ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか 作:寝心地
「どうした!?動きが鈍いじゃないか、アリアの守護者」
「チッ」
レヴィスは豪剣を凄まじい速度で攻撃しベルは何とかその攻撃を凌ぐ。
「ハァ……ハァ……ハァ」
「余程消耗している様だな、それで勝てるつもりだったのか?」
「今の状態でも勝つ算段はありますよ」
「面白い、やってみろ!!」
レヴィスは更に攻撃の激しさが増す。
「【
放たれた【
(そんなのあり!?)
追撃を躱しながら大きく下がり体勢を立て直す。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
(魔力も体力も残り少ない、不倶戴天を放てるほど魔力も残ってない。アレを放つにしてもこのままじゃ多分威力不足だろう、となると)
「【
左手から光の矢をアイズに放ちアイズの頭に命中する。
「これは…………」
「アイズさん、今のをお願いします」
「ッ!!でもそんな事したら!!」
「お願いします。僕を信じて」
「………………………………分かった」
アイズはそう言うと立ち上がり剣を構える。
「二人がかりなら勝てると言う判断か?甘く見られたものだな」
レヴィスの追撃にアイズはただ一言、その魔法を呼び起こす。
「【
放たれるのは風の付与魔法、対象はアイズ自身、鎧の様に纏われる風はベルの体を削り確実にダメージを与えていく。
「何のつもりだ?」
「ベル、もう良い?」
「ああ」
同時にベルから凄まじい魔力が溢れ渦を巻く。
「ッ!!まさか、この為に」
「そのまさかだ、【リベンジカウンター】あらゆる魔力を蓄積・解放する、お前はこの攻撃に耐えられない」
「チッ!!」
レヴィスは攻撃を受けまいと距離を取るが見えない壁に阻まれる。
「【
「クッ!!貴様アアアアアアアアアアアア!!!!」
「【リベンジカウンター】!!!!」
放たれた魔力が一気にレヴィスを襲う。纏っていた肉の鎧は簡単に砕け自身の命である魔石にヒビが走り砕ける。
同時にレヴィスの体が灰となり消えた。
「勝っ…………た?」
「流石ですベルさん!!」
「ベル、ありがとう」
レイとアイズがベルに声を掛けるがベルは反応しない。
「ベル?」
アイズがベルの様子がおかしい事に気付きベルに触れた瞬間ドサリとその体が崩れる。
「ベル!!」
ギリギリの所でアイズが受け止めソっと地面に寝かせる。
「やはりダメージが…………」
「どうしようポーションが無い、ベル死なないで」
アイズはあたふたする中ベルの額に魔神の紋様が浮かぶ、同時にベルの体の傷が消えベルは目を覚ました。
「…………アイズさん」
「ベル…………良かった。ありがとう」
アイズはベルに抱き着き涙ながらに感謝を伝えた。