ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
フィンはフェルズから羊皮紙を受け取るとその中身を確認する。
| 異端児達の進行阻止と【イケロス・ファミリア】の討伐 |
|---|
「これは?」
『書いてある通りだ、異端児達は現在【イケロス・ファミリア】によって何名かが捕まった状態だ、無事だった異端児達はそれに怒り暴徒と化し18階層の進行を行っている。【ロキ・ファミリア】には【ガネーシャ・ファミリア】と協力しその進行の阻止と【イケロス・ファミリア】を討伐し捕まった異端児の救出を頼みたい』
フェルズの言葉にフィンは考えを巡らせ周囲を見る。
「ベルには【イケロス・ファミリア】討伐に、残りのメンバーで【ガネーシャ・ファミリア】の援護に向かう」
「私もベルと…………」
「いや、アイズとベート、それとリヴェリアにはここで待機してもらう」
「ッ!!何で!!」
「私もか?」
「【ガネーシャ・ファミリア】の援護は恐らく問題無いだろう。問題はベルの方だ、僕の予想だけど【イケロス・ファミリア】はクノッソスを使っている筈だ、そうなると何をしてくるか分からない」
「つまり僕のバックアップをお願いするって事ですね?」
「ああ、そういう事だ」
『では、ベル・クラネルにこれを渡しておく』
フェルズはそう言うと外套の中からクノッソスの鍵を渡してくる。
「これって…………」
『以前【ロキ・ファミリア】から資料としてギルドに渡されたクノッソスの鍵だ、先程【勇者】の話でも少し触れられたが私の調べでダンジョンにもクノッソスの出入り口がある事は間違いない』
「ありがとうございます」
ベルはクノッソスの鍵を受け取るとフェルズと共にダイダロス通りのクノッソスの入口へ向かった。
「捕まった異端児達は分かってますか?」
『ああ、君の連れてきたウィーネも捕まっている』
「ウィーネも?」
『ああ、私が気付いた時には既に捕まっていた。居場所が分かれば良いんだが』
「わかりますよ」
『何?』
「神器解放」
ベルはシェイプロティエンを明星アルダンに変える。
「………………………………見付けた」
『見付けた?索敵の魔法か?だが詠唱が…………』
「最速で行きます!!」
ベルはそう言うと更にスピードを上げドンドンとクノッソスを進んでいく。
当然クノッソス内にもモンスターが居るのだがベルはそれらを蹴散らす。
暫く進むと広い空間に出る。
「ウィーネ!!」
扉を半ば蹴破る様にしてその広場に出たベルはウィーネの名前を叫ぶとそこには檻に入れられ痛めつけられる異端児達の姿があった。
「あ?」
「おいおい、誰だよ」
「お前、どっから入ってきやがった?」
「…………………………………………」
ベルから怒気が漏れベルの目が赤から紫に変わった瞬間。
「あああああああああああああああああああああ!!」
ベルの怒気を含んだ叫びが響き渡った。