ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
「【
ベルはクノッソスの入り口の1つで凝固する緑色の肉に向けて獄炎を振り下ろしていた。
ベルの記憶から探り当てた太古の封印の力、その発動まで時間が残されていないと知ったフィンは直ぐ様事情を知る者達の代表をウラノスの元に招集し現在対策を練っていた。
その間にベルは精霊の分身の元までの道を切り開く仕事を任された。
「すっげぇ……」
「かれこれもう2時間はああして作業してるぞ、魔力枯渇の気配も無いし本当に前衛なのか?」
他の冒険者達がポーションや休憩で魔力と体力を回復させながら作業しているのに対しベルは作業を始めてから1度も休憩を取らずに動き続けていた。
「あ、いたいた、お〜いベルさ〜ん」
そこにラウルが現れベルはそちらを見る。声は普段と変わらず何処か抜けた様な声だったがその表情は固く真っ直ぐな目をしていた
「団長がお呼びっす」
ラウルから伝えられたのはたったそれだけ、しかしその言葉にどれだけの意味が込められているかベルは知っていた。
ベルは作業の手を止め直ぐにフィンの元へ向かった。
「作戦を説明する」
作戦当日
「よぉ、ベルっち」
「やぁリド、ウィーネも久しぶり」
ウィーネは久しぶりにあったベルに抱き着きベルの存在を確かめる様に力を強める。
ベルは異端児で結成された部隊に唯一の人間として組み込まれた。
『ベル、君には【異端児】達の第六部隊に行って欲しい』
『【異端児】の部隊?』
『ああ、彼らは肉体はモンスター、フェルズの話では潜在能力はLv3はあるそうだがそれでは足りない、他の事情を知る第一級冒険者も既に他の部隊の統率で手一杯だ。彼らと唯一友好的な関係を持つ君にこそ頼みたい』
『…………………………分かりました』
「って事があったんだ」
「そうか、兎も角ベルっちが来てくれたなら百人力だぜ」
【異端児】達と再会を喜び合っているとフェルズから渡された通信機からフィンの声が聞こえて来る。
『作戦を開始する!!総員突撃!!目標は魔城クノッソス!!』
「行こう」
「よっしゃあ~!!暴れてやるぜ!!」
ダンジョンから侵入した第六部隊は他と比べて早い段階でクノッソス10階層に足を踏み入れた。
9階層までとは違い壁全体に
先を急ぐベル達は周りの
「え?」
暫く進んでそれに最初に気付いたのはウィーネだった。
ウィーネは炎を避けられない事を悟り目を閉じる。
「【
キィンと言う甲高い音が響きウィーネが目を開けると壁に