支部長はゆっくりと立ち上がり、 「では、わたしに攻撃してみてください」と言って僕達の前に立った。まるで序盤の師匠みたいなキャラが、主人公たちの力を測る場面みたいだ。たぶん能力を見せてみろ、ってことなんだろうけど。残念ながら僕の能力は驚異的な再生能力以外なにもない……
こ、このままじゃ不採用で研究室送りになってしまう!
「支部長、彼の能力は再生能力です。心臓が止まってからも再生したので、我々と違い不死に近い能力かと。彼女はまだよくわかってませんが、身体能力向上の能力かと」
僕たちが自力でアピールできないのを察し、
「なるほど、わかりました。
「あ、ありがとうございます。」
どうやら合格のようだ。でも調査員? 戦闘係? もしかして
「
「え!」
「お願いしますよ。」
支部長はさらに
支部長室から出た三人組は長い廊下を歩く。面倒ごとを任された
「と、とりあえず受かってよかった~。ひとまず安心ですね。」
「いいえ、今はまだテスト期間よ。特に
「えええ! そんなぁ」
「冗談よ! さすがにそんな悪いようにはされないわ、安心して」
青葉紗友里《あおばさゆり》……、彼女ならやりかねないのだが……
そしてある扉の前で立ち止まった。
「さて、ようこそ世界樹対策課日本支部へ、ここが私たちの部屋よ!」
その扉には、調査課戦闘係と書かれた文字が
戦闘係……、戦隊モノみたいだな
調査課戦闘係の部屋は机が六台、しかも、二つしか使ってなさそうだ。つまり、
「……今はほら! できたばかりだし、人手不足だから!」
「お、追い出し部屋……」
つい出た言葉がこれだった。
しまった!
思ったことがつい出てしまった。
「ちがうわ! 本当に出来たばかりで、人手不足なの!」
「お、思っていたのとなんか違う……」
「ぐぬぬ、でも相棒に出てくる特命係の部屋みたいでかっこいいでしょ」
「でもここには右京さんいないじゃん!」
「うるせえ!」
バシッと強く頭を叩かれた。
「さあ、二人とも自分のディスクは好きにデコってもいいわよ」
机の上は好きに変えて良いらしい。とは言われても、僕はすっきりしていたら別にいい、
「もう一人の方はどちらにいらっしゃるのですか? 随分と、フィギュアが置かれてますが……。」
「あー、あの人は仕事中なの。まあ、近いうちに会うわ。一応この係の責任者だし。まあとりあえずゆっくりしなよ! 明日から忙しくなるし」
その後、