救済の運命を歩む者。   作:HakuGozira

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 とりあえずはオンパロスに続く話はこれで最後として、次からはオンパロス編に入りたいと思います。

 望んでる仮面ライダーが出ない場合もあるので、ご了承下さい。


0話 下 お前達の運命は俺が変える。

 

 2人の愛を一身に受けた俺は、あの後スクリューガムの助けもあり無事に危機を回避し数日が経った。

 

 首の辺りと鎖骨には2人の愛の傷が深々と刻まれ、俺はその傷を隠す様に首に絆創膏を貼り、少し生地が厚い服を試着しいつもの黒のロングコートを着込み、街を歩き始める。

 

 現在位置は仙舟羅浮という星の長楽天と言われる、様々な生活必需品や住宅区が建てられ人の行き来が絶えないこの場所で、俺は自身の食事を購入していた。

 

 自身の行動上、基本的には止まる事が無い為その場で食事を終えるタイプの俺は重い食事では無く長持ちし、更に腹持ちも良い携帯食を好んで食べており、俺は長楽天で携帯食を大量に買い込むと、虚空に小さなオーロラカーテンを広げると携帯食をオーロラカーテンへとしまう。

 

 「……おし、じゃあ。ちょっとは数を減らそうか。」

 

 

 俺は工造司へと向かい、自身の力で紙切れを別の物質へと変換しベルトを作り出すとベルトを握りながら、工造司の開拓地へと向かうと無数の豊穣の呪いでその身を異形へと変えた人達、魔陰の身が群れを作って徘徊していた。

 

 ベルトを腰へと装着し、懐からゲームカセットの様な物を持ち手を回しながら取り出すと、カセットのボタンを押し軽快な音が鳴り辺りをピンクの波動が包むと見慣れた茶色ブロックが現れ、強風が吹き荒れると無名の瞳が赤色へと変わる。

 

 『マイティアクション、X!』

 

 「お前達の運命は、俺が変える!」

 

 ライダーガシャトを握り、体を横に動かしガシャットを回転させ器用にベルトへと装填すると、キャラクターセレクト画面が俺の前に現れ、マイティのアイコンを触り自身の体に装甲を装着させる。

 

 「変身!」

 

 『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?アイム・ア・カメンライダー!』

 

 瞬間、3頭身の体は2頭身へと変わり可愛らしい巨大な顔とピンクが目立つ装甲に身を包んだゲームと医学の力を込めたライダー、エグゼイドが爆誕し右腕を強く上げ決めポーズを取る。

 

 2頭身とその見た目から動きが非常に鈍いが、この姿には唯一無二の力があり、俺は魔陰の身へと鈍い動きで接近し魔陰の身のボディへと両拳を打ち付けると、突如魔陰の身からピンクのポリゴンが現れるとそれが人の姿を取り戻し、気絶する。

 

 特別な力とは、豊穣の呪いと人間を分断できる力であり、基本は一度豊穣の呪いに堕ちた者は殺す以外に止める手段は無いが、このエグゼイドの力を使うと、豊穣の呪い自体を消滅させ人と分離できるという能力があり、俺は豊穣の呪いへと堕ちた者達を救う為に定期的にこの場へと足を運んでいる。

 

 「…お前が来るのか。」

 

 豊穣の呪いから救った人々を工造区の安全な地点へと運び、更に助けようとした矢先、雄叫びを上げながらこちらへと突撃してくる一匹の猛獣がいた。

 

 その猛獣は豊穣の霊獣・長右という豊穣の呪いへと堕ちた、力の強い動物だったのだが、人間とは違い理性が高い訳でもなく完全にその身を豊穣へと堕とした霊獣は、俺の力を持っても助ける事が出来ず、俺は謝罪の言葉を告げると、霊獣を仕留める事を決める。

 

 「大変身。」

 

 『マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!』

 

 「……ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」

 

 レバーに手を掛け、レバーを開けると高く飛び上がり、軽快な音と共に自身の体を包んでいた重い装甲が弾け飛び、巨大な顔のマスクは後ろへと移動しその場へと着地し再び右腕を高く上げる。

 

 するとベルトからレベルアップとカラフルなレイアウトで文字が浮かび上がり、エグゼイドはゲーマーレベル2にと上がると虚空からガシャコンブレイカーを取り出すと霊獣目掛け全力で駆け出す。

 

 霊獣は巨大な腕を張り上げると俺目掛け、一気に腕を振り下ろすが装甲が外れた今の状態はアクロバットな動きが可能となり、大きく跳躍するとガシャコンブレイカーを霊獣の頭部へと振り下ろし一撃を与えると華麗に着地し、俊敏に動き回る。

 

 「やっぱ、攻撃力が違うよな。……たったら。」

 

 俺はガシャコンブレイカーで近くにあったブロックを破壊するとブロックから謎の銀色のコインが現れ、俺はそれに触れると自身の体が鋼鉄の様に頑丈になり、霊獣の拳を無防備に受けるが逆に殴った霊獣が拳を抑え苦しみ出す。

 

 その隙を逃さず、ガシャコンブレイカーをハンマーからブレードへと切り替えると、ガシャコンブレイカーを霊獣の胸板へと突き刺すが、流石の硬さか刀身が弾かれると、霊獣は俺の腹へと渾身の蹴りを入れ俺はあまりの威力に吹き飛び、硬いコンテナへと背中を強く打ち付ける。

 

 「……て、2体はずるいだろ。」

 

 背中を刺さりながら起き上がると、一匹だった筈の霊獣が二匹へと増え数の不利を感じた俺はコンテナから離れ、霊獣達の前へと向かうとガシャットを外し、新たなガシャットを取り出す。

 

 『マイティブラザーズ!ダブルX!』

 

 「だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い、変身!」

 

 青とオレンジの色合いの巨大なガシャットを取り出すと、ボタンを押し軽快な音声が流れるとベルトへも装填し、腕を大きく回し一気にレバーを開ける。

 

 『ダブルアップ!俺がお前で!お前が俺で!We are!マイティマイティブラザーズ!ダブルエックス!』

 

 「…お前が俺で。」

 

 「お前がオレ。」

 

 レバー開け青とオレンジが合わさったゲートが現れ、ゲートを潜ると巨大な頭部に体が吸い込まれ、頭部が二つに分離した瞬間、俺の体も分離し青とオレンジの色のエグゼイドが現れる。

 

 マイティアクションゲーマーレベルXとなった俺は、青の片方のオレに指示を出し2人掛かりでの戦闘を行う。

 

 俺は専用武器であるガシャコンキースラッシャーを虚空から取り出し、霊獣を切り裂く。

 

 レベルが大幅にアップした俺は霊獣の攻撃を軽々と避け続けながらガシャコンキースラッシャーで連撃を行い、霊獣は反撃の狼煙を上げ大きく飛び上がると落下エネルギーをつけた渾身の一撃を振り下ろすが、軽々とガシャコンキースラッシャーで受け止めた俺は、霊獣のガラ空きとなった顎を蹴り上げる。

 

 「……フィニッシュは。」

 

 「「必殺技で決まりだ!」」

 

 俺はガシャコンキースラッシャーを投げ捨て、ガシャットを引き抜くとガシャットに息を吹き替え、キメワザスロットへとマイティアクションXを装填すると、ボタンを押し込みトドメを放つ。

 

 『マイティ!クリティカルフィニッシュ!』

 

 跳躍し、霊獣を一度蹴ると空中で更に足を切り替え再び蹴りを入れると同じ動作を何度も行い霊獣を蹴り続け、最後にエネルギーを限界まで溜めた蹴りを放つと、霊獣は咆哮を上げ爆散し俺はガッツポーズを決めると、時間が切れた様にベルトが粒子となって消え、変身が解除される。

 

 変身が解除された俺は静かにその場を立ち去ろうとするが、突如頭上からオーロラカーテンが現れ、オーロラカーテンからある物が落下し俺はそれを拾い上げると、ため息を吐く。

 

 瞬間、赤と白を基調とした時の電車デンライナーが時空から現れ、扉が開くと4人の愉快な仲間達がこちらへと駆け寄ってくる。

 

 「久しぶりだな!元気してたか?無名。」

 

 「…モモタロス、久しぶりだな。」

 

 「おうよ、なんせ数年ぶりとかだからな。お前の運命の生でこっちはいつ力がお前に渡るから分かんねぇからな、退屈だぜ!」

 

 「ま、君の体を使っての僕の希薄な作戦が出来ないのは流石の君に同情するよ、無名。もう一度、僕に釣られてみない?」

 

 「…まぁ、おいおい考えるとして。自分達から来るなんて何かあったの?」

 

 「…いや〜な、俺は知らんのだが。どうもこのデンライナーと連結したいって言い出す別の車両が現れてな。何でもお前の事を知ってると見たもんだなから。」

 

 「あ〜あ。そうゆう事ね、確かに俺が適任だな。」

 

 「わ〜い!無名とまた電車に乗れるぞ!」

 

 「お、ちょちょ!引っ張るな〜。」

 

 時の電車デンライナー、家族がいない俺にとっては唯一の帰る場所であり、この4人の仲間達モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスは俺の家族同様に大切な存在である。

 

 それと同時に俺に無名と名前を与えてくれたのは、この電車の車掌であり車掌さんには頭が上がらない為、基本的には自分の自由で動いているが、デンライナーの運行を妨げる障害を排除したりと、デンライナーの事を考えながら旅をしている。

 

 「とりあえず、お前の女癖には呆れるって所だな。」

 

 「………へ?」

 

 「まぁ、行ってみれば分かるから。僕達は外で待機するから。」

 

 「あぁ?っておい!」

 

 4人に背を押され、車両の扉の奥へと入ると通常車両の為4人の人達が席へと座っているが、4人の姿に身に覚えがある。

 

 1人は妖艶な風貌を纏った紫に近い髪を靡かず女性、カフカと長い銀髪に露出が激しい服装と頭の上にゴーグルを被った少女、銀狼と白髪の髪に発達した胸と男の理想を詰め込んだ様な美人はホタルと言い、最後に俺の後ろへと息をする間も無く現れた、俺の身長よりも頭一つの高い無口なイケメン、刃がいた。

 

 「………何でいるの?」

 

 「久しぶりね無名。元気にしてたかしら?」

 

 「いや、まぁ元気だったけど。…てか、カフカと刃は百歩譲って分かるとして、何で銀狼とホタルが居るんだ?」

 

 「…まぁ、私も暇になったし。最近あなたがゲームをしてくれないせいで凄く退屈。」

 

 「わ、私はあなたに会いたくてここに来たんだ。…お土産はどうだった?」

 

 「別にゲームは暇な時やるから。…ホタルはありがとう。みんな喜んでたよ。」

 

 「…っ!?ど、どういたしまして。」

 

 「まぁ、立ち話もあれでしょう?一度座ったらどうかしら。」

 

 カフカに諭され、俺は椅子へと座ると膝の上に銀狼が座り気怠そうにゲームを始め、ホタルが右隣へと座り肩を密着させると今度は刃が凄まじい速度で背後へと移動しており、俺は星核ハンター3人に囲まれる様な形になり肩身が狭い。

 

 その光景をカフカは面白い物を見る様な目で見つめ、携帯を取り出すと俺の光景を写真へと収めると満面の笑みで俺を見つめる。

 

 「……何でそんなにニコニコなんですかね?」

 

 「いえ、少しこの目にあなた達という尊さを収めてるだけよ。」

 

 「どうゆう事ですかね?」

 

 「そういえば、無名?気になったんだけど、その首の絆創膏は何かな?」

 

 「え?あぁ、ちょっとへましちゃって。」

 

 「……まぁ、あなたの事だし多分どっかのメスの牽制でしょ?」

 

 「…無名って、どうして隔てなく綺麗な人を捕まえるの?私じゃ満足出来ないの?どうして、私の物って自覚が無いの?」

 

 「いやいや、俺はみんなの物でも無いし。そもそも、みんなが俺を必要するなら喜んでみんなの為に動くよ。」

 

 「…ね、言ったでしょ。この鈍感野郎には何言ったって効果無しなんだら、というかあなた。私のメール無視してたでしょ?」

 

 「いや、無視というか、何というか。」

 

 「理解できない、私の時間よりも他の人の時間を優先するの?」

 

 「…………いえ、すみません。見るのを忘れていました。」

 

 綺麗に謝ると、銀狼とホタルが瞳の宝石の様な輝きをドス黒い感情の渦に染め上げ、俺を見つめると全身から嫌な汗を吹き出すと同時に、前のルアンとヘルタの記憶を思い出し、本能が逃げろと判断する。

 

 だが、やはりと言った所か凄まじい力で両腕が拘束され、ホタルと銀狼の顔が俺の顔へと近づき終わりを悟るが、瞬間俺は刃へと横抱きにされた状態となっており、刃は俺をゆっくりと下ろす。

 

 「あ、ありがとう?」

 

 「…………。」

 

 「どうゆうつもり、刃?」

 

 「…俺はただの気まぐれだが、無名の役に立つと無名の刃となる事を誓った。無名は盃を交わした友なのだからな。」

 

 「刃さん。私はあなたの事を仲間と思っています。…なので大人しく無名を渡して下さい。あなたとは戦いたく無いので。」

 

 銀狼はガントレットの様な銃を装備し、ホタルはサムスーツの変身具を取り出し構えると、2人の背後から星神の様な凄まじいオーラが湧き上がり刃は後ろへと手を組むと俺だけに分かる様に指で指示を出す。

 

 刃の意図を理解した俺は、懐からベルトを作り出すと、謎のカプセルを取り出すとカプセルを回し自身の筋肉組織を強化させ、足に力を込めると一気に解き放ちデンライナーの車両の窓を破り逃走する。

 

 デンライナーから凄まじい轟音と金属が擦れる音が聞こえ、足を止めたら死ぬと理解した俺は全力で逃走を図り、デンライナーが見えなくなるとその場で足を止めカプセルをポケットに入れると、近場のベンチへと腰を掛け、一息つく。

 

 「な、何とか逃げ切れたか………?」

 

 逃げ切れた事に安堵し、ベンチへとへたり込むと瞬間ポケットにあった携帯電話が振動し携帯を取り出すと、星穹列車のナナシビト丹恒から連絡を貰いメッセージを開く。

 

 メッセージの内容は新たな星へと開拓の旅をする為、力を貸して欲しいとの事、正直やる事も無くただ世界を放浪している身にとっては冒険は心が躍る為、丹恒に了解のメールを行うとオーロラカーテンを作り出し星穹列車へと向かった。

 

 

 





 とりあえずは纏められたかと思いますけど、書いててテンポ早いかと、ちょっとヤンデレ足りて無いかなと思う所ですが、オンパロスを書き終えたら番外エピソードもやりたいので、しばらくお待ちください。

 ほならば
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