ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ」
アイズはダンジョン内を走り回りベルを探す。
「ベル……何処?」
アイズにとってベルは希望そのものだった、何処にいようとアイズを必ず助けてくれると約束してくれた英雄。
優しく強くちょっと変態だが愛嬌のある人物
「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ」
「どうした木偶の坊?俺をもっと楽しませろ」
そんな存在が今、アイズの前で嬉々としてゴライアスを痛め付け足蹴にしていた。
「ベル…………」
アイズがベルの名前を呼ぶとベルはアイズの方を振り返りゴライアスの頭を踏み潰す。
「何だお前?人間か?」
「ベル…………私の事忘れちゃったの?」
「ベル、またその名前か、俺はメリオダス、【十戒】の統率者だ。お前の様な女知らん、早々に消えろ」
その言葉にアイズの目に涙が浮かぶが次の瞬間にはデスペレートを抜き飛んできた斬撃を受ける。
「ほぉ、今のを受けるか、ならこれならどうだ?」
ベルは纏っていた闇の上半身部分を闇の塊に変え複製する。
「【トリリオン・ダーク】」
無数の闇の塊がアイズを襲う。アイズは無数の闇の塊を躱し受けいなすが一つ一つの威力が重く速い為次第に傷が増えとうとう致命的な一撃を受けてしまう。
「ガハッ……………………ゲホッゴホッ」
「寸前で後ろに飛んで威力を殺したか、でなければ今頃腹に大穴が空いている所だ」
アイズに歩みながらそう言うベル、アイズは体を起こそうとするが力が入らず顔を上げるだけに留まる。
「ベル…………目を覚まして」
「………………………………」
その顔をベルは真顔で見つめ
「うっ」
「フハハハハハハ」
その顔を地面に押し付ける様に踏みつけた。アイズは涙が溢れ地面の砂を握り締めた。
「それくらいにして貰おうかな」
その時、声が聞こえベルの肩に手が置かれる。
「………………………………何だ、お前?」
ベルの目線の先にはフィンと【ロキ・ファミリア】の幹部陣がおり、リヴェリアは早速アイズに水薬を飲ませようと気を伺っていた。
「君に以前惨敗した者さ、
「人間風情が、烏滸がましいぜ【
黒紫の炎がフィンを襲いフィンはすぐに下がり入れ替わる様にベートとティオナがベルに突進する。
「いい加減にしやがれエロ兎!!」
「ベル目を覚まして!!」
ベートの蹴りとティオナの大双刀を素手で受け止める。
「なっ!?」
「うっそぉ!?」
「………………………………」
ゾワリと嫌な物を感じた2人は直ぐ様離れようとしたがベルに握られた場所が離せない。
「クソが!!」
「離して〜!!」
バキリと嫌な音が響き2人の装備が砕けた。
「チッ!!」
「ゲェ!?大双刀砕けた〜!?」
2人は辛うじて武器だけで済んだが凄まじい握力に【ロキ・ファミリア】のメンバーは冷や汗を流した。