個性:ブロリーmad 作:伝説の超ブロリスト(自称)
竜崎side
土砂ゾーン
「わっ!?」
「ナイスキャッチでございます」
瞬間移動し終わった直後に真隣に現れた霧から出てきた透を落ちるよりも早くお姫様抱っこの要領で受け止める。もう1つの霧から出てきた轟はブロリーが掴んだ。
「あ、ありがとうフー君………//」
「忘れた?いつでも何度でも助けてやるって」
「ふふっ、そうだったね。………って、思い出に浸っている場合じゃないや」
下を見下ろすとヴィランの虫けら共が沢山。僅かな遠距離個性持ちのヴィランが攻撃してくるが距離があって速度も大したことないので余裕で避けれる。
「スカウターがまだ調整中だから持ってきてねーんだよなぁ……………ブロリー、お前から見てあいつらはどうだ?」
「虫けらがいくら群がったところで、この俺を超える事は出来ぬぅ!」
つまり雑魚の集まりと。
「こぉんな虫けらどもに時間を掛けるのは愚策だな…………やっちゃえ、バーサーカー。あ、間違えたブロリー」
「はい…………虫けらども、今楽にしてやる」
青髪の超サイヤ人になったブロリーは気弾を1発だけ発射する。それが地面に着弾した瞬間、大きな爆発や閃光と伴に悲鳴が聞こえてくる。光が収まると更地になった土砂ゾーンと気絶するヴィランどもの姿が見えた。俺達もゆっくり下降して地面に足を付ける。
「所詮は雑魚ヴィラン、無様なもんだ…………しかし、全員気絶しては情報も取れん。もうちと手加減してくれるとありがたかったんだが」
「手加減って何だぁ……………?」
ぜってー言うと思った。
「………待て、竜崎。1人まだ意識がある奴がいる」
「おっ、そいつは好都合」
轟が見つけてくれたので速攻で顔から下を凍り漬けしてもらう。これでもう逃げられんな。
「さぁ、知っている事を全部吐いてもらおうか。さもなくば」
「俺の息子♂で葬り去ってやろうではありませんか。地獄に行ってもこんな面白い殺戮ショーは味わえんぞぉ。いかがかな?」
「は、話す!話すから股間を近づけてこないでくれ!!何か匂うし!!」
「ゑゑ!?」
部屋の隅で泣いてるパラガスは放っておいて情報を吐かせる。どうやらこいつらは分断した生徒を仕留める役割でオールマイト殺しの実行犯は黒い霧と手だらけ、そしてあの化け物のヴィランとの事。実行犯の名前や素性は知らないそう。
「お、俺が知っているのはこれで全部だ!ほ、ほんとだからアレを近づけないでくれ!」
よっぽど迫りくる親父ィの股間が嫌らしい。まぁ、そりゃそうか。
「滅相もございません。そのような事があろうはずがございません。私の息子♂が臭いだなどと…………君、頭悪いんだなぁ」
「いや、頭が悪かろうと良かろうと臭いもんは臭いだろ………(正論)」
「…………………。息子♂」
「ホワァァァァァアアアアアアアアアアアアアア!!!」
ヴィランに正論をかまされて返す言葉が無くなったパラガスは突撃し、モアのように悲鳴をあげて気絶するヴィラン。透の目にこぉんな最低な光景を映す訳にはいかないので手で覆ったのは言うまでもない。
「………ヴィランに少し同情しちまう俺はおかしいのかもしんねぇ」
「安心しろ轟。俺もちょびっとだけ同情してるから正常な反応だ。……………さて、この後の動きだが」
今後の身の振り方について話そうとしていると報告係のならず者がやって来る。
「ハァハァ…………申し上げます!イレイザーヘッドがヴィランにやられましたぁ!!」
「「「!?」」」
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「個性を消せる…………素敵だけど圧倒的な力の前ではただの無個性。オールマイト並みのパワーを持つ脳無の前ではなんてことは無いね」
ならず者達の加勢もあり、イレイザーは戦闘を優位に進めていた。だが、対オールマイト用の改人『脳無』によって成すすべもなく無力化されていた。いかに訓練されているとは言えならず者は脳無には及ばず打つ手なしの状態だった。
「緑谷ダメだ…………流石に考え改めただろ…………?」
「ケロ……………」
「………………!」
イレイザーを少しでも助けようと思ってきた緑谷達もこの状況に体が動けなかった。そこへ黒霧がやって来る。
「死柄木弔」
「黒霧、13号はやったのか?」
「行動不能にできたものの、散らし損ねた生徒がおりまして……1名逃げられました」
「………………お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしてたよ。何十人ものプロ相手じゃ流石に敵わない。今回はゲームオーバーだ。帰ろっ!?」
「死柄木弔!?」
その時、どこからか飛んできた緑色の気弾の1つが死柄木に命中して吹き飛ばす。さらにもう1個の気弾は脳無に命中。倒せはしなかったが僅かに力が緩んだすきに緑色の手が伸びてきてイレイザーヘッドを回収する。
「ってぇ…………誰だ………!?」
『デーン♪ポコピー♪テンテンテテンテテーンテーンテーン♪デーンテケテーンデッテンテッテーンデッテーン♪』
死柄木が起き上がった瞬間、どこからともなくBGMが流れた。
「お、オイラこのBGM知ってるぞ!」
「ケロッ。聞き覚えしかないわ」
「死柄木弔、あそこにイレイザーヘッドが!」
黒霧に言われてその場の全員が目を向ける。いつの間にか生えていたビルの頂上に白いターバンと横広の肩当ての付いたマントをなびかせる緑色の肌の人物がイレイザーヘッドを抱えていた。
「ぴ、ピッコロさん!」
緑谷に名前を呼ばれてピッコロはニッと笑う。大好きな悟飯でも脳裏に過ったのかもしれない。ピッコロはそのままイレイザーを抱えて緑谷の近くに降り立つ。降りるならビルの上にいなくても良かったのでは等とは言ってはいけない。
「何だお前?見た事無いけど新手のヒーロー?……………まぁ、何でも良いや。1発は1発だ、あいつを殺してから帰るとするか」
「ふん、ヴィランめ。好きにしろ……………緑谷、仙豆だ。こいつを相澤に食わせろ。あとお前、指は大丈夫なのか?」
「は、はい。一応大丈夫です…………っ、後ろ!!」
緑谷が脳無が急接近していた事に気付いて声をあげる。拳を振り下ろそうとする脳無。だが、ピッコロは慌てない。
「10円!!」
そう叫ぶと盾の如く現れた巨大な10円玉(昭和26年)が現れて脳無の攻撃をガードする。脳無は何度も攻撃するが10円はビクともしない。
「はぁ?何で脳無の攻撃があんなふざけた技に阻まれてんだよ……オールマイトに匹敵するパワーの筈だぞ……………!」
「何だ、意外に頭が悪いようだな?代わりに教えてやる。俺の10円の方がこいつの攻撃より硬い………………それだけだ!」
ピッコロは10円を勢いよく殴り飛ばす。勢いよく飛ばされた10円に巻きぞえを喰らった脳無はUSJの端の壁まで叩きつけられた。
「相澤先生!」
そこへ透と轟を抱えた楓丸とブロリー、パラガスがやって来る。
「ピッコロ、仙豆は?」
「緑谷、早く食わせろ」
「は、はい!」
催促された緑谷は相澤の口に仙豆を入れる。相澤が仙豆を飲み込んで数秒後、ゆっくり目を開くと立ち上がる。
「………マジか。傷も、折れた腕の骨も治っている…………これが仙豆の力か。ばぁさん以上だな」
「よ、良かったぁ……!」
緑谷だけでなく峰田や蛙吹達もホッとする。竜崎も死柄木の方を警戒しつつも一瞬ホッとした。
「何そのチート。お陰でまだ振り出し………………ムカつくなぁ………」
「ああ、そう(無関心)」
死柄木の言葉に意も介さない様子で正面からしっかりと見据える。
「てめェらがオールマイト殺しを実行する役とだけ聞いたが」
「この俺が許すと思っていたのか?オールマイトを血祭りにあげるのはこの俺ダァ☆」
「ブロリー、完全にヴィランの発言でございます…………楓丸も何か言ってはいかがかな?」
「え。………………じゃあチャンネル登録よろしく?(投稿者の鑑)」
その場の空気が『この状況で言うのか…………(困惑/呆れ)』に包まれる。楓丸も言ってから『やべっ』と思ったがもう遅い。クズロットのように瞬間移動で逃げるわけにも行かないので話題を切り替える。
「おめぇらオールマイトを殺すとか言ってたな。何でそんな事をするんだ!」
「良いぜ、教えてやるよ………………俺は怒ってるんだ!ヒーローが他が為に振るう暴力は美談になって、ヒーローとヴィランでカテゴライズされ善し悪しが決まるこの世の中に!
「っ……………!」
緑谷が反論しようとするがそれを楓丸が手で制する。
「一々反応する必要ないぞ緑谷。そもそも俺が変な空気にしたのを誤魔化したかったから聞いただけで、死ぬほどどうでも良いし」
「フー君…………」
透から呆れ気味の視線を受けつつ楓丸は死柄木らを指さす。
「お前ら何だっけ、小学3年生が思いつきそうな名前の………………ヴィラン連合か。ヴィラン連合、先ずはお前らを血祭りにあげてやる(タイトル回収)」
「ハッ、ガキが調子に乗るなよ…………先ずは厄介なイレイザーをもう1回潰すかぁ……………」
「っ、全員俺の後ろに下がれ!こいつは個性が無くてもオールマイト並みのパワーだ!」
イレイザーがそう言うと緑谷らを守ろうと自分が前に出ようとするがそれを止めたのはブロリーだった。
「ここは俺に任せろットォォォ!お前では倒す事は出来ぬぅ!」
「っ………!」
先程成すすべもなくやられた為に言葉に詰まるイレイザー。そんなイレイザーに竜崎が声を掛ける。
「先生、ここは任せましょ。ほら、『バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!』ってやつです。そういう訳だブロリー。手加減は無用、
それを聞いたブロリーは二ッと笑う。そのまま頭についている制御装置を取り外して握りつぶす。
「作戦会議は済んだ?まぁ、無駄だけど……………脳無、イレイザーをやれ」
死柄木の命令を受けて脳無が飛び出そうとした瞬間。ブロリーの全身が緑色の気に包まれ、地面に亀裂が入る。それだけでなく急に暗雲が立ち込めたかと思えば雷鳴が轟く。
「グルアァツ!」
それでも命令に忠実な脳無が目にも止まらぬ速さで飛び出す。そのままイレイザーに殴り掛かろうとした瞬間、ブロリーを中心に緑色の閃光と爆発が発生して吹き飛ばされる。
「door!?」
緑谷達が吹き飛ばされないように踏ん張る中、パラガスだけがお約束のように吹き飛ぶ。そして閃光と爆風が収まるとそこにいたのは──────伝説の超サイヤ人
「し、死柄木弔…………奴からは危険な匂いがします、ここは撤退しましょう!」
「黙ってろ黒霧!!…………あの筋肉ダルマを見たらオールマイトが頭ン中チラついて痒くなってきてさぁ………………脳無!!あいつを殺せぇ!!」
立ち上がった脳無がブロリーに接近して顎に強烈な一撃をお見舞いする。
「………………」ニッ
「……………!?」
だが、ブロリーは不敵にニヤリと笑うだけ。ダメージは無い。感情が無いはずの脳無が動揺するかのように3歩下がる。
「さぁ来い、ここがお前達の死に場所だァ!」
これでヴィラン連合によるUSJ襲撃のフェーズはおしまい。物語はブロリーによるとっておきの八つ裂きショー編に突入する───────。
続く
次回、『さよならヴィラン連合』
乞うご期待ください。
?「嘘です!全て嘘です!」