ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
ベルが闇の呪縛から目覚めて数日後
「と言うわけで、やっと具体的な金額が出たよ」
フィンはそう言い請求書の様な物をベルの前に置く。今回の件で【ロキ・ファミリア】は多額の負債を抱える事になったのだが、ベルは全責任を取る為負債の返済を申し出た。その結果ベルにはウン十億ヴァリスの借金だけが残り請求書を受け取った際、ベルは灰の様になったと言う。
「因みに、返済に関しては半分は【ガネーシャ・ファミリア】の物だからそれを念頭に置くように」
「……………………はい」
「良し、それじゃあ本題はまた夕飯時にでも話そう」
(本題?)
その日の夕飯前、フィン達幹部は壇上に上がり団員達に声を掛ける。
「皆、夕飯前に1つ伝える事がある。僕達は人語を介するモンスター、【異端児】達と結託する事にした」
『ッ!!』
今まで秘匿されてきた【異端児】達の情報をファミリア内で共有する。当然18階層での事を知っている団員達からは反対の声が上がる。
しかし、アナキティの尽力もあり団員達を上手く纏める事が出来た。
「さてさてさ〜て、僕は1日でも早く借金完済する為に修行ついでにダンジョンでも潜って来ようかな」
ベルはそう言いダンジョンへ向かう。
「あ、私も行く!!」
アイズはそう言い慌ててベルの後を追う。
「本当、アイズってたばベルにべったりだよね~」
「寧ろあれだけ酷い事されて、あれだけ怖い目に遭ったのに何であんなに信頼出来るんですかね?」
「決まっている、アイズにとってベルは英雄だからだ」
ティオナ・ティオネ・レフィーヤが話しているとリヴェリアがそう声をかけてくる。
「リヴェリア、ベルが英雄って?」
「ベルはあの子に約束したらしい、【自分がどんな場所にいても、アイズがどんな場所にいても必ず助けに来る】と」
「へぇ〜本当に英雄みたいだね」
「最も、これは受け売りらしいがな」
「またメリオダスって人ですか?」
「さぁな、そこまでは教えてくれなかった。それよりお前達も準備をしろ、今回の戦いは相当厳しい物になるぞ」
リヴェリアの言葉に3人は何とも言えない顔を浮かべる。
「どうした?」
「いや〜正直あの時のベル以上に厳しい戦いって想像が付かないよね〜」
「それは……………………まぁ、分からなくもない、だが準備をしておくことにこした事は無いだろう?」
リヴェリアの言葉に3人も準備を進めた。
一方アイズとベルは30階層でモンスターを倒し周り荒稼ぎしていた。
「そういや捕まってた【異端児】達はどうなったんですか?」
「一応フェルズさんから全員無事だったって手紙は来た」
「じゃあ大丈夫か、フィンさんも【異端児】と協力するって言ってたし…………取り敢えず自分の事を考えないとなぁ〜」
ベルは自身に伸し掛かるウン十億ヴァリスの借金に冷や汗を流していた。