事件後の早朝、僕たちの周りはかなり騒がしかった。
「それでは私たちは出発します。他の方々の事、
「こちらこそ、ありがとうございました。あと、何件か質問しても宜しいでしょうか?」
ここの区画を取り締まっている自衛官のひとりが、不安そうな顔をしてハイノメに問いかける。
「そちらの
「事情が変わったのです。彼女は世界樹対策課が保護しますのでご安心を」
「あと、もし化け物が出た場合、何か友好的な手段はないでしょうか……。噂では銃が効かなかったとか……」
「いえ、銃は効きますよ! ただ……熊みたいにタフな奴らばかりなんです。もし出くわした場合、無理に戦わず全力で逃げてください。」
自衛官たちは光を失った顔をしていた。
まあ、そんなことを言われてもなぁ……
市民を守らず、逃げるわけにはいかないし……
「あと……」
「すいません、化け物に関してはまだわからないことだらけなので……」
長くなるとおもったのか、
「そうですか……、出来れば早くこの東京から、被災者の方々を非難させるのが一番なんですけどね……。なかなか出来ない現状、少しでも敵の情報が欲しかったのですが……」
「そうですね、この被災地に化け物が出現していることも、もう全国、いえ全世界に知れ渡ってしまっているでしょう。日本政府もすぐに対応を取ると思います」
青い空、白い雲、素晴らしい天気だが、どこも見渡す限り荒れた街並み……、時々生えている世界樹の根が、さらに異質さを出している。ゲームの世界に入り込んだみたいだ。
「うわ、こんなとこにも生えてきている」
「どうした
「数日前まで、ここには生えてなかったんだけど、どんどん広がているようね」
「おいおい勘弁してくれよ。いずれ世界は世界樹に飲み込まれるのか?」
「そー言えば、対策課の研究員が同じことを言っていたわ」
「……」
僕たち三人は他愛無い話をしながら東京から離れていく、離れるにつれ、災害の被害が落ち着いてきているような気はする。世界樹の根も現れなくなった。
「あ、あの
急に呼ばれてびっくりした。
昨日のこと、そう後藤の件の事か
「
「ちがいます! そっちじゃなくてその前! わ、別れの……」
どうしたんだろうか凄く照れてる。
何か恥ずかしいのか?
「あ、け、結局、離れ離れにならずに済みましたね!」
「そういえばそうだね!」
僕はあの日の夜の事を思い出した。
・・・
急に僕も恥ずかしくなり顔を赤くしてしまう。ぼくたちがイチャイチャしているなか、先頭にいる