ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか   作:寝心地

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第46話

『手記を確保した!!道筋は全部把握した!!の敵の本拠点は9階層!!精霊の分身は10階層だ!!階層主でも暴れられそうなデカい空間が幾つもある!!【勇者】!!指示をくれ』

 

通信機から【ヘルメス・ファミリア】のルルネの声が聞こえベル達もルルネの情報を元に先へ進む。

 

「ッ!!」

 

 「どうしたベル?」

 

「………………………………いや、何でも無い。向こうは大丈夫そうだ」

 

「気を引き締めろ、儂らがタナトスに最も近い、お前さんとて気を抜けば死ぬぞ」

 

「……………………ああ、だから僕から俺になったんだ」

 

ベルはそう言うとガレスと共に先頭に立ち先に進む。

 

「考えて来たな、モンスターに爆弾括り受けるとは」

 

愚痴をこぼしながらもベル達は途中でフィン達と合流し先に進みとうとうタナトスのいる場所に辿り着く。

 

「後は神同士の話し合いだな」

 

「だが油断はできんぞ」

 

「ああ、フィンの物ほど精度は良くないが、嫌な予感がピンピンしてるぜ」

 

ガレスとそんな会話をしているとロキが何やら慌てて通信機でディオニュソスの名前を呼ぶ。

 

「何だ?どうしたんだロキ?」

 

ベルがそう尋ねると同時に轟音が響き大地が揺れる。

 

「今のは…………」

 

「団長!!」

 

自身が収まった所で通路の方から声が聞こえそちらを見ると何やら緑色の肉の様な物が通路いっぱいに広がり迫ってきていた。

 

「【付呪・獄炎】」

 

ベルは即座にシェイプロティエンを抜き緑色の肉に振り下ろすがダメージは一切無い。

 

「ベル下がれ!!扉を閉める!!」

 

ベルは声に反応し下がると扉が勢い良く閉まる。

 

「残念だったね【ロキ・ファミリア】この部屋の出入り口は1つしか無い、この意味が分かるだろう?」

 

「ああ、ここから出られないって言いたいんだろ?」

 

「その通りだ【勇者】」

 

「でも貴方も僕達【ロキ・ファミリア】の事を何も知らない様だな」

 

「どういうこと?」

 

「ベル」

 

「ああ」

 

ベルはそう言うと剣を構え凄まじい魔力の奔流を作り出す。

 

「ハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

「まさかその子の剣で天井に穴を開けて逃げ出そうとか?無理無理、オリハルコンにアダマンタイトが約8層だよ?そんなのをただの剣でなんて……………………」

 

そこでタナトスの言葉が止まる、ベルの剣が煌めいたかと思うと斬撃が天井を破壊しその穴を見上げれば太陽の光が漏れていたいたからだ。

 

「全員あの穴から脱出するんや!!!!」

 

ロキがこれ幸いと叫びベルは背中から翼を生やしロキとタナトスを掴むとそのまま誰よりも早く地上へ脱出した。

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