竜崎side
「皆……………土産話楽しみにしてるっ……………がら……………!」
悲しい事にA組から4人も赤点が出ました☆ 落ちた奴が泣くな(逆)
「やって能天気なお前達でも吞み込めたようだなぁ。ふっ、恐らくロボとの戦闘訓練は実戦的ではないからこそ試験内容が対人戦に変更されたのだ。ロボならラクチンなどと、その気になっていたお前らの姿はお笑いだったぜ。ブロリー、お前もそう思うだろう?」
「はい……………雄英だろうと所詮、阿保は阿保なのだァ…………」
「試験を甘く見やがって。ヒーロー志望が何とも情けない」
「まっ、林間合宿はオラたちがたーっぷり楽しんでおくからよ。ヘヘッ、悪く思うなよ!」
「おい竜崎!お前の個性なんだからこれ以上何も言わせないでくれ!!耳が超痛ェ!」
「そんなの知るか(無慈悲)」
上鳴の懇願をトランクスルーすると相澤先生がカムインしてくる。
「おはよう。今回の期末テストだが残念ながら赤点が出た。したがって………………林間合宿は全員行きます!」
「「「どんでん返しだぁ!!!」」」
「ゑゑっ!?」
「ダニィ!?」
どんでん返しにいつもの如く驚くパラガスとベジータ。相澤先生は説明を続ける。
「筆記の方はゼロ。実技で切島、上鳴、芦戸、砂藤、瀬呂が赤点だ」
あら、4人じゃないんだ。確かに瀬呂はミッドナイト先生に寝かされてたもんな。パラガスが膝枕されてるのを見て死ぬ程羨ましそうにしながら興奮していたな。思い出しただけで気持ちわりー、です。
「本気で叩き潰すと仰っていたのは………………」
「追い込む為だ。ま、要するに合理的虚偽ってやつさ」
好きだねー、合理的虚偽。
「騙したな」
「やっと能天気なお前も呑み込めたようだなぁ。全ては相澤の言う『おい、静かにしろ。その下りは長くて非合理的だ』アウチ!?」
「それと、赤点組は別途に補修時間を設けてる。ぶっちゃけ学校での補修より死ぬ程キツイから覚悟しとけよ」
「でぇじょうぶだ。死んでもドラゴンボールで生き返るさ」
「それ何も慰めになってないぜ……………」
暗い表情になった赤点組に悟空がそう声掛けるが全く持って上鳴の言う通りである。ま、何はともあれ全員で行けるなら何より。
「1週間の強化合宿か!」
「結構な大荷物になるね」
「色々と買わねぇとなー」
「あ、じゃあさ!明日休みでテスト明けだし……………A組皆で買い物行こうよ!」
透の提案に皆さま賛同する。爆豪と轟は行かないようだが。
「フー君は来る?」
「そやな」
クラスで買い物かー。前世でもそういう経験は無かったからオラワクワクすっぞ!
「腐☆腐 では、俺も同行して美しい大人のお姉さんをナンパするぞぉ!ベットの上でじっくり調教♂し、私の言う事しか聞けぬようにしてやる。ベジータ、お前も一緒にいかがかな?」
「イイナァ☆」
「僕もそう思います」
「よーし、オラのお〇ん〇んとフュージョンしてくれる胸が大きくて都合のいい女をいっちょ探すか!」
よく見ろぉ、主に女性陣からゴミクズを見る目で見られているぞぉ。まるで峰田のバーゲンセールだな()
「あ、当然お前らは留守番ね」
「なんでゑゑ!?」
「貴様!ぶっ殺してやる!」
「楓丸は一瞬で僕に殺される。分かっているんだ」
「許せねぇ…………!」
「ブロリー。やれ」
「はい…………カカロット、まずお前から血祭りにあげてやる」
「やべっ!」
「ひ、避難だぁ!」
「おい、俺が逃げるまで足止めしろ!トラ何とか!」
「トランクスだ!あなたの息子でしょう!!」
この後、教室内に4つ岩盤が出来て全員留守番に快く()同意してくれたのは言うまでもない。
そんな訳で翌日、やって来ました木椰区ショッピングモール。
「お!アレ雄英生じゃん!?体育祭うぇーい!」
「まだ覚えている人いるんだぁ………………!」
そう言う麗日もかなり活躍したしな。当然だ。
「さて、皆買うものはそれぞれだろうし一旦自由行動するか」
「そうだな!んじゃあ、1時間後にまたここで集合な!」
俺の提案に切島含め皆賛同。一斉に散って残ったのは俺と透、緑谷、麗日。
「皆行動早いな………う、麗日さんはどうする?」
「私は………………虫よけ……………………」
…………ん?何故か頬が赤くなってない?
「む……………………虫よけ──────!!」
「虫!?」
え、何かダッシュでどこかに行ったが…………(困惑)
「ムムム……………お茶子ちゃん、もしや……………!?」
「んん?一体どうしたというんだ透?……………まさか!?麗日は虫けらが嫌いだと言うのか?」
「…………フー君ってほんと頭ブロリストだね」
「いやぁそんなこと(照れ)」
「今の褒められてないんじゃないかな…………?」
緑谷にそうツッコまれたその時、後ろから声が掛けられた。
「なぁ、今の聞こえてたけどあんたあのブロリストだろ?一緒に写真撮らせてくれよ」
軽く変装してたが会話でバレたか。まぁ仕方ない。視聴者の1再生が俺の諭吉に繋がるのだからここはファンサの対応してやろうではありませんか。
「あー、全然良いっすよ」
「マジ?ファンサもしてくれるとか良い奴だな〜」
そう言うとファンは肩を組んできた。馴れ馴れしいがまぁ寛大な心で許してやろうではありませんか。俺の心、美しいだろう?
「そういやあんた、体育祭で優勝してたよな?んで、確か保須事件の時はヒーロー殺しに遭遇したんだっけ?すげぇよなあ!」
「よくご存じで。まっ、ヒーロー殺しも今となってはネットのおもちゃ。無様なもんだ」
「それは同感だ。…………にしても、信じられないぜ、こんなとこで
………………また?俺はこいつとどっかで会っただろうか。
「………………!?竜崎君、そいつから離れ」
「もう遅い。お前らも妙な動きをするなよ。俺の五指が全て触れた瞬間にこいつが塵と化すぞ」
俺の首元に中指を除いた四指が触れる。ここで漸く相手の顔を見て思い出した。
「お茶でもしながら話でもしようか、竜崎楓丸」
「…………誰かと思えば、USJで無様にブロリーに岩盤された死柄木弔じゃないか。わざわざ俺に殺されに来たか」
「………お前、口には気を付けた方が良いぜ?俺の気分次第で友達の前でお前が死ぬぞ」
「ふむ………………じゃあ死ぬか」
「は?」
自ら5指全てに触れに行った─────と見せかけてすり抜けて死柄木から距離を取る。
「……………ちっ、忘れてた。そういやそんな技も動画であったな。トランクスルーだったか」
「やっと脳天気なお前も呑み込めたようだなぁ。だが、もう遅い。3対1。形勢逆転だな。よし、じゃあ豚箱にぶち込んでやるぜ!」
「ハッ、ヒーロー志望の言葉とは思えねぇな………………けど、良いのか?俺になにかあれば黒霧がこの施設に仕掛けた
「…………はったりだろ」
「なら試してみるか?」
緑谷と透の方をチラッと見ると2人とも首を横に振る。本当に爆弾が仕掛けているならわざわざ俺に『個性』で脅しを掛けなくても良い筈。爆弾云々は嘘だと思うが………………その断定が出来ない。確かにあのワープ持ちなら設置も容易だろうし。
「………………チッ。で、なに話って」
「まぁそうせかすなよ。せっかくだ、腰でも掛けてまったり話そうじゃないか。で、お前は緑谷出久だったな、体育祭で見た。そこの透明のやつは知らないけど………………折角だ、お前らも付き合えよ」
「……………俺が今一番腹が立っているのはヒーロー殺しさ」
「何だ、仲間じゃなかったのか」
「俺は認めちゃいないが、世間ではそうなってるだけだ。………………ほとんどの人間がヒーロー殺しに目が行ってる。雄英襲撃も保須で放った脳無も全部奴が喰った。誰も俺を見ないのは何故だ?結局奴も俺と同じく気に入らないものを壊していただけだろう?俺と奴で何が違った?」
そんなの知るか、と思いもしたが………………まぁ、余計に刺激しても面倒だ。少し考えると………………答えは意外とすぐ出た。
「……………………ステインは『英雄回帰』っちゅう思想というか信念?を主張していた。正しいかはさておきな。でも、お前らはそういうのは主張せずにただ好き勝手暴れただけ。どっちがバズるかって言ったらそりゃステインだろ。しかも、中々捕まらなかったそこそこ有名なヴィランだし。そんだけじゃね」
「思想…………信念、ね………………緑谷、お前はどう思う」
次に振られたのは緑谷だった。大丈夫だとは思うが変に刺激すんなよ。
「………………僕は、お前のことは理解も納得も出来ない。ヒーロー殺しも納得はしないけど………………理解はできたよ。僕もヒーロー殺しも…………始まりはオールマイトだったから……………」
確かに、あの時『俺を殺して良いのはオールマイトだけ』とか言おうとしてたもんな。その前にクズロットが屈辱的なトドメを刺したが。
「少なくともあいつは壊したいが為に壊してたんじゃない……………お前のように簡単に投げ出したりもしなかった。やり方は間違ってても、理想に生きようとしてた……………と思う」
「………………」
ゾワッ
こいつ………………何て威圧感……………!ふと、透の手が震えているのに気が付いた。俺は手を無言で握ってあげる。
「あぁ……………何かスッキリした。点が線になった気がする……………………全部オールマイトだ」
かぁっ、怖っ!何だこの恐ろしく不気味な暗い笑顔は。こんな風に笑う人間がいるのか。夢に出てきそう。
「ああ、何を悶々と考えていたんだろう俺は!結局そこに辿り着くんだ。こいつらがヘラヘラ笑って過ごしているのも、オールマイトがヘラヘラ笑ってるから……………………救えなかった人間などいなかったかのようにヘラヘラ笑っているからだよなぁ!!」
……………緑谷が悪いわけではない。だが、こいつは緑谷の話を聞いて何か悪のカリスマとして目覚めさせてしまった気がする。そういう意味では余計な事を言ってくれた。
「あぁ話せて良かった!いいんだ!俺は何ら曲がることはない!ヒーロー殺し、お前の理想・信念、全部俺の踏み台にしてやる……………!」
そんでもって死柄木は立ち上がる。もう用は済んだという事か。
「じゃあ行くわ。追ったりしてきたら……………分かるよな?」
逃げられる………ちっ、爆弾の存在があやふやなのが最大の問題。それが無ければ緑谷と俺でこいつを拘束できるのに……………!
『ムスコ♂デスクラッシュ☆』
死柄木が横からの奇襲で声を上げる事無く吹き飛ばされる。死柄木はそのまま壁に叩きつけられて沈黙。気絶したみたいだ。
「俺のムスコ♂TUゑゑゑゑ!このまま普通に帰れるなどと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ」
デデンッッッ───!(効果音)
「「「「パラガス(さん)!?」」」
効果音とともにそう勝利宣言したのは何とパラガス。慌ててパラガスの元へ駆け寄る。
「ちょ、お前何でここに…………てかバカ、お前爆弾が!」
「楓丸、心配することはない。爆弾は仕掛けられてないぞぉ!科学者が調査済みでございます。それに念のためヴィランが来てないかモール全体をトラ何とかが見張っております」
パラガスがスマホを見せるとそこには『うわへへへwwコンピュータが弾き出したデータによりますと、爆弾はショッピングモールに仕掛けられておりませんですじゃ』とメッセージが。
……………………確かに、本当にワープ持ち個性のあいつがいるなら今頃爆破が起こっているし、そもそも死柄木を救けにきているだろう。どうやら本当のようだ。
「よし、今のうちに拘束しよう!警察にも連絡しないと!」
「腐☆腐 拘束は俺がやろうではりありませんか。万が一の事を考えれば何度でも蘇る俺が適任と言う訳だぁ!」
「だな。えーっと、警察は……………118か!(天然ボケ)」
「フー君、それ海上保安庁……………(さっき手を握ってくれた時はカッコよかったのに…………フー君の手、暖かかったなー…………)」
通報によってショッピングモールは一時閉鎖。んでもって死柄木は逮捕、拘束されて護送。タルタロス行きになるそう。俺も警察署で塚内さんの事情聴取を受けていた。
「…………奴と話した内容はざっとこんなもんですね。んで、用が済んで逃げようとした奴を俺に内緒でこっそりナンパしに来ていた親父ィ………じゃなくてパラガスが気絶させまして。聞くところによると、どうやら偶然最初の段階から話を聞いていたみたいで、色々とやってくれたそうです」
来るな、っと言った矢先にこっそりナンパしに来ていたのはいただけないが……………………まぁ、そのお陰で死柄木を逮捕出来たのだ。今回は
「ふむ、そうか……………長時間ありがとう竜崎君。すまなかったね」
「いえ………それで、死柄木はどうなるんですか?これからじっくり調教して情報を吐かす感じですか?」
「言い方はよろしくないけど………まぁその通りだね。今はタルタロスに護送中だ」
と、そこへ塚内さんの部下の三茶さんがやって来る。慌てた様子だ────嫌な予感がした。
「塚内警部!タルタロスに護送中の死柄木弔が……………!!」
……………どうやらまだ終わらないみたいだ。
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『弔、災難だったね。やったのは例の彼かな?』
「…………………」
モニターからの声に反応せず死柄木はバーの椅子に座る。そして護送中の自身を助け出してくれた黒霧の方を向く。
「……………黒霧。あのブローカーが紹介した2人を仲間に入れる。連絡しとけ」
「………よろしいのですか?」
「ああ。使えるものは使う。スタインの理想、信念も全て俺の踏み台にする」
死柄木はニヤリと笑う。
「今日は有意義だった。あいつらと話して自分を見つめ直しせたからなぁ………信念も理想も始めからあったんだよ、漸く気づいた」
────オールマイトのいない世界を創り、正義がどれだけ脆弱か暴く。それが俺の信念、理想。
死柄木は黒霧とモニター越しの人物等にそう告げた。
『(感謝するよ、緑谷出久、竜崎楓丸。君達のお陰で彼は悪のカリスマへの1歩を踏み出せた─────次の僕への道を)』
オールフォーワンはほくそ笑む。全て計画通り、と。
『さぁ、死柄木弔。今度こそ君と言う恐怖を世にしらしめよう!大丈夫、今の君なら必ず出来るさ』
「言われなくてもそのつもりだ、先生」
長きに渡る事になる死柄木弔らとの戦いはここから本格的に火蓋を切る事になる─────。
続く…………
以上、逃げられたとはいえ親父ィがMVPの回でした。なお、死柄木は親父ィのムスコ♂の最低な感触を覚えていて『いつか絶対殺す』と恨んでいる模様。あたりまえ体操。
爆弾の下りはトランクスルーされて『やべぇよやべぇよ』ってなった死柄木の咄嗟のアドリブ。上手くいったと思ったがナンパ親父ィに聞かれて最後の最後で失敗。無様なもんだ。
投降頻度ですが
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毎週1話確実に投稿でいいぞぉ!
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完成次第投稿しロットォォォォ!!