個性:ブロリーmad 作:伝説の超ブロリスト(自称)
竜崎side
グラウンドβ
ビルが上から順に爆発が起こる。その爆破が1階まで行くと、ブロリーと俺が同タイミングでビルの壁を突き破って道に飛び出ると同時にビルは崩落する。
「トゥ!ヘァー!(アスラン)」
「ハアアッ!」
間髪入れずすぐさま互いに気弾を放ち、頬スレスレで通過した気弾は互いの背後にあったビルを大破させた。
体育祭まで残り3日の放課後、グラウンドβの一部エリアの使用許可取って体育祭に向けて戦闘訓練を行っていた。
「また強くなったようだな。流石は楓丸と褒めてやりたいところだぁ」
「そりゃ良かった。……………にしても、使用許可取ったエリアのビルの8割がたった30分のブロリーとの戦闘で壊れちったよ」
セメントス先生が修理するのだろうか。お疲れサマンサ。
「ブロリー、俺は休憩するわ」
「はい……」
そう断って持参した水を飲んで英気を養う。キンキンに冷えてやがる。
「カカロット、楓丸の休憩中はお前を血祭りにあげてやる」
「いいっ!?……………おめぇの出番だぞ、悟飯!」
「無理ですよ」
「悟飯!早くしろ!……………ギャアァァァァ!!」
悲鳴を聞き流しながらはスマホをいじる。おー、ネットも雄英体育祭で盛り上がってますな。
「日本中が注目する大イベント、これはブロリーmadを更に広める絶好のチャンスだ。ここで優勝すればさらに注目が集められると言う訳だぁ!」
俺の目的は変わらずブロリーmadの布教という点は変わらない。ヒーローを目指すのもブロリーmadを広めるのにヴィランが邪魔と言う理由なので、相澤先生が聞いたら除籍される可能性が微レ存だな。
「へぇ、これが噂のブロリストの力って訳か。予想以上の力だね」
「ん?」
声のした方を向くとそこにはクールっぽいイケメンボーイがニヒルな笑みを浮かべて立っていた。………………こいつは。
「B組の物間か」
「……………どこかで会ったかな?」
「いいや。ただ、ライバルである同級生の情報を集めておくのは当たり前だろう?一度に複数の個性を保持できる『コピー』…………正直、次の体育祭ではかなり警戒している。強そうな個性だし」
モアが一生懸命調べてくれたので完全網羅ではないだろうが個性の概要は把握している。彼の個性は時間制限はあるが相手に触れると個性をコピーでき、複数(何個まで持てるかは不明)の個性を保持できる。ただし、保持している個性は併用は不可。……………………俺の個性をコピーされたらどうなります事やら。
「強そうな個性、か。………………昔からよく言われたよ。『その個性じゃスーパーヒーローになれない』、『脇役の個性』って」
「やれやれ、池沼どもめ。様々な個性を使えるという事は戦略の幅が無限に広がるんだ。厄介なものだろう」
「そうですよ。個性的にはピンクの悪魔と似たような感じなんですから、もっと自信を持ってください」
「悟飯、やはりお前は優しいな。…………好き♡」
俺はノンケなんだ、BLなら他所でやってくれ(切実)
「……………………」
……………物間どうした?急に黙っ『いいね君!すごくいいよ!』うっせ。
「確か竜崎だったっけ。竜崎、君はB組に来なよ!君が来れば世間でもてはやされているA組をぎゃふんと言わせれられ」
「無茶苦茶なこと言うなっての」
物間を手刀で気絶させられる。それをしたのはオレンジ色のサイドテールの女子生徒──────拳藤一佳か。
「ごめんな、訓練中にこいつが色々と邪魔しちゃって。私は拳藤一佳、よろしくな」
「知ってるぜ。俺は竜崎楓丸。まぁ休憩中だから良いぞ。拳藤は確かB組のクラス委員長だったっけ?物間が大変そうだな」
「まぁ、心がちょっとアレだからな………………」
心がアレは草。まぁ、否定は出来なさそうだが。
「邪魔とは心外だな、僕はただ竜崎をB組に勧誘していただけさ。竜崎、改めて素晴らしい提案をしよう。君もB組にならな」
「しつこいっつーの、猗窩座か」
再び気絶させられる物間。おもろ。
「B組は皆で戦闘訓練してるのか?」
「ああ。まぁ都合が合わなくて参加してない人もいるけどな」
へー、仲がよろしいようで。A組の皆は個々でやっている感じなんよね。まぁ俺もだけど。
「にしても、A組はこの前のUSJで大変だったな」
「まぁ、少なくとも俺は大変じゃなかったけどな。ブロリーがいたし」
「俺を呼んだかぁ?」
噂をすればボロ雑巾と化した悟空を引きずりながら通常形態のブロリーがやって来る。この前俺の財布から金を盗んで出前頼んだ悟空もかわいそうに(棒読み)
「この前のUSJの話をしてたんだよ。ほら、ヴィラン連合の」
「あの虫けらどもか。今度会ったら血祭りにあげてやる……………!」
取り逃がした事を思い出したのか伝説の超サイヤ人になるブロリー。ニャメロン、気を静めろブロリー。
「動画で見るのと、生で見るのとだと迫力がだいぶ違うな……………」
おっ、拳藤も見てくれてるんだ。ありがとう、君の1再生が俺のチャリーンを増やしてくれるのだよ()
「WOW、本物のゴクウ達がいますデース!生で見れてhappyデス!」
「すげー、生ブロリーじゃねぇか!筋肉すげーな!お、それに岩盤も生えてやがる!」
「どうやらさっきまでお約束が発動していたようですな!」
「物間、相変わらずまた何かやらかしたんだ」
「ね」
おや、B組の皆さん集まってきたようで。……………あっ、そうだ(閃き)
「拳藤、どうせなら一緒に訓練でもいかがかな?」
「え?まぁ、私は構わないけど………良いのか?」
「A組なのにB組の強化の一助しちゃうから、と?………かぁん違いするな。俺はA組の生徒だけどだからと言って肩入れする気はない。それに、B組の皆とも人脈が広がるし、お前らが強くなってくれた方が体育祭もより盛り上がる。体育祭が盛り上がれば『俺と大人のお姉さんの帝国は永ゑゑ!?に不滅になると言うわけだぁ!』………ブロリーmadをさらに広めれるからな」
パラガスを隣から生えてきた岩盤に何度も叩きつけながら拳藤にそう答える。『お助け下さい!』とか言う悲鳴はトランクスルー。
「じゃあ、折角だし一緒に訓練しようか。皆もそれでいいか?」
「勿論だぜ!俺はブロリーと戦いてぇ!」
「切り刻んでやるぜぇ………」
「僕も『ツインインパクト』がどこまで通用するか本番前に確かめてみたくはある」
どうやら異論は無さそうで。よすよす。
「喜ぶがいい。貴様らのような下級戦士が超エリートに遊んでもらえるのだからな。ハッハッハ!!」
「自分から死亡フラグ立てるのか(困惑)」
「やっぱり馬鹿だ」
案の定、この後拳藤に岩盤されたのはもはや語るまでもない。
そんな訳で体育祭当日になった。特に緊張はない。いつも通り直前まで編集作業するだけ()…………………よし、終わりっと。
「緑谷。客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う。けど、お前オールマイトから目をかけられてるよな。詮索つもりはねぇが……………お前には勝つぞ」
轟ィ、何だぁ?バトル漫画みたいなこと言いやがるな。切島が何か諭してるけ轟は気にもしない。緑谷はどう返すか。
「実力なんて今の僕は大半の人には敵わないと思う………………でも、僕だって遅れを取る訳にはいかない。僕も本気で獲りに行く!」
「……………おお。あと、竜崎」
あ、俺もかい。
「正直、お前は俺よりも強ぇと思う。けど、お前にも勝つぞ」
(色々と思うところはあるけど結論として)『無理ですよ』と言いたくなるが、ぐっと堪える。空気を悪くする気はないのでね。無難な言葉で終わらせよ。
「こっちこそ轟にも誰にも負けな『いやおめぇじゃぜってぇ勝てねぇ。天地がひっくり返っても無理だぞ』クズロットォォォォォ!!」
折角空気を読んだのに一瞬で空気を凍らせやがった。もうダメだ、おしまいだぁ。
「確かおめぇ凍らせる以外にも炎も出せるのに戦闘においては一切使ってねぇだろ?」
「…………ああ。戦闘において使う気はねぇ」
「つまり、中途半端って事じゃねぇか。そんな奴が楓丸に勝てる訳ねぇぞ」
こいつ、俺が思ってたこと全部言いやがったよ。あーあ、轟キレてるね。だから言わなかったのに。
「……てめぇに何が……………!」
「ニャメロン!!カカロット、貴様にはこの死んでる空気が分からないのかぁ………?」
「ベジータ、ごちゃごちゃうるせぇ!オラ空気を凍らせるのワクワクすっぞ!」
「クズがぁ………カカロット、体育祭前に血祭りにあげてやる」
「やべっ!避難すっぞ!」
一目散に控え室から逃げていくクズロットをブロリーがギュピギュピ音を鳴らしながら追い掛ける。どっかしらで追い付かれて血祭りに上げられるんだろうな、と思いつつ俺はこの空気をどうしようか悩む。どう足掻いても回復は無理そうなのでさっさと切り上げさせたい。
「クソッ、カカロットの奴やってくれたな…………こうなったら俺様がビンゴ大会を」
「良さないかお前達。これ以上祭りの前に空気を悪くするなど……そんな醜い事はこのパラガスの前でしてくれるな」
ベジータがビンゴダンスをする前にパラガスが制止する。うーん、これは優秀なサイヤ人のパラガス。
「さっ、委員長。そろそろ入場でもいかがかな?」
「……ムッ、丁度入場の合図だ。皆行くぞ!」
助かったわ、俺の運とパラガスに感謝。にしても、始まる前からこの始末。はてさて、この先どうなります事やら。
続く