個性:ブロリーmad 作:伝説の超ブロリスト(自称)
さて、4歳で個性が目覚めてから月日がDON☆DON経ってついに俺も小学1年生になった。ランドセルとか久しぶり過ぎんよ。
「小学生になりましても一生懸命に………」
「かぁん違いするな。幼稚園とは違ってお迎えは必要ない。お前の役目は終わりと言う訳だぁ!」
「ま、まさか………!」
「いや、別にクビにしないけど。まぁ仮にクビにするならパラガスが候補に上がらなくもないんだが」
「ゑゑ⁉︎ パラガスは必ず、将来役に立つ優秀な戦士に育つはずです!お助けください!」
育ってんのは大人のお姉さんヒーローへ気持ち悪いラブレターを書く才能ばかりだけどな(白目)
「モアには新たな仕事として、俺の不在時に動画の編集作業を頼むわ。幼稚園時代は遅くとも15時くらいには帰れたけど、小学生とかになるとそうは行かんだろうからな」
「はい、動画投稿においても一生懸命に…………」
幼稚園時代に両親が多忙な時は代理で俺のお迎えに来てくれたのがパラガスの部下であるモア。その他諸々のお世話係も務めてくれて、何でも一生懸命に取り組んでくれるので正直パラガスより好感度が高い。料理とかもしてくれるので両親からも高評価。
「申し上げます!小学校に向かう時刻になりました!!」
「ああそうか………個性が公の場で使えたら瞬間移動で行くんだけどな。ポリスメーンに見られると面倒だからな」
「心配することはない。その時は俺のムスコ♂の攻撃で警官の記憶を失わせれば良いのだからな!」
公務執行妨害で知ってるかぁ………?
「お、3日で100万回再生。良い感じだなー……………」
さて、小学校の昼休み。大勢が外で遊ぶ中俺は珍しく持ってくることが許されているスマホでエゴサや動画の反響チェックに勤しむ。
「もー、また動画見てるのフー君?」
「ん?ああ透か」
振り向くとそこにはほんとに小学生かと疑うレベルの絶世の美女。やや童顔でまつ毛が長く、所々で撥ねてる無造作な髪という出で立ち。彼女の名は葉隠透。俺の数少ない友達の1人。
切っ掛けは入学してから少し経った頃。精神年齢がかけ離れている事もあってあんま友達とか作らなくても別に良いかなー、と考えてクラスの中で口数が少ない目立たない陰キャポジションを早々に確立させていた。ぼっちちゃんも同じような気持ちだったのだろうかと思っていた、ある日の昼休み。
『やっぱもしブロとかガチブロの内容が良く伸びるな………後はベジータドッキリ企画『あ、私もそれ好き!』ヘアッ!?』
『あ、ごめん!びっくりさせちゃって』
『ああ、いや別に…………ブロリーmad好きなのか?』
『うん!特にドッキリ企画が好きなんだ!反応が面白くて動画によっては9週くらい見たりする時もあるよ!』
『(すげぇなガチ勢かよ……)………あ、俺の名前は竜崎楓丸ね。好きなように呼んでくれて、どうぞ」
『うん、分かった!あ、私も自己紹介するね』
そう言って彼女はニコッと笑う。
『私は葉隠透!よろしくね、フー君!』
『(いきなりあだ名だと……!?な、なんて奴だ…………めっちゃグイグイ来るぞ………お助けください、ベジータ王!)』
──────まぁそんな事がありつつ、取り合えずブロリーmadが好きな友達が1人出来た訳だ。
「あ、この動画私も見たよ。ポッド投げ選手権、かなり面白かったよね」
「急上昇にも乗ったからな。……………にしても」
急上昇ランキングに載ってる俺の動画の1個上にいるのはオールマイトの動画。毎回俺より上に載ってるのでちょっと不満。最近はブロリーもオールマイトの名前を見たり聞くだけで『オールマイト………オールマイトォォォォォォォォォォォ!!』と超サイヤ人になる始末。そうなったらパラガスに気を静めて貰っている。
「オールマイトめ………いつもいつも急上昇でブロリーmadの上を行きやがる……………」
「まぁ、平和の象徴だししょうがないんじゃない?すごく人気もあるし」
最近そのせいで性格がひん曲がって来たのかちょっと嫌いになってきたんですよね。え?元々ひん曲がってるだろ?やかましい!
「それにしても、こんな面白い動画を投稿している人ってどんな人なんだろうね?フー君はどう思う?」
「ゑ」
まさか目の前にいる人がそうですとは言える訳が無い。ヒーローを目指すならまだしもブロリストとして生きていくなら別に俺の存在は不明の方が好都合。ライブ配信する際もVtuberみたいにアバターで配信している。そっちの方が儲かるしあと公共の場ではブロリーらを出さないようにするなど徹底していた。俺と言う人間は影の存在で良いと言う訳だぁ!
「お、俺はそういうのはあんま考えた事無かったから分からんなー…………透はどう思うんだ?」
「うーん………やっぱ頭が良い人だと思う!笑いのツボが分かってないとあんな面白い動画作れないだろうし」
「フフーン(ドヤ顔)」
「いや、何でフー君が誇らしげに………?」
「フン、それで鼻の下を伸ばしていた訳か。貴様も存外に単純なや────ふぉおお!?」
イラっとしたのでベジータを岩盤浴させて1人用のポッドの上でエゴサを再開する。ひんやりしてるのが気持ちええんや。
「ニャメロン!何度も岩盤される俺の気持ちが判らないのかぁ………?」
「はい(無慈悲)」
にしても、今日は危なかった。頭が良いとか言われてつい顔に出てしまったが……………まぁ流石に同じ小学1年生がブロリーmadを投稿している伝説の超ブロリストとは透も考えはしないだろう…………多分(願望)
「しかし、意外だったな。少しずつ増えてるとはいえブロリーmadの動画の視聴者は男性が大半を占めているからな。母さん以外で見てる女性の人と遭遇するのは初めてかもしれん」
「僕もそう思います」
「腐☆腐 女性の視聴者が増えてきたという事は、全宇宙の大人のお姉さんを調教♂し支配する俺達の計画も順調という訳でございます」
俺はそんな計画に賛同した覚えは無いがな。
「これを機に貴様も女向けの動画でも出したらどうだ。上手くいけば収益とやらもさらに上がるのだろう」
「ならここは伝説のイケメン天才最強サイヤ人である僕の出番のようですね」
「ブロリーは何かアイデアあるか?」
「おーーーーーーーーーい!」
そう尋ねてみるとブロリーは少し考えてから口を開く。
「女性はイケメンに弱いー、です」
ブロリーは超サイヤ人になる。原作の悟空らと同様の金髪碧眼でキリッとした顔付き、俗に言うイケメンブロリーと言うやつだ。
「…………あー、なるほどね。確かにその形態での露出は今までしてなかったな、通常形態か伝説の超サイヤ人の2択だったし。その露出を増やしてみるべきと言う事か」
「はい………」
「いいアイデアだ、採用!」
「フフッ、褒めて褒めて☆」
「えらいえらい」
いやーその案は無かったな。流石は伝説の超サイヤ人と褒めてやりたいところだぁ。
「ブロリー………一体どうしたと言うんだ…………まさかインターネット……ブロリーのサイヤ人としての知能がインターネットのパワーによって目覚めさせられ、脳筋キャラの壁を乗り越え始めてしまったというのか?もしそうだとしたら、ブロリーより大人のお姉さんの人気を獲得しようとした私のこれまでの苦労が………………」
「おめぇちょっとずりぃぞ!オラにも人気を分けてくれー!」
「下級戦士の分際でこのベジータ様より人気を取るなど………ゆ、許さん!」
「僕もそう思います」
「ハァ………ハァ………人気が高まる………溢れるぅ………!」
褒められて上機嫌なのか虫けらどもの言葉などブロリーは気にもしていない模様。今日は平穏だな(フラグ)
「こうなったら人気者になる前に俺がブロリーをぶっ殺してやる!ちゃあああああああ!!!」
「あんな奴を生かしておいたら、ブロリーのファンが可愛い女の子で埋め尽くされてしまう!」
「絶対に勝たなきゃなんねぇ!」
「イケブロのお前は、もはやオレの足手まといになるだけだ。かわいそうだがブロリー、お前はここで死ぬのだ」
……………訂正。こいつらに平穏を求めた俺が馬鹿の世界チャンピオンだった。
「大人しくしていれば痛い目に遭わずにすんだものを………イェイ☆」
「ギャアァァァァァァァァ!!」
「殺される………皆………殺される…………! もうダメだ………おしまいだぁ……………」
「明日まで、明日までお待ちください!」
「出来ぬぅ!」
「ブロリー、このイケメンサイヤ人が相手だ!」
「無視☆」
「ハアッ☆」
しかし、この実家のような安心感……………やっぱブロリーMADは最高やな!