第15話 休憩を…
歩き続けてもう昼ぐらいだろうか……
本来なら車などを使えば、もっと早く着けるのだが、災害の影響で道路がボコボコの状態のため、普通の車は使えない。
「ま、まだ付かないのですか? もう、あ、足がパンパンになってきました」
「
そう言われても全く何ともない……
恐らくこの能力、自分の肉体が変化したおかげなんだろう。どうやら疲れ知らずの身体になっているようだ。でもここは空気を読んでおこう。女の子は共感してもらいたい生き物なのだ、と本で読んだことがある。
「そうですね、僕も疲れました。なあ
「そうね、もう12時ぐらいだし、どこか楽にできる場所を探しましょう。」
「やったー、もう、へとへとで……」
すっごく嬉しそうで何よりだ。都心から離れ、災害の被害が落ち着いてきている。と言っても、ここら辺に休める場所があるだろうか?
「ありました! 公園です公園!」
ハイテンションで喜ぶ
「そうね、あそこで一度休憩しましょう。」
なんだか……、最近、美奈《みな》さんのキャラがよくわからない……
「落ち着いたらお腹が空いてきました。」
「そうね、お昼ごはんにしましょう。あ、悪いわね
いつの間にか
「さぁ、お弁当の中身はなーんだ!」
遠足の時の幼稚園生並みのテンションで、お弁当の蓋を開ける
「こ、これだけ……」
「あれま、いがいと少ないわね……」
「お、おまえら、わざわざいただいたんだぞ。」
「じょーだんよ、いただきまーす。」
絶好のピクニック日和のお昼時、
お弁当を食べ終えた僕たちは旅の疲れをとっていた。
「おにぎり美味しかったですね!」
「出来ればお酒が欲しかったとこですけど」
「えぇ! 昼間っから飲むの?」
隣で座っている
「そんなにお酒飲みたいの?」
「はい……なんだか昨日からずっとなんです。」
僕はこの言葉を聞いた瞬間、
「
「アルコール依存症よ! つらい状況なのはわかるけど気を付けないと!」
「……」
期待外れだった。
「それより
気になる……
せっかく整ったきれいな顔をしているのに、物騒なマスクで台無しだ。たぶん、煙の能力の性質上仕方ないんだろうが……
「せっかくきれいな顔しているのにもったいないです。」
よくぞ言ってくれました。
「え、えーと、これは能力の使用上仕方ないのよ!」
「能力?」
「そういえばまだ教えてなかったね。私の能力は……」
「そんなことできるのですか! 体から火を出せるなんて」
「そうなの! この大災害が世界各地で起き始めてから、私のような能力者が現れ始めたの。まだわからないことだらけで、何も説明できないけど、化け物が現れても大丈夫。大船に乗った気持ちでいて!」
まあ確かに、
「頼もしいです!」
「えへへ、そうでしょ」
「これで野宿することになっても簡単に火を起こせますね!」
「……あたしゃライター変わりか!」
「さて、そろそろ行きますか!」
「えー、
「だめだめ、思っていたより全然進んでないんだから! 喋りながらでも歩けるでしょ」
そう言って駄々をこねる