その時、街中に取り付けられている拡声器から警告音が流れる。

 

『緊急警報!!緊急警報!!オラリオに所属する全ファミリアはギルドの指示下に入って下さい!!ギルドは強制任務を発令します繰り返します。オラリオに所属する全ファミリアはギルドの指示下に入って下さい!!』

 

突然の事態に住民は不安そうな顔を浮かべると更に情報が発信される。

 

『18階層リヴィラの街が武装したモンスターにより壊滅!!伴ってモンスターの大移動を確認しました!!』

 

その言葉を聞きベルは直ぐ様本拠に戻る。

 

『え?り、了解!!市民及び全冒険者のダンジョン侵入を禁止します!!各ファミリアはギルドの指示があるまで本拠で待機して下さい!!繰り返します…………』

 

途中アナウンスがそう変わり職員も戸惑っている事が感じ取れる。

 

「団長!!」

 

ベルは団長室に飛び込む、フィン達もアナウンスを聞いたようで話し合いをしていたがアイズとガレスは何やら剣呑な雰囲気だった。

 

「ベル、戻ったか」

 

「はい、何があったんですか?これからどうすれば…………」

 

「……………………ギルドの指示に従う。それが僕が出した決断だ」

 

「………………………………それは【異端児】達を見殺しにするって事ですか?」

 

「……………………そうだ」

 

『済まないがそれは勘弁して貰おう』

 

フィンの言葉に何も無かった筈の空間にフェルズが現れそう言いフェルズを知らない幹部は武器を構える。

 

「君は何者だ?」

 

『失礼、本来なら自己紹介する所だが時間が無い。私の事はベル・クラネルに聞いてくれ、【ロキ・ファミリア】の幹部達、君達に強制任務を持ってきた』

 

そう言うフェルズの手の中には羊皮紙が握られていた。

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