透き通る世界に混ざる謎球体   作:公開

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不良退治…という名の蹂躙

シャーレへの道のり、それは軽く地獄絵図であった。建物は壊され集団が飛び交いあちこちから爆発の音がする。ここを通らなければシャーレに向かうことはできない。

 

「なんで私たちが不良たちと戦わなきゃいけないの!!」

 

「サンクトゥムタワーの制御権を取り戻すためには、あの部室の奪還が必要ですから…」

 

「それは聞いたけど…!私これでも、うちの学校では生徒会に所属してて、それなりの扱いなんだけど!なんで私が…」

 

そうユウカとチナツが話していると、ユウカが不良に撃たれる…が、通常の人間では間違いなく死亡している程の弾丸を受けても、ちょっと傷が付く程度で済んでいる。

 

これがキヴォトス人の特徴。ヘイローにより通常の人間よりも遥かに高い耐久力を誇り、一部は特殊な能力を持つものも存在する。

 

「いっ、痛っ!!痛いってば!あいつら違法JHP弾を使ってるじゃない!?」

 

「伏せてください、ユウカ。それに、ホローポイント弾は違法指定されてはいません。」

 

「うちの学校ではこれから違法になるの!傷跡が残るでしょ!」

 

相手は違法な弾を使っていると言うユウカに対し、ハスミが違法指定はされていないと言うが、ユウカは自分の学校では傷跡が残るので違法になると返す。

 

「"う、撃たれてるけど大丈夫なの!?"」

 

『で〜じょぶで〜じょぶ。ここじゃ日常茶飯事さ。今のうちに慣れとかないと、ねぇ?』

 

「今は先生方が一緒なので、その点に気をつけましょう。先生方を守ることが最優先。あの建物の奪還はその次です。」

 

「ハスミさんの言う通りです。先生方はギヴォトスではないところから来た方ですので…私たちとは違って、弾丸一つでも生命の危機にさらされる可能性があります。その点ご注意を!」

 

「分かってるわ。先生は戦場に出ないでください!私たちが戦ってる間は、この安全な場所にいてくださいね!」

 

『一応俺もキヴォトスの外から来てんだけどねぇ…ま、いいや。』

 

「"なら…私が指揮をするよ!"」

 

先生が後方から指揮をしてくれるようだ。

これには生徒も驚く。

 

「ええっ!?だ、大丈夫なんですか?」

 

「"大丈夫、信じて。"」

 

『いやー言うようになったねぇ。俺も嬉しいなぁ!』

 

「では、よろしくお願いします、先生。」

 

「それじゃ…行くわよ!」

 

先生の指揮の下、戦闘が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

『いや〜いい感じに掃討出来てんじゃない?指揮の才能あるねぇ先生!』

 

「"あはは…たまたまだよ。"」

 

『そうかな?…まぁそれはそれとして、俺も手伝おうか?』

 

「"え?"」

 

『君が指示さえしてくれれば俺はその通りに動くけど、どうする?』

 

「"…ならあの子たちのサポートをしてあげて。"」

 

『ふむ…サポートにも色々あるけど…単純に敵を倒しやすくしてくりゃいいか。ヨシ少し待ってなさい。』

 

「"あ、行っちゃった"」

 

そう言うとアンノウンの姿が消え、それと入れ替わるようにリンのホログラムが出現する。

 

 

「先生、今この騒ぎを巻き起こした生徒の正体が判明しました。

ワカモ。百鬼夜行連合学院で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です。似たような前科がいくつもある危険な人物なので、気を付けてください。」

 

「"う、うん。分かったよ。ありがとうリン"」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あらら。連邦生徒会は来ていないみたいですね。フフッ、まぁ構いません。

あの建物に何があるかは存じませんが、連邦生徒会が大事にしてる物と聞いてしまうと…壊さないと気が済みませんね…。ああ…久しぶりのお楽しみになりそうです、ウフフフ♡」

 

 

 

 

 

最前線ではユウカ、ハスミ、スズミご戦闘中だ。

少しばかり手こずっていたところにアンノウンが最前線へ現れる

 

 

「ちょ、ちょっと!あなた、なんでここにいるのよ!?あなたも先生と一緒でキヴォトスの外から来たなら銃弾一つで致命傷に…」

 

『ふむ、一つ言っておこう。

…あまりキヴォトスの外を舐めるなよ?

キヴォトスの外と言っても、場所によっては銃弾一つで致命傷どころかダメージにすらならない奴なんてごまんといる。ただ"キヴォトスの外から来たから"と一括りにしてもらっては困るよ?』

 

「わ、悪かったわ…ってそれより!なんでここに?」

 

『先生から君たちのサポートを頼まれてね。』

 

「先生が…なるほど」

 

「でも、サポートと言ってもどのような?」

 

『俺が不良に大きな隙を作る。その間に君達が不良を掃討する。OK?』

 

「どんな方法で不良に隙を作るのかはわかりませんが…お願いします。」

 

「早速ですが、お願いします。」

 

「失敗したら許さないわよ!」

 

『安心しなってユウカ。俺の辞書に失敗の文字はない!』

 

「そ、そうなのね…なら安心」

 

『ちなみに成功の文字もない!』

 

「ダメじゃない!?」

 

『…まぁ楽しい冗談はここまでにして…レッツゴー!』

 

アンノウンは不良の方へ突っ込んでいく。

 

 

「あ?何だこの…何?」

 

『球体。』

 

「喋ったぁ!?」

 

『喋るよそりゃ。じゃあ早速で悪いけど…

【模倣:無量空処】』

 

今アンノウンが使った技のオリジナルについて簡単に説明すると、

呪術廻戦に登場する領域展開の一つで、受けた相手は膨大な情報を流し込まれて何も出来なくなる

 

 

 

しかしアンノウンは本物の領域展開は使えないので、単純に不良(とワカモ)のみに対象を限定したテレパシーを使い"ある情報を脳内に直接送信している。

その情報についてだが…

 

『遥かにさんよ Eternal Dream越えて

辿り着いたの 狂花水月に

未来唄う セクトニア正義の鉄槌 Star

ねぇ 聞かせてよ 古代研究所での戦いの話

 

はるかな空と地平線

大地にひろがる長き道

荷物をつんで 火をともし

駆けるマシンは 今日も快調

(超超大略)

 

 

未来紡ぐ ネイチェル大絶望の唄』

 

ネイチェル大絶望の歌である。

 

コレについて説明すると、かつて筆者が某匿名掲示板のある曲改変スレで書いた歌…のようなナニカである。

その文字数は大体18000〜23000文字くらい。正確な文字数は文章にした自分でも分からない。

 

そんな文字列を()()に脳内に流し込まれた不良は…

 

 

「「「「「???????????????????????????????????????????????」」」」」

 

宇宙猫状態になった。

 

「ぜ、全不良が硬直してます…」

 

「な、何したのよアレ…」

 

『脳内に直接ある情報を流し込んだ、ただそれだけ。』

 

「何を流し込んだのですか…」

 

その後、不良はあっという間に制圧された。

 

 

 

 

 

 

アンノウンはある生徒の前にいた。

 

『さーてそれじゃあ…ファルコン、パァン!』

 

「??????????????

…ッ!」

 

その生徒もまた無量空処モドキの影響を受けていたが、アンノウンのファル◯ンパンチを受ける寸前に情報を全て処理し、躱した

 

『おお、まさか避けるとはねぇ。…それは良いとして、さっさとシャーレの地下に行って破壊するものを探したら?』

 

「…いいのですか?少なくとも貴方は連邦生徒会に与しているようでしたが。」

 

『むしろ君に忍び込んでもらわないと困るんだよ。というわけで見逃すから早く行ってくれ。』

 

「…それではお言葉に甘えさせていただきます。それでは私はここまで。後は任せます。」

 

そう不良達に告げてワカモはサンクトゥムタワーに向かう。

 

 

 

 

『迷うなよ?ワカモ』

 

そう言ってアンノウンは先生の元へ戻っていった。

ついでに巡航線車も奪っていった。

 

 

 

『はーい戻ったよ。ちゃーんとサポートしてきたのでご安心を。』

 

「"…ねぇアンノウン、不良の子たち一切微動だにしなくなってたけど、何したの?"」

 

『脳内に直接情報を送って宇宙猫状態にした。』

 

「"何送ったの!?"」

 

『ネイチェル大絶望の歌』

 

「"な、なにそれ…"」

 

『とにかくカオスな歌のようなナニカだよ。

ともかく道は開けたから、早くシャーレの部室の地下に行くべきじゃない?』

 

「"いい感じに言いくるめられた気がするけど…うん、分かった。"」

 

先生はシャーレの地下室へと移動した。

それにアンノウンもついて行く。

 

 

 

 

『さて、致命的なポイントは回避しつつほどほどに改変できた。

次改変すべき場所は…アビドスか。それまでは(比較的)大人しくしておこう。』

 

 

 

 

 

 

 

 




解説
ネイチェル大絶望の歌
某匿名掲示板のこのスレで筆者が書いた歌…のようなナニカ。
この後、安価内容が25文字以内という制限がかけられた。

全文はこちら

アンノウンのスタンス

  • 前線で暴れる
  • 後方でサポートに徹する
  • その他
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