竜崎side
「A組補習いるの?赤点を取った人がいるって事!?えー、おかしくないおかしくない!?A組はB組より優秀なはずなのにぃ!?あれr」
キ───ン……………ドカーン!!
「始まったばかりでこの始末☆…………ところで物間、拳藤に聞いたがお前も筆記で1科目赤点を取ったらしいじゃないか。あんだけ教えたのに」
「……拳藤、クラスメイトの僕を売ったな…………!」
「聞かれたことに事実を言っただけだっての。…………竜崎、お楽しみのとこ悪いけどそろそろ良いか?」
「おっ、そうだな」
岩盤から落下して地面に伸びる物間を拳藤がかついで持っていく。ご苦労さんです。
「やはり岩盤は良いストレス発散になるぜ。拳藤も物間へのお約束にいかがかな?」
「じゃあ気が向いたらお願いしようかな」
「拳藤!?」
そんな事が初っ端からあって皆はバスに乗車する。例によってサイヤ人共の席は無いので奴等は後ろを走ってる。にしても皆さんわいわい楽しそうで。ちなみに俺の左隣はヤオモモ、右隣は焦凍になっている。
「前々から気になってたのですが、楓丸さんの動画投稿はどれくらい収入がありますの?」
「それは俺も気になってた」
「…………まぁ、2人なら信頼できるから良いか。他の人には言うなよ。耳貸せい」
と言う訳でごにょごにょ教える。ヤオモモはお嬢様育ち故かそこまで驚きはしなかったが、焦凍は宇宙猫になっている。おもしろ。
「あとタコ科学者のサポートアイテム事務所も俺が100%出資してるからそこのリターンもあるし、あとグッズとからコンビニコラボ等々…………まぁ、我ながら凄いよな。貯金額とか見ると一介の高校生が持っちゃいけん額してるもん。タワマンを一括で買えるし」
「流石は楓丸さん、次元が違いますわね……………」
「……………(宇宙焦凍)」
んでもって、焦凍はいつまで宇宙をさ迷ってんだか。肘で突くと漸く戻ってきた。
「そういや楓丸はよく俺を遊びに誘ってくれてるけど、金銭感覚のズレとか全然感じないな。あれは俺に合わせてくれてるのか?」
「いやそう言う訳ではないな。何と言うか、庶民の感覚と金持ちの感覚を併せ持つハイブリッドみたいなもんよ」
前世の極貧生活の体験がある、ってのもハイブリッドになった要因にあるかもな。魂に染みついてるのか金持ちになっても庶民の感覚が残っている。その記憶が無ければ金に溺れてTDN成金になってたかもしれん。
「まぁ要するに、俺はプ〇ウスという訳だぁ!」
「…………楓丸は車だったのか?」
「轟さん、今のはそういう意味ではないですわよ…………」
「最高だぜ、焦凍」
んもー、天然なとこがカワイイですわ。焦凍が♀だったら告ってるかもしれん…………。
透「は?(威圧)」
「楓丸さんはよく焦凍さんと遊んでいるんですの?」
「そうなんよ。俺が色んな愉悦や娯楽を教えてやると決めてな。この前はゲーセンに連れて行った」
「まぁ!そのお話をぜひお聞きしたいですわ!」
何かヤオモモも目を輝かせてるので色々と語ってあげる。クレーンゲームで焦凍が難しい設定の台を選んで散財して死んだ目をしていた事、パンチングマシンを2人でぶっ壊した事、お菓子タワーを倒して大量にゲットした焦凍がオロオロしていた事等々…………いやぁ、楽しかったな。
「パンチングマシンを壊した時は流石に焦ったな。そう言えば楓丸は最初『逃げるんだぁ………』って店員に言うの渋ってたな」
「うぉい、ヤオモモの前で言わんでええねん!」
「ダメですわよ楓丸さん。ヒーローたるもの、そういう事は正直に言わなくては」
「ハイスイマセン」
いやだって何言われるか分かったもんじゃないし、弁償しろとか言われたら法廷でバトルだから面倒だったし…………まぁ、店長が良い人で良かったわ。経年劣化だろうから気にしないで、なんて。寧ろ謝られたしね。
「楓丸が色んなとこに連れて行ってくれるお陰で今までに出来なかった色んな事を体験出来てる…………だから、ありがとな」
「よせやい、そこまで重い感じ出さなくてええねん。友達なんだから」
「これが男の友情というものですのね…………感動しましたわ」
あの、何だろう………どっちも大袈裟すぎやせんか?
1時間後
「休憩だ―………」
「つかここパーキングじゃなくね?」
「B組は?」
停止したバスから降りるとそこは…………何も無い山道の途中です。んだここ。
「よーうイレイザー!!」
「ご無沙汰してます」
何か猫娘が現れたが…………すまん、誰?
「煌めく眼でロックオン!」
「キュートにキャットにスティンガー!」
「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」
スーッ………………やっぱ分からん。
「あー、パラガス。どうせ大人のお姉さんなら知ってんだろ?解説して、どうぞ」
「勿論でございます。地獄に行ってもこぉんな美しいパラガスの解説は聞けんぞぉ。…………彼女達は4人組のヒーロー『ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ』の2人、マンダレイとピクシーボブです。連名事務所を構える4名1チームのヒーロー集団で、山岳救助等を得意とするベテランチームでございます。ちなみに、全員30代前半…………腐☆腐」
あっ不味い、と思った瞬間にはパラガスが2人に迫る。
「お初目お目に掛かります。パラガスでございます。この後、俺と一緒に夜の合宿でもいかがかな?同じベットで汗をかき、絡みあーう☆悦びをじっくり調教♂してやろうではありませんか!良いだろう?」
「『良いだろう?』じゃねぇんだよ死ねぇ!」
「door!?」
「親父ィ、林間合宿でも1人用のポッドをぺちゃんこに潰す時が来たようだな」
「明日まで!明日までお待ちください!明日になれば、2人も俺のムスコ♂を気に入る筈です!」
「何言っちゃってるんだお前は!それじゃあお約束だよッ☆」
後ろでいつもの光景が繰り広げられているがクラスの皆は無視☆ 慣れてる俺らにちょっと引いているにマンダレイとピクシーボブに謝って話を続けてもらう。
「えー…………ここら一帯は私らの所有地ね。で、あんたらの宿泊施設はあの山の麓ね」
「遠っ!?」
あ、まさか…………って、ん?相澤先生が手招きしてる。よく分からんが駆け寄る。
「何です相澤先生?」
「お前はここにいろ」
「あっ(察し)はい」
まぁ、大体分かったが今は大人しくしておこ。答え合わせはもう少し後で。
「今は午前9時半………………早ければ12時前後かしら」
「ダメだ……おい……」
「戻ろう!」
「バスに戻れ!早く!」
能天気な皆も察したようでバスに戻ろうとする。だがまぁ、そんな事を除籍マンが許す訳もなく。
「悪いね諸君。合宿はもう始まっている」
「私有地につき個性の使用は自由! 今から3時間、自分の足で施設までおいでませ!『魔獣の森』を抜けて!」
地面が波打って皆は崖下に落とされた。なんなんだぁ今のはぁ?ggrと………………ピクシーボブって人の個性なんか。ふむ、土を自由に操作できる個性と。
「そんで先生、俺はアレですか?いると皆の為にならない的な?」
「そういう事だ。お前や後ろのサイヤ人共がいると他の連中の為にもならん」
「親父ィ。俺が強すぎるという事ですかぁ?」
「ああそうだ。特にブロリー、お前が伝説の超サイヤ人になってしまえばこぉんな最低な山は勿論、富士山も破壊しなければお前は収まらない」
「ダニィ!?炎上する………富士山破壊で炎上して終わりだ…………」
「クズがぁ…………俺が富士山を理由もなく破壊すると思っていたのか?」
「おめぇ理由があれば破壊するんか?」
とりま炎上では済まないだろうな。俺もタルタロス行きか。ステインの隣はやめてくれ(切実)
「まっ、富士山とかどうでも良いさ。それよりもオラさっきから気になってたけど、この子供って誰だ?」
「この子は私の従甥なの。ほら洸汰、竜崎君らに挨拶して」
「おっす、オラ竜崎楓丸。もしくは伝説の超ブロ」
「ふんっ!」
「やべっ!(ガードベント)」
「ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ↑はぁぁぁぁぁぁ↑はぁぁぁぁぁぁ↑はぁぁぁぁぁぁ…………(悶絶)」
何か金的されそうになったので近くにいたパラガスを身代わりにする。近くにいたお前が悪い(鬼畜)
「こら洸汰!」
「何て酷い事するんだ!」
「……ヒーローになりたいなんて連中とつるむ気はねえよ」
むむっ…………これはいけませんね。悟飯も怒る中、俺は一瞬で洸汰君の前に回り込む。
「っ!?な、何だよ…………!」
「金的何て甘いよ洸汰君。あんな奴もっと苦しめてやらなきゃ!」
「…………は?(困惑)」
「な、何て奴だ…………!」
だってこぉんな小さなキッズの蹴りでパラガスのムスコ♂がダメージを受ける訳がない。今も痛そうな感じ出してるけど、恐らくプッシーキャッツに構って欲しいだけだろう。分かっているんだ。
「おい、さっさとバスに乗れ。移動するぞ」
「んじゃ、今なら席も余裕があるしオラ達も座るか!」
「僕もそうします!」
「悟飯は俺の隣の席にするぞ。寝顔が好き♡」
「1番前の席は俺のものだ!チャァァァァァァァ!!」
「父さん!闇雲に前の席を座るのは危険です!酔い止めの薬を飲んでからでも!」
「臆病者は後ろの席でよい!ブロリー、早くしろ!」
「はい…………」
「では、私はプッシーキャッツの間に座らせてもらうよ。疑似ハーレムを味わえる、いわゆる1つのパラダイスだ」
この後パラガスは相澤先生の隣になった。
合宿所
「で、相澤先生。俺はどうしてりゃいいですか?」
「悪いがこちらもプッシーキャッツと色々打ち合わせがあるんでな。今日は自主練なり、リフレッシュするなり好きにしろ」
や っ た ぜ
「とは言え、編集作業のさっきの移動中に済んじまったしな。やることねーなー」
「あ、それだったら竜崎君にお願いしたい事があるんだけど…………洸汰の面倒を見てもらえないかしら?さっきみたいなことはしないように言ってあるから」
「…………ふん」
まぁ別にパラガスになら幾らでもやって良いんだが。
「ああ良いっすよ、お安い御用です。だったら昼飯とか俺の分のついでにいかがかな?」
「え?いや、私としてはそれは助かるけど…………良いの?」
「良いですよッ☆」
という訳で相澤先生やマンダレイらは合宿所の中へ入って行った。残ったのは俺とサイヤ人共と洸汰君。
「…………マンダレイはああ言ってたけど面倒みてもらう必要ねぇから」
「どこへ行くんだぁ?」
「お前に関係ないだろ」
「クズがぁ…………俺が子供なら手を出さないと思っているのか?」
「絶対やめなさい」
マジでタルタロスにぶち込まれてたまるか。
「ふん、今回俺はパスだ。誰がこんなガキの面倒何ぞ見るか。あとは好きにしろ。俺はトレーニングに出かける」
「父さん!」
トラ何とかが引き留めようとするがベジータは無視してどこかに去ろうとする。そんな背中にパラガスが両手を広げながら声を掛ける。
「伝説の超クワガタを捕まえられるのは…………ベジータ王!あなたしかいません!」
「伝説の………超クワガタ…………」
ベジータは足を止める。パラガスもニヤリと笑う。こいつ『伝説の超』が付けば何でも良いのか。
「南の森をその脅威のパワーで暴れまわっております。このままでは折角築き上げた新惑星ベジータも伝説の超クワガタに…………」
「…………何言ってんだこいつ。下らねぇ」
「俺もそう思います」
洸汰君の言葉に賛同しなかい。当のベジータはUターンして来る。
「パラガス、案内しろ」
「父さん!ダメです、そんな話に乗っては!」
「臆病者は付いて来なくても良い!パラガス、ブロリー、早くしろ!」
「はー…………熱いです」
「父さん!楓丸はここで待っていてください、僕が父さんを連れ戻します」
そんな訳でベジータ、パラガス、ブロリー、トランクスは森の中へ入って行った。
「伝説の超クワガタねぇ…………」
「いるわけねぇだろ。高校生なのにそんな事も分かんねぇのかよ」
「さぁ、分からんよ。俺は知らんがしってそうな奴に聞くか」
という訳でトトカマ星の科学者にコール。数秒で出たので事情を説明する。
「─────という訳だぁ!科学者、知ってるか?」
「だからそんなの『実在しますじゃ』………え」
科学者が2枚写真を送ってくれたので見てみる。何気に洸汰君もしれっと覗き込んでいた。
『ミヤマクワガタですじゃ。繁殖が難しいゆえに市場価格は2万円ほど。ですが、2枚目に送ったこちらのタイプですと話は変わりますじゃ』
何々…………アルビノ個体?
『ごく稀に全身が真っ白で生まれてくる生物をアルビノ個体と言いますじゃ。そしてミヤマクワガタのアルビノ個体は目だけ白くなり、ホワイトアイと呼ばれております』
あら、ほんとだ目だけ白い。
『天然ミヤマクワガタのアルビノ個体は学術的な価値もありとても貴重。コンピュータが弾き出したデータによりますと、売れば数十万円は下らないですじゃ』
「「「「「!?」」」」」
『さらに今楓丸様がいる森にはアルビノの個体のミヤマクワガタがいますじゃ』
「「「「「!!??」」」」」
『それじゃあ仕事があるので失礼しますじゃ、ゲス共』
科学者からの通話が終わっても皆暫く黙り込む。その中でも真っ先に動いたのは悟空だった。
「オラ達もミヤマクワガタ探すぞ!おめぇの出番だぞ、悟飯、虫けら!」
「はい、お父さん!」
「勘違いするな、俺が見つけたら悟飯のものだからな!」
金に目が眩んだサイヤ人とナメック星人も飛んで森の中に入って行った。
「こうしちゃおられん。俺達も行くぞぉ!」
「は?いや、俺は探すなんて言ってな」
「クワガタ狩りじゃああああああ!」
「うわあああああああっ!?」
洸汰君掴んで舞空術で森にIN。かくしてゲス共にのるミヤマクワガタ争奪戦が始まった──────。
続く
仲間が苦労している間にミヤマクワガタ探しをするクズがぁ…………何を四天王?
投降頻度ですが
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毎週1話確実に投稿でいいぞぉ!
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完成次第投稿しロットォォォォ!!