個性:ブロリーmad 作:伝説の超ブロリスト(自称)
竜崎side
保須総合病院
「よーお2人さん、調子はいかがかな」
「あ、竜崎君!」
あの後、病院で検査を受けたが俺と焦凍はマジで何も怪我してなかったので自ら進んで提案した
「今飯田君とも話してたんだけどさ…………あんな最後見せられたら生きてるのが奇跡って思っちゃうね」
「………………言っちゃ悪いが緑谷と轟は生かされたな。俺と飯田は本気でぶっ殺す気だったろうが」
「逆に楓丸はすげぇよ。あんな殺意向けられたってのに昨日なんてあの後生配信してたからな」
「楓丸は恐怖を感じる程能天気なのだよ」
パラガスにバナナを突っ込んで黙らせると部屋の扉が開けられる。
「おおォ、起きてるな怪我人共。それに、エンデヴァーのとこの2人もいたのか。こりゃ手間が省けて丁度良い」
「グラントリノ!」
「マニュアルさん………!」
ふむ、マニュアルさんは飯田の職場体験先のヒーローってとこか。
「色々グチグチ言いたいが………………その前に来客だ。保須警察署長の面構犬嗣さんだ」
「なぁんだ、はは犬か…………ってゑゑ!?」
「ダニィ!?」
「ヘアッ!?」
まさかの署長の登場に親父ィも悪魔もヘタレもびっくりする。
「君達がヒーロー殺しと交戦した雄英生徒だワンね」
ワン………だふる。
「ヒーロー殺しだが、中々の重傷
仙豆の偉大な潜在パワーが、死の淵から身を守ってくれたのだ。これで俺がネットのおもちゃにしてしまった事はチャラにしてくれ。
と言うのも、ステイン戦の一部始終を隠し撮りした映像を俺の別垢でSNSに拡散したせいでパンイチステインやパンイチステインを後ろから奇襲するクズロットのBB素材が作られた。バズりはしたので俺の知名度やら賞賛の声が増えるのと比例し、シュールで桁外れの面白さを持つBB素材は時間が経つにつれて、ブロリストである俺が恐怖を感じる程増大し増殖していった……………。
これ出所して知られたら殺されそ。檻の中でじっとしていてくれ(クラウド)…………………まぁ、それはさておき。
「さて、少し耳が痛いであろう話になるが………………資格未取得者が保護管理者の指示無く個性で危害を加えた事は立派な規則違反になるワン。例え、相手がヒーロー殺しだったとしても」
………………しまった、あの場で焦凍の分の使用許可も貰っておくべきだった。突然の事で俺も少なからず動揺があったか。
「君は事前にエンデヴァーからの使用許可を貰っていたから他の3名及び、エンデヴァー、マニュアル、グラントリノの6名は厳正な処分が下されなければならない」
「くそぉ、法律の壁がここで立ちはだかったか……………このままでは3人が退学させられる事で闇堕ちした楓丸が宇宙を破壊☆し尽して何もかもおしまいだぁ」
「殺される…………皆、殺される……………!」
お前ら俺の事を何だと思ってるんだ(微キレ気味)
「でぇじょうぶだ、楓丸。こういう時は賄賂を渡せば何とでもなるってネットに書いてあったぞ。ほら、ホッカホカのエッチな写真あげるからこれで許してくれよ~」
「クズがぁ…………カカロット、殺してやるぞ!」
「やべっ!」
「はいはい、喧嘩は後にしろ」
全く、相変わらず余計なことしかしねぇ。
「待ってくださいよ。飯田が動いてなきゃネイティヴさんが殺されてた。緑谷が来なけりゃ2人が殺されていた。誰もヒーロー殺しの出現に気付いていなかった。規則守って、見殺しにすべきだって言うんですか!?」
「結果オーライであれば規則など有耶無耶でいいと?」
「ッ………!」
「気を静めろ、焦凍。……………残念だがこればっかりはどうしようもない。相手は法律だからな」
ヒートアップしそうになったところで俺が待ったをかける。取り合えず焦凍は一旦黙り込むが、また何かあればすぐにヒートアップしそうだ。さて、どうしたもんか……………。
「焦凍、そう熱くなる必要ねぇぞ。たぶん今までのは
「カカロット、貴様それはどういう意味だ!?」
「それを今から説明するワン」
自信満々で言うから気になるけど取り合えず署長に指さすのやめようか。疑問符を浮かべるベジータに署長は云う。
「そこの彼が言うようにさっきまでのは警察としての意見。処分云々はあくまで公表すればの話だワン。公表すれば世間は君らを褒め称えるだろうが処罰はまぬがれない。一方、公表しない場合は竜崎君を功労者として擁立出来るワン。竜崎君が戦っているところは一般人らが撮影した映像で拡散されているが、君達の事は映っておらず目撃者も限られている。この違反はここで握りつぶせるんだワン。だが、君たちの英断とヒーロー殺しの逮捕に貢献した功績も誰にも知られることはない…………………どっちがいい!?一人の人間としては前途ある若者の偉大なる過ちにケチをつけさせたくないんだワン!」
「(その一般人俺だけど敢えて言わない俺…………)」
「げ、下品な大人だ…………でかい声で汚い取引ふおぉぉぉ!?」
「余計な事言わないで黙ってロットォォォォォ!!」
ベジータが岩盤されて大人組が少し驚いている中、もう慣れている3人は気にせず顔を一瞬見合わせるが、すぐに揃って『よろしくお願いします』と頭を下げた。
「大人のズルで君たちが受けていたであろう称賛の声はなくなってしまうが……………………せめて共に平和を守る人間として、ありがとう!」
そう言って署長は部屋を去って行った。グラントリノやマニュアルも一緒に去って行く。
「いきなり岩盤はびっくりしたワン……………」
「ったく、心臓に悪いなありゃ。前触れすらねぇ」
「そうですか?俺は少し感動してグッときましたけどねー」
「いやー、良かった良かった。3人とも処罰受けなくて」
「僕もそう思います。そうだ、良かったら飲み物『あ、麗日さんから電話だ!ごめん、外すね!』『飯田君、診察の時間だよ』『はい!では、僕も失礼する』ハアッ☆」
ことごとくスルーされるとは、これもトラ何とかの定めか……………ちょっと今のうちにSNS見よ。どれどれ……………おー、まだトレンドにブロリストが入ってる。あとクズロットやブロリー達も。
「腐☆腐 俺の活躍する映像も投稿されている。これで美しい大人のお姉さんも俺に惚れてしまうに違いないぞぉ!」
「おっ、そうだな(適当)」
その映像に対するコメントは『攻撃が汚い』、『恐怖を感じる』、『ヴィランが可哀想になってくる』、『気持ち悪いっ!やだおめえっ…!』だの散々な言われようだが黙っておこう。モテる事はなさそうだ。
「ところで楓丸、記者会見とかは出来ないんですか?いい宣伝にもなると思いますが……………」
「トランクスに言われずとも考えてたから昨日相澤先生に訊いてみた。要約すると『メディア演習受けてない奴にやらせて面倒な事態を引き起こされては非合理的。配信でも余計な事を喋るな』って。会見は雄英が代わりにやるらしい」
「しょうがないなぁ」
正直やってみたかった感はあるけどしょうがない。昨日の生配信でスパチャで訊かれたりしたけど『その内雄英から何か声明があるんちゃう』と否定も肯定もせず、匂わせ程度に留めた。
「まぁ、相澤先生が止めるのも仕方ないですね。地上波でこの伝説の超イケメン天才ものすごいトランクスが映ったら可愛い女の子が一瞬で僕に夢中になる。分かっているんだ」
「たぶんお前はモザンクスになって終わりだよ」
「嘘ッ!?」
そんな話をしていると飯田と緑谷が戻って来たので雑談は終わりにする。
「…………左手には後遺症が残るそうだ。腕神経叢という箇所をやられたようだ。と言っても、手指の動かしづらさと多少の痺れが残るくらいらしく、神経移植で治るそうだ」
「そんな…………そうだ!竜崎君の仙豆なら!」
そう言うと思って虫けらがスタンバっていたか飯田は首を横に振る。
「ヒーロー殺しを見つけた時、まずマニュアルさんに伝えるべきだった。……………奴は憎いが言っている事は事実だった。だから、俺がほんとのヒーローになれるまでこの左手は残そうと思う」
「自戒と言うわけか。ふん、好きにしろ」
虫けらもそれを聞いて納得したのか仙豆を引っ込める。俺としてもさっさと治しても良いと思うが…………まぁ、本人の意向がそれならしょうがない。無理強いはせん。
「じゃ、飯田は暫く俺の仙豆は食えないな。食ったらついでに左手も治してしまうだろうから」
「そうだな。だが、その方が寧ろ気が引き締まるようで悪くないな!」
ポジティブ系真面目委員長め。まぁ、頑張れよー。
「……………………」
「んん?轟、一体どうしたと言うんだ?そんなに冷や汗をかいて」
パラガスが何故か冷や汗をかく焦凍に気付いてそう尋ねる。
「いや……………俺が関わると手がダメになるみてぇな感じになってるなって………………ハンドクラッシャー的存在に………呪いか………」
「「「……………………」」」
焦凍の言葉にその場は静まり返るが、次の瞬間皆笑いだす。
「あっははははは!何を言っているんだ!」
「轟君も冗談言うんだね………!」
「草を超えて森を超えてモー〇ーファンタジーも超えてファイナルファンタジーww」
「いや、冗談じゃねぇ……………あと楓丸、お前はマジで何を言ってるのか分かんねぇ………」
まぁ、その後の職場体験は特に何もなくあっと言う間に終了。外に出てエンデヴァー事務所を見上げる。
「どうかしたか?」
「いや……………流石はNo2と褒めたやりたいところだぁ、と思っただけ」
「…………………確かにヒーローとしてのあいつは凄かった」
よーし、じゃあ今日はどっかで一緒に飯でも食おうと思った瞬間に電話が掛かって来た。雄英高校からだ。焦凍に断って電話に出る。
『やぁ、職場体験終わりにすまないね!』
「理事長!」
『校長さ!この前君にお願いされた件だけど手筈が整ってね!』
おお、遂にか。流石は校長、仕事が早い。
『疲れているところ申し訳ないけど、すぐに来てもらっても良いかな?場所は─────』
「了解です。あ、そうだ個性使っていいですか。そしたらすぐに来れるんで…………ええ、今回だけ特別に目を瞑ると。あざます!ではすぐに行きますんで、はい…………………………轟、悪い。用事が出来たからさきに帰っててくれ」
「分かった。じゃあ、また明日な」
そんな訳で焦凍と別れると俺は一目のつかない場所に移動してパラガスを召喚。
「パラガス、アレ出して」
「オフコース!どこでdoor!?」
親父ィの股間から出てきたピンクのドア。教えてもらった場所を思い浮かべながらドアを開ける。ドアの先は病室で、校長や飯田兄弟とそのお母さん、あと…………あ、院長ね。名札見て分かった。
「竜崎君!?ノックもせずにいきなり入って来るんじゃない!びっくりするじゃないか!」
「ま、いいじゃねぇか~。それよりも、だ。さっそく始めても良いですか校長?」
「構わないさ。けど、その前に1つだけ。今回の事はくれぐれも他言無用で頼むよ。今回の事は公になればかなり問題だからね。下手をすれば院長の責任問題になりかねないのさ。院長、無理を言ってすまないね」
「いいえ、根津校長。あなたには大きな御恩があります。あなたの頼みなら何だって聞きますよ」
ネズミ校長と院長の間に何があったのか少しだけ気になるがまぁ良い。
「虫けら、出番だ」
「仙豆だ、食え。ちゃんと噛めよ」
「ムグッ!?」
ピッコロは仙豆を飯田兄の口に突っ込む。もっと普通に食わせりゃ良いのにと思いながら飯田兄は仙豆を噛んで飲み込む。
「……………お?おぉ……………………おおおおおお!?」
効果はすぐ現れた。飯田兄は立ち上がった。本来ならもう下半身麻痺で動かせない足で立った。
「に、兄さん…………!」
「天哉…………俺……………俺、まだ走れる…………………!」
「っ………………!」
感極まって兄と泣きながら抱擁する飯田。お兄さんの方も泣いていた。お母さんなんて床に崩れ落ちて、化粧がヤバい事になるのなんてお構いなしに大号泣である。俺もちょっと泣きそう。
「ありがとう竜崎君!兄を助けてくれたこの恩は決して忘れない!」
「確か竜崎君だよね。ほんとにありがとう。この恩はいつか返させてもらうよ」
「いやいや、2人ともそんな頭下げなくて良いから。それよりも治って良かったですわ。ビッコロもそう思うだろ」
「…………ま、悪い気はしないな」
ふつーに良かったって言えば良いのに。素直じゃないなー。
「いやはや………驚きましたよ校長。まさか豆粒1つで治ってしまうとは…………あの仙豆は一体何なんですか?」
「僕の個性を持ってしても分からないのさ。世の中には科学では説明のつかないことがまだまだあるようだね!」
「ちょ、俺の台詞…………」
「台詞を取られるパラガスの姿はお笑いだったぜ」
そんな訳で暫くした後俺は病院後にした。飯田のお母さんからはお金を払う的な事を言われたが丁重にお断りした。金なら腐るほどあるからね、当たり前だよなぁ?お兄さんは検査入院でもう暫く病院にはいるそう。退院したら仙豆のことは伏せて奇跡的に復活した事にするそうだ。
近い将来ダブルインゲニウムでも見れるのだろう。緑谷辺りは興奮してぶっ倒れるんじゃね(適当)
「USJで弔から聞いた超再生を上回る回復の力。加えてステインや脳無をいとも簡単に倒せる個性……………実に興味深い。僕のものにしたいねぇ」
続く…………