ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
「大丈夫?」
ベルはウィーネの頭を撫でながらウィーネに尋ねる。
「うん、ありがとうベル!!」
「このまま行くぞ!!」
「ウィーネ!!発動前の
「分かった!!」
ウィーネの指示の元ベルが魔法を【
ウィーネの察知とベルの反射で難なく目標地点に辿り着いたリド達が目撃したのは花の蕾の様に腕が幾重にも折り重なった巨大な何か、それが花開く様に展開し詠唱が聞こえて来る。
「アレが完成したら俺達の負けだ!!行くぞ!!」
ベルは嫌な予感を覚え反射的に魔神化し異端児に指示を出し飛び出す。
それに対し精霊が行ったのは超速詠唱による魔法の発動と複数の口を作り行われる多重詠唱。
精霊はベルのここまでの動きを見極めていた、魔法の発動に対し行われる【
故にこれから行われる全方位魔法発動はどれか1つしか対処できない。
「神器解放」
筈だった。シェイプロティエンは形を変え緑色の片手剣ロストヴェインに姿を変える。
「ロストヴェイン 神器解放」
詠唱の完了と同時にベルの姿がブレベルが無数に現れる、全てのベルは剣を構え同時にその言葉を発した。
『『【
キィンと言う音と共に雷は反転しあちこちの壁と精霊を傷付ける。
『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』
精霊は必勝に近い筈だった攻撃をあっさりと返され奇声を上げる。同時に分身体のベルが消え本体から黒い稲妻が迸る。
「諦めろ、お前に勝機はねぇ」
「べ、ベルっちスゲェ、俺達要らなかったんじゃねぇか?」
リドは思わずそんな声を漏らしながらも何時でもベルの援護に入れるように動き様子を見た。
同時刻、第五部隊も間もなく目標地点に着くと言う所で黒い仮面の怪人の妨害に遭いベート・レフィーヤ等の高位冒険者を含めた数人が11階層以下に落とされる事態になった。
当然、仮面の怪人も一緒に
「………………………………」
『………………………………』
両者の間に沈黙が広がる。そんな中で声を発したのはベートだった。
「テメェの正体は知ってる、あん時のクソエルフ、名前は…………何つったか」
『フィルヴィスだ』
「ああ、そうだ、そんな名前だったな。フィンから全部聞いた、テメェはコイツを逃がす為にあれこれ細工してたってな」
仮面の怪人は仮面を外しその奥からフィルヴィスが姿を現す。
「私は愚かだな、優秀なお前達に手掛かりを与えこうして恥を晒し続けている。幻滅したかウィリディス?」
レフィーヤは目の前で自虐するフィルヴィスに言葉を送る。
「貴女…………誰ですか?」