ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
あっという間に遠征日当日となりベルは早速注目を集める事になる。
「おい、見ろよ」
「ああ、すっげぇ鎧だな、剣も一級品だ」
「だが誰だあれ?【ロキ・ファミリア】のエンブレム背負ってるが、あんな奴【ロキ・ファミリア】に居たか?」
「新人じゃないか?新米にすら上等な装備を持たせるたぁ大手は余裕があるねぇ〜」
冒険者達の妬み嫉みがベルに刺さるがベルはそんな言葉を無視しフィンの後に続く。
「悲観するなよベル。第一級冒険者に付いて回る物だ」
「大丈夫、慣れてるから」
リヴェリアの言葉にベルはそう返し先へ進む。
「あの年で肝が据わっとるのぉ」
「……………………ああ」
そうしてダンジョンに入る前、フィンが団員達の士気を挙げる演説を行いダンジョンへ向かった。
数日後、ダンジョン49階層
「ホイホイホイっと」
ベルは向かってくるモンスターを切り刻んでいく。
「おお〜、ベル凄い!!」
「バカゾネス!!エロ兎より目の前の事に集中しやがれ!!」
「左翼崩れそうっす!!」
「ベル!!応援に行ってくれ!!」
「了解っと」
ベルはモンスターを足蹴にし左翼に移動すると武器の片手剣が形を変えていく。片手剣だった武器は四節棍に変わる。
「神器解放」
神器 シェイプロティエン
「聖棍クレシューズ 神器解放」
「【
四節棍から無数の光が飛びモンスター達をあっという間に殲滅しその姿に【ロキ・ファミリア】の面々も驚きの表情を浮かべた。
50階層
キャンプを張りベルは焚き火に鍋を置きアップルパイを作っていた。
「あ!!ベル!!」
「あんた料理も出来たのね」
「ティオナさん、ティオネさんも」
「美味しそう!!ねぇ!!私も食べて良い?」
「ええ、良いですよ。どうぞ」
ベルは手近な包丁で均等に切る。
「あ、ベル…………何してるの?」
「あ!!アイズ!!アイズも一緒に食べよう!!ベルが作ったアップルパイ!!」
「ッ!!食べる」
アイズもアップルパイを一欠取る。
「「「「頂きま〜す」」」」
4人は同時にアップルパイを齧る。数瞬の間が空き4人は同時に
「「「「ブゥーーーーーーーーーーー!?」」」」
アップルパイだった物を吐き出した。
「ちょっと何よこれ!?」
「甘いのに辛いし酸っぱい!!」
「…………………………………………」
「おっかしいな〜バンさんのレシピの筈なのに…………ん?」
ベルは貰ったレシピを確認する。そこには【著メリオダス】の文字があった。
「チクショウ!!騙された!!」
「「「此方の台詞!!」」」
見た目が完璧だったが為に完全に面を食らった3人は思わずベルにそう返しアップルパイの形をした何かはベルが責任を持って全て食べた。
休憩も終わりフィンが50階層に居る全員を集め最後のミーティングを始める。
「良し、目的の59階層に向かう前に【ディアンケヒト・ファミリア】からのクエストをやっておこう。依頼はガドモスの泉の泉水の納品。依頼量に達するには2箇所回らないといけない、そこで少数精鋭の2チームに分かれていく」
フィンはそう言うと泉水を取りに行くメンバーの名前を呼ぶがそこにベルの名前は無かった。
「ベルとリヴェリアを中心にこのキャンプを守って欲しい」
「了解」
そうしてミーティングを終えフィンやその他の幹部陣がガドモスの泉の泉水を取りに行きベルはその背中を見送った。
神器 変剣シェイプロティエン
ベル専用神器の片手剣、その特性は【変幻自在】
剣でありながら槍であり斧でもあり鞭でもある。ブリタニアにいた当時、型の決まってなかったベルの為にリオネス王とマーリンから贈られたもの。その特性上他の神器にもなる事が出来るがオリジナルの70%程度の性能しか発揮出来ない。