個性:ブロリーmad 作:伝説の超ブロリスト(自称)
竜崎side
そんな訳で2連休の休み明けの翌日。昨日一緒にサ〇ゼで楽しく打ち上げした透と一緒に登校。皆さん登校時に色々と声を掛けられたようで教室で盛り上がっていた。
「竜崎は声かけられなかったのか?」
「全然。切島と違って俺は伝説の超有名人だからなぁ。騒ぎになるとめんどいから透と一緒にトランクスルーしてたというわけだぁ!」
「お陰で電車が快適だったよー!」
「何か微妙にムカつくけど事実だから何にも言えないわ……………」
そう言う瀬呂はドンマイコールされたらしい。ドンマイ!
「ケロッ。竜崎ちゃんもトランクスルー使えるのね」
「勿論。個性であるトラ何とかが使えるのに俺が使えない訳がない。ま、時間制限は俺の場合もあるけどな。今日は戦闘訓練はないんで使い切ったけど。ちなみに、トランクスルーを時間制限を超えて使うと存在そのものが消えるぜ」
「いや、怖すぎるだろ……………」
砂糖に賛同するように周囲の皆も頷く。俺と透は『そうかなー(能天気)』って感じで目を合わせていると相澤先生がシュワッと登場したので席に着く。
「さて、今日のヒーロー情報学だがちょっと特別だ。『コードネーム』、ヒーロー名の考案だ」
「「「胸ふくらむヤツきたああああ!!」」」
やかましい!
「フン、馬鹿みたいに騒ぎやがる。名前を考えるだけなのに何がそんなに楽しいんだか」
「ま、いいじゃねぇかベジータ。オラこういうのワクワクすっぞ!」
「おい、まだ話しの途中だ。……………これは『プロからのドラフト指名』に関係してくる。指名が本格化するのは経験を積んで即戦力として判断される2・3年からだ。今回来た指名は将来性に対する興味に近い。卒業までにその興味が削がれたら一方的にキャンセルなんてことはよくある」
「やっと能天気なパラガスでも吞み込めたよ。頂いた指名がそのままハードルになると言う訳だぁ!」
「ま、そういう事だ。で、その指名の集計結果がこうだ」
どれどれ……………俺がNo1。5500か。続いて轟、爆豪と。おっ、爆豪が何かこっちを睨んでるね。とりまトランクスルー。
「これを踏まえ、指名の有無に関係なくいわゆる職場体験ってのに行ってもらう」
ほう。
「職場体験って何だぁ?」
「要はプロの活動を実際に体験して貰う事だ。その経験を活かしてより実りのある訓練をしようってこった」
ブロリーも『楽しそうでイイナァ☆』とニヤリと笑う。ブロリーが個性だから許されるがこれ生徒が言ったらダウトだろうなー。
「まァ、仮ではあるが適当なもんは」
「付けたら地獄を見ちゃうよ!!この時の名が!世に認知されてそのままプロ名になってる人多いからね!!」
「その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。将来自分がどうなるのかってのを名を付けることでイメージが固まっていく。『名は体を表す』ってのはこう言う事だ。じゃ、各自始め」
おー、ミッドナイト先生。相変わらず際どいと言うか………………てか、そんな事してる場合じゃないわ。
「ブロリー」
「はい……………」
興奮する親父ィの股間がミッドナイトに迫る前にブロリーに押さえつけさせる。危ない危ない。
「やめろブロリー!やめるんだ、やめろおぉぉぉぉ!!」
「親父ィ。この前振られたのに諦めないのかァ?」
「かぁん違いするな。大人のお姉さんの帝国を建設する俺の計画はゑゑ!?遠に不滅でございます。ミッドナイト、俺の首と息子♂を長くして(意味深)お待ちしております」
「クズがぁ……………」
「door!?」
ブロリーに殴り飛ばされる親父ィ。空気を読んで出現した1人用のポッドにパラガスはシュートされる。
「ブロリー、お約束は授業後にしろ。この授業中はこのままポッドの中にいてもらうわ。殺すと復活するし」
「はい…………」
「ちょ、待っ」
何か言おうとするパラガスだが俺がスマホでポッドをサイレントモードにした事で声が一切聞こえなくなる。おー、さっぱりした。これでコードネームに集中できる。
「にしてもヒーロー名ねぇ…………」
「楓丸は『伝説の超ブロリスト』でいいんじゃねぇのか?」
「まぁ、カカロットのいう事も検討はしたんだけどさ。『伝説の超ブロリスト』はあくまでブロリーmadの
あと長いしな。他の人に呼ばれたりする事も考えるともっとシンプルなのが良いだろう。どうしたもんか。
「(俺がヒーローになろうと思った原点はブロリーmadを広めるのに邪魔なヴィランを血祭りにあげる為………………うーん、ここら辺からはあんま良い名前は思いつかんな)」
なら別の観点から。俺はどんなヒーローになりたいか。
「(どんなヒーロー………………透とは最高のヒーローになろうと誓ったっけ。最高のヒーローだから………ベストヒーロー?)」
うん、センスの欠片もねぇ。却下。
「(最高のヒーローか…………………例えばヒーロービルボードチャートJPで1位取るのは1つの答えかもしれんな。そうなると現在1位のオールマイトを超えなくちゃなんねーとはまぁめんどくさい……………………ん?
……………………思いついた。カッコいいし、他の人からも呼びやすい。これで良いだろう。
「次は竜崎くんね」
「───────『ゼロ』それが俺のヒーロー名です。安直で呼びやすくてカッコいいだろう?」
おお、って感じの雰囲気。感触は悪くはなさそうだな。
「てっきり君が投稿している動画に関連したヒーロー名になるかと勝手に思っていたけど、これは関係はなさそうね?」
「俺がヒーローになる理由はブロリーmadをさらに広める為ってのは変わらないんですけど、昔『最高のヒーロー』になるって透と約束してるんでね。最高のヒーローって言うとオールマイトみたいにビルボードで1位になるのが指標としては単純明快だと思うんですけど、それだと普通過ぎて俺らしくない。なら、順位の枠組みを超越したトップ────ランク外の特異な存在のようになってやろう的な意味です」
「なるほどね。確かに体育祭での活躍を見るとピッタリかもしれないわね。これからもその名に相応しくあれるように頑張ってちょうだい!」
「ええ」
という訳でネーミングセンスが最低な爆豪以外は全員決まったので次は職場体験場所を選ぶ作業になった。あと2日で決めなくちゃならんのだが数が多すぎィ!
「めんどくせぇ………………もう緑谷選ぶ?俺の体験先」
「ええっ!?いやいや、こういうのは自分で選ばなきゃダメだよ!」
「まぁ、多いから気持ちは分かるけどね…………竜崎君はどんなヒーローから指名が入ってたの?」
麗日にそう聞かれたので緑谷も含めて指名リストを見せてあげた。透も覗いてくる。
「………………エンデヴァーやホークス、ベストジーニストやエッジショット!それにミルコまで!ビルボードチャートでトップ10に入っているヒーローの殆どから指名が入ってる!」
「流石は体育祭の優勝者、凄い人気だね!」
「そう褒めてくれるなよ麗日。ま、悪い気はしないがな」
「フー君、立派になっちやって~」
緑谷は俺より目を輝かせてやがる。流石はヒーローオタクと褒めてやりたいところだぁ。ところで透は俺の親だったんか()
「迷っているのであれば、お約束の死の淵から蘇ったパラガスが代わりに選ぼうではありませんか!いかがかな?」
「どうせ大人のお姉さん目当てだろ」
「オフコース!」
よーし、絶対選ばせない。
「
「おー、
「そうか………なら、俺とエンデヴァー事務所に行かねぇか?お前のとこにも指名来てるんだろ。No.2の事務所で職場体験できる機会なんて早々ないし……………………どうだ?」
……………良い方向に変わったな。前までの焦凍なら絶対選ばなかっただろうし。
「その誘い乗ったぜ、焦凍。見せてもらおうか、No2の実力とやらを」
「じゃあ、よろしくな」
「おう」
……………所でさっきから緑谷と麗日の視線が我々に注がれているんだが。一体どうしたと言うんだ?
「いや、大した事じゃないんだけど……………轟君と竜崎君いつの間にか仲良くなったんだ―、って思って。いつの間にか名前呼びだし」
「前に体育祭の昼休みに3人で話した時はその、今みたいな感じじゃなかったって言うか………………」
「まぁ蕎麦食ったからな。ねー?」
「ああ」
「「(蕎麦………?)」」
「(これ緑谷君とお茶子ちゃん分かってないんじゃないかな…………)」
放課後
「すまない、竜崎君。時間をくれて感謝する」
「ん」
俺は飯田から人気のない場所に呼び出されていた。何で呼び出されたかは何となく分かるのでブロリー達は席を外させている。シリアスな話だろうし
「飯田、俺は効率厨だからもう言うけど…………お兄さんの事だろ」
「…………やはり聡明な君には分かってしまうか」
飯田はお兄さんの現状について教えてくれた。脊髄損傷で下半身麻痺、リカバリーガールの個性でもダメだそう。あの人の個性は治癒力の超活性化だ、自然治癒しない脊椎の損傷はどうしようもないのだろう。
轟のお兄さん、インゲニウムの事件は体育祭後のニュースで知った。ヴィラン名は『ステイン』。軽く調べたが、過去17名ものヒーローを殺害し、23名ものヒーローを再起不能にした。まさにヒーロー殺し。
そいつに襲われた飯田のお兄さんはもうヒーロー活動は適わないそう───────
「頼む竜崎君…………!兄に君の『仙豆』を与えてやってはくれないだろうか…………………!」
飯田は地面に激突しそうな勢いで頭を下げてきた。………………そりゃそうだ。尊敬する兄のためなら頭の1つや2つは幾らでも下げるだろう。俺が同じ立場でもそうしてる。
「顔をあげろ、飯田。悪いがその頼みは断る…………………と思 っ て い る の か ?」
「っ!じゃあ!」
「任せロットォォ!」
「竜崎君……………感謝する……………!」
おう、よせや泣くなよ。反応に困っちまうだろ。
「善は急げ。さっそく仙豆を与えに出かける………………と、言いたいところだが入院しているとなると
「っ…………確かに言われてみればそうだな。どうしたものか…………」
「………………まぁ、そこら辺は俺の方で何とかするわ。また進展があったら連絡する」
「ああ、分かった。本当にありがとう竜崎君!では、また明日!」
去って行く飯田の背中に手を振る。……………さて、どうしたもんか。
「───────なるほど、それで僕に相談に来たわけだね!」
「そうなんですよー」
2.6秒くらい悩んだ末に俺は校長に頼ることにした。校長だから何か権力とか色々とありそうだし(適当)
え、もっと自分で悩め?うっせぶっ殺すぞ。
「夜中にこっそりみたいな正規ルート以外でとなると色々と法律に触れそうなんで流石に、ねって感じで。どうしたものか……」
「ふむ……………竜崎君、この件は預からせてもらってもいいかな?僕の方で何とかしてみるさ!」
「マジすか!ありがとうございます!」
校長の方で何とかしてくれるとの事なので俺もお礼を言って後にした。よーし、これで何とかなりそうだ。
職場体験当日
「コスチュームは持ったな。本来なら公共の場じゃ着用厳禁の身だ、落としたりするなよ。くれぐれも失礼のないように!じゃあ行け」
相澤先生の言葉を受けて皆それぞれの体験先へ向かう。
「じゃあ透もがんば」
「うん!フー君も頑張ってね!」
透ともそんな会話をして、声を掛けようと轟の方を見ると無言で飯田を見ていた。そんな飯田に緑谷が声を掛ける。
「飯田くん。…………………本当にどうしようもなくなったら言ってね。友達だろ?」
「……………。ああ」
飯田は緑谷にそう答えると去って行く───────普段と変わらない様子に見えた。
「(……………お兄さんが治るのはたぶん確定。本人の意志次第だがヒーロー活動も続けられるんだ。…………………俺の気にし過ぎか)焦凍、そろそろ行こうぜ」
「…………ああ」
そう結論付けて焦凍にも声を掛けて俺達はエンデヴァー事務所へ向かうのだった─────。
続く
明日はゆめみる少女のリバイバル上映です。何なりと楽しもうではありませんか!