男は鼻の下を伸ばして、恥じらいでいる
「おら、早くブラもとるんだよ!」
彼女は手を背中に回してブラジャーのホックをはずし、乳房を覆い隠すようにしてブラジャーを取った。先程まで強気だった彼女の姿は無く、何とも言えぬ甘美な哀しさと羞恥、侮辱感を漂わせ、しっとりとした女の情感となって男を更に興奮させた。
「うう……」
「ほら、下も脱ぐんだよ」
彼女は右手で乳房を覆い隠し、前かがみになって片膝をくの字に曲げて、左手でパンツをズリ下げていく。
「おいおい、何やってんだよ!」
彼女は乳房と股間を手で必死に覆い隠し、その場にしゃがみこんでしまった。まだ、足首の所にパンツを絡ませたまま……
「あーもう、しゃあねぇ手伝ってやるよ」
男はそう言うと、私の拘束を解き
「おら、来てやったぜ。後はそのごついマスクを外してもらうからな。これから咥えるのに邪魔だろ」
「……サイテー」
男の目の前が突如として煙に覆われた。
「あっつ! なんだこれは?!」
「
「アンタみたいな、不細工に私の顔見せるわけないでしょ。」
「
「いいのよ気にしないで! まあ、キモイおやじだったね」
「たーく、タダで私の裸見やがって! 本当だったら一発かましてやりたいとこだわ」
「アハハ、大丈夫そうで何よりです」
「まあでも、まんまとお色気作戦に引っかかってくれて助かったわ。こうも上手くいくとは思わなかったけど。さて、私の煙は持続力がないから、車にある拘束具でさっさとこの変態を縛っちゃおう♡」
車に戻ると落ち着きのない様子の
「お、お二人共大丈夫なのですか? わ、私どうしたらいいのか……」
「落ち着きなって、敵は捕まえたんだし」
「ぜ、全裸マスクになってましたけど……」
「それ以上言うと、あんたも拘束するわよ!」
車の中には対ゼノ用の猛獣に使うような拘束具しかなかったが、性欲の獣にはお似合いだろうと、
しかし、急に拘束具を持った
これから能力を解いて男を拘束するんだ。男は煙の影響で気絶しているから一人で大丈夫、と
なんだろう、このもやもやした感じ……
「どうしたんでしょうか?
「た、確かに、何かあったのでしょうか?」
まるで金縛りにでもあったかのように、ピッタリと止まている。
私たちは不審に思い、彼女の方へ向かった。万が一、戦うことになったら必要だと思い、力の源であるお酒を少し持っていく。能力者でない
「だ、大丈夫ですよ! 何かあっても
「一升瓶片手に言われても……」
一歩ずつ、慎重に近づき
「は、
不安による緊張で身を震わせながら、
「あ、ああ……」
まるで、なんとか力を振り絞って出したような声だ。
「ゆ、
私はただ事じゃないと思い、彼女の正面に立ち状態を確認した。
よーく、しっかりと見ないと気づけなかった。
まるで、ナメクジが通ったような跡が、彼女の全身を覆ていたのだ。しかも、ぬめぬめした透明な液体は、ゆっくりと動いているようだった。
「に、にげ……て」
彼女の口から絞り出された言葉は限界だった。その原因が分かった。首元だけ、謎の液体が分厚く固まっていた。まるで、ローションの様なそれは、彼女の首をぎゅっと絞めているように見えた。