避難区画のシャワーを浴び、新しい服に着替えた。今回の任務は長くなるかもしれないからと、
「あの子は?」
「いえ、まだ目が覚めてないです。可哀そうに……お姉さんを亡くしてしまったんですから」
対策課の研究員達が、魚型のゼノの死骸を回収している。少年のお姉さんの遺体は、上半身から下の部分が化け物に取り込まれていたため、亡骸は、胸腹部から上のところまでしか取り戻すことが出来なかった。
「さて、帰るわよ」
「あの子、大丈夫でしょうか?」
だから、あの女性が彼にとっての……
祖父祖母がいるならまだ救いがあるのかもしれない、彼には強く生きていてもらいたい。
「んほおおおお、たまりませんなぁ!
「そっすね」
この変態は、
「素晴らしい! 水中に適応したゼノは初めて見ました。できることなら、動いている姿も拝みたかった……」
「はあ、そうですか」
変態の隣でため息をついている僕の名は
転職したい……
「
「む、確かに君の言う通りだね。よし君たち、丁重に運ぼう! さ~て、今夜は徹夜だな!」
こんなに嬉しそうに徹夜宣言する人初めて見た。
回収班は、丁寧に現場付近のゼノの死骸を回収した。まるで事件なんて最初から無かったかのようだ。
「できたら、取り込まれていた女性の遺体も貰いたかったんだけど……」
ポロっと、
「
「じょ、冗談ですよ。」
とても冗談には聞こえなかった。
「しかし、
「こ、この子? ……化け物の事ですね、確かに、あの人攻撃面に関しては何もできないと聞いてましたのに……」
「化け物と言わない! ゼノと呼びなさい!」
「……」
「でさぁ、上司が変人すぎて疲れるってーの」
「ああ、
僕は仕事が終わった後、
まあ、
「そういえば、
「あはは 確かに! 初めて会った時、それで怒ってたわ!」
「でも気を付けてね。明日、もしかしたら
「うげ、それは勘弁」